やあやあ、さむらいである。
先日、“ミシュランガイド東京2021”が販売され、今年も多くの店がミシュランに選出された。
早速であるが、未訪問であった店や記事にしていなかったお店に訪問している。
と言う訳で今回ご紹介するのは、『らぁめん小池』のセカンドブランドである『中華蕎麦にし乃』に続き、サードブランドである
『キング製麺』
まで“ミシュランガイド東京2021”でミシュランビブグルマンに選出されたとあって、早速訪問して来たのである。
と言う訳で、本日も
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
今回、新たにミシュランガイド東京2021が発表されたので、近日中に全20店舗を制覇させて頂く。
もちろん、“さむらい流ミシュラン道”では過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問していき、取り上げていくのである。
本日はミシュランガイド東京2021で初めてミシュランビブグルマンに選出された
『キング製麺』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は師走も半ば頃。
ミシュランガイド東京2021が発表され、記事にしようと早速、訪れたのは先程も軽くご案内したが、『らーめん小池』のサードブランドである
『キング製麺』
であった。
今回のお話はただ、ミシュランビブグルマンに選ばれて凄いと言う話では終わらない。
凄いのは、『らぁめん小池』が2016年にミシュランビブグルマンに初選出されると、6年連続で掲載されていて、セカンドブランドである『中華蕎麦にし乃』も2019年に初選出されると、3年連続で掲載されている。
『らぁめん小池』に訪問した記事はこちら
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2019年に京浜東北線の王子駅にサードブランドとなる『キング製麺』をオープンさせたのだが、流石に3店舗ともミシュランビブグルマンに選出される事はないだろうと踏んでいた。
まさかとは思っていたのだが、そのまさかが起こったのであるから驚いたのであった。
キング製麺
こちらのお店であるが、過去に一度、訪問した事があった。
流石に『らぁめん小池』のサードブランドと言う事で記事に出来る位のリサーチをしていたのだが、それも3月の話で半年以上前。
値上がりしているかも知れないし、味も変わっているかも知れないので改めて行ってきたのが先日の話であった。
こちらのお店はJR京浜東北線の王子駅を最寄りとしていて、徒歩7分程なのだが、我輩は少し遠回りをしてしまったのでちゃんと、ご案内しておく。
改札口はまず北口から降りて頂き、改札を出たら左手へ、駅を出ると目の前に橋があるのだが、そのまま真っ直ぐに川沿いを進む。
先に進むと旧岩槻街道へ上がる陸橋が有るので階段を上がり、北区役所の第二庁舎側へ渡って右手へ進むと左手に見えてくる。
我輩は中央口で降りてしまったのだが、旧岩槻街道の方に渡りたいのに交差点がなく、大きく遠回りを強いられたのでご注意下され。
特に昼営業が15:00までだと言うのに時刻が迫っていたので焦ったのである。
14:50に店に到着するとおかもちに営業中と出ていたので一安心。
中閉めギリギリと言う事もあってか、待ち客はなく店内も二組のみ。
店内に入ると右側に高額紙幣対応の券売機があり、先に食券を購入する。
ラーメンは白だしラーメン(850円)と山椒ラーメン(850円)、台湾坦々まぜそば(900円)があり、つけ麺も通常のつけ麺とつけ台湾がある模様。
『らぁめん小池』や『中華蕎麦にし乃』でも初めてのお客様は白だしラーメンをお薦めしているので、全部入りワンタン麺白だし(1240円)を購入。
他の店舗では必ず頼んでいた替玉がこちらのお店にはないので、マヨチャーシューご飯(250円)を購入し、忘れてはならないビール(500円)も購入する。
食券を渡す際に麺量を聞かれるのだが、普通盛、中盛が同額と言うので中盛でお願いする。
これは他の系列店ではないサービスで嬉しい限り。
『キング製麺』では自家製麺に挑戦していて、だからこそ出来るサービスなのだろう。
先に、お待たせしましたと
『サッポロ黒ラベル中瓶』
が配膳される。
『中華蕎麦にし乃』ではビールはスーパードライだったので店に寄って銘柄は変わるようである。
ビールのアテにしてくれと言う事なのか、早めに
『マヨチャーシューご飯』
が運ばれたので軽くつまみながらビールを飲み進め、ラーメンを待つ。
ご飯物を頼むのは初であったが、マヨラーなら間違いない味わいw
そして、待ってましたと
『全部入りワンタン麺中盛』
が着丼する。
大振りな肉ワンタンと海老ワンタンが2個づつ入り、青菜となると、そして中央にチャーシューが鎮座し、味玉は半分にカットされた状態での提供であった。
白だしと言うだけあって醤油色はしておらず、塩のような色合い。
スープを一口頂くと、魚介の味わいが口に広がり、後味にはほのかな甘味を感じる。
さすがは、『らぁめん小池』の遺伝子を受け継ぐ店と言う感じで、言葉で上手く言えないのだが、似てはいるが、似て非なるもののような差別化を感じるのであった。
聞くと『中華蕎麦にし乃』では動物系も混ざっているが、こちらの『キング製麺』では動物系は一切、使っておらず魚介系のみでスープを炊いているとの事。
続いて
『麺上げ』
を行うと、明らかに他の店舗とは異なる平打ち麺が顔出す。
他の店舗は細麺であるのに対し、『キング製麺』は自家製の平打ちのピロピロ麺を提供しているのだ。
なる程、この麺だと替玉には適していないと言える。
替玉と言えば、低加水のパツパツした細麺の方が断然合う。
メインとも言える
『海老ワンタン』
も大振りな海老が一尾入っていて美味しく、対する
『肉ワンタン』
もたっぷりな肉餡が入っていてそれぞれが美味であった。
提供された時は赤みを帯びていたチャーシューもスープで火入れされてしまい、少々縮こまってしまっていたので、先に食べた方が良いかも?
この辺のチャーシューも店舗それぞれで異なっていて面白い。
味玉は割れて入れられているのでスープに溶け込まぬよう、先に片付けたのだが、ここは賛否が分かれる所か。
バランス良く具材を食べ進め、最後まで美味しく頂けたのであった。
総括
いやはや、ごちそうさまであった。
『キング製麺』がミシュランビブグルマンに選ばれたのは、お店それぞれで三種三様のオリジナリティが有ったからなのだろう。
食後に店主に
『にし乃とどちらがお好みですか?』
と尋ねられたので我輩は遠慮なく、『中華蕎麦にし乃』とお答えした。
その理由は替玉にある。
『らぁめん小池』もそうであるが、これらの店舗で提供する替玉には味が付いており、スープに投じなくても美味しいのでそのまま食べられる逸品なのである。
それが決定打であったと伝えると、店主も『僕も替玉好きなんですよ~』と言うではないか。
ただ、麺の仕様上ここの麺は替玉には合わないので、と言っていた。
それならば、替玉用の細麺を開発すれば良いだけではなかろうか?
替玉が同じ麺でなければいけないと言うルールはなく、逆に替玉は麺を変えているお店の方が多いように思う。
更なる高みを目指して替玉を開発して欲しいと願うばかりである。
ともあれ、ミシュランビブグルマン、初選出おめでとう!
本日はこれにて御免!
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