やあやあ、さむらいである。
前回は国内最高権威と称される“TRYラーメン大賞2021”の新人大賞を受賞した『らぁ麺や 嶋』をご紹介させて頂いた。
『らぁ麺や 嶋』をご紹介した記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 先日ご紹介したが、国内最高権威と称される"TRYラーメン大賞2021"が販売された。 数ある名店の中で、各部門に分けて順位付けされ、名店の中で総合点が高い店が大賞となり、昨年開店した店のみを対象とした新人大賞[…]
実はこの“TRYラーメン大賞2021”の新人賞の味噌部門で1位を獲得したお店が今回ご紹介する
『三ん寅』
である。
と言う訳で、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店させた店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2019年の10月に開店された
『三ん寅』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は雪見月も初めの頃。
先月末にGOTOトラベルを利用し、北海道へ旅行したのだが、せっかく北海道に来たのだから50年以上の歴史を持つ、老舗である『すみれ中の島本店』でセブンイレブン以外で初めて『すみれ』の味噌らーめんを頂いた。
日が悪かっただけかも知れぬが正直に言って、我輩の期待を大きく裏切られる結果となった。
その時の『すみれ中の島本店』へ訪問した時の記事はこちら
やあやあ、さむらいである。 我輩のブログではただ、美味しいらぁ麺を紹介する事はせずに、テーマを決めて紹介している。 例えば、ミシュランガイドに掲載された店を取り上げる"さむらい流ミシュラン道"であったり、横浜家系らぁ麺の店を訪問する"さ[…]
美味しくなかった訳ではないが、これが本当に50年受け継がれ、愛された味なのか?と感じてしまったのだから仕方ない。
『すみれ』を愛される方には申し訳ないが、我輩が一番、納得出来なかったのである。
そこで、『すみれ』で修業を重ね、統轄店長まで務めた菅原氏が独立されたと言うお店でリベンジを敢行する事にしたのであった。
『三ん寅』
なのである。
果たして、『すみれ中の島本店』の名誉挽回となるのか?
三ん寅
こちらの『三ん寅』であるが、有楽町線の江戸川橋駅を最寄りとし、1b出口から徒歩2分程の所にある。
実はこの日は『らぁ麺や 嶋』に訪れた日で、リアル門下生(読者様)であり、らぁ麺仲間であるかば(仮字名)と次なる店を探していた。
色々と候補が上がる中、飯田橋で途中下車をし、向かったのが『三ん寅』であった。
そこそこ、距離で20~30分歩いたと思うが、早く腹を空かせる事に集中していた。
悩みながらも『三ん寅』なら夜の部が17:30から開くので丁度良いのではないかと提案すると、快く快諾してくれた。
店に着いたのは17:15頃であったのだが、祝日と言う事も有り、既に5名程が開店を待っていた。
17:30になると、看板の電気が灯され、暖簾を掲げる。
食券制なので、順番に案内されるのを待つ。
券売機に立つとメニューは味噌らーめん、醤油らーめん、塩らーめんの3枚看板で左上にはもちろん、味噌らーめんが鎮座していた。
もちろん、我輩は味噌らーめん(850円)を購入、そして煮玉子(150円)ともやし炒め(50円)をトッピングし、ビール(500円)とごはん小(100円)を購入する。
2名掛けのテーブル席に案内されると早速
『赤星中瓶』
が嬉しい、おつまみ付で運ばれる。
ちなみに、赤星と言うのはサッポロラガービールの通称である。
さすが、『すみれ』ご出身と言う事でサッポロビールと思ったが、赤星を選ぶ辺りは拘りを感じる。
ビールは小瓶(400円)も有ったのだが、先客5名と言う事で2ロット目だと判断し、中瓶にしたのである。
ビールを飲みながら店内に目を配ると、3席・4席のカウンターに2名掛けのテーブル席が2つに4名掛けのテーブル席があり、全部で15席程。
我輩のテーブル席からでは厨房の様子を見る事が出来なかったが、中華鍋を振る良い音が店内に響き渡っていた。
先に
『ごはん小』
が運ばれたのだが、盛り方は丁度良いサイズで綺麗に盛られたごはんは光っていたw
予想通りの2ロット目となり、ビールを飲み終える頃に
『味噌らーめん』
が配膳される。
スープの表面にはラードが覆い、見た目は『すみれ』に似ているが、『すみれ』はスープとラードが分離していたのに対し、こちらの『三ん寅』のスープには一体感があり、これは適度に乳化されていると言う事なのだろうか。
トッピングの煮玉子によく炒められたもやしが真ん中に鎮座し、奥にはメンマ、手前にチャーシューが配置され、チャーシューの上には生姜が載っていて、ネギがこれでもかと散りばめられていた。
味噌のコクと中華鍋で炒められたもやしの良い香りが漂う。
この時点で我輩の中では既に『すみれ中の島本店』を超えていたw
熱いのは知っているので火傷せぬように、ふうふうしてからスープを一口頂いたのだが、まず味噌の美味いが先に来て、後から動物系が合わさり、生姜や香味野菜の旨味が押し寄せる。
表面を覆っているラードが熱々でスープが冷めないと言った特徴は同じなのだが、単純にこちらの『三ん寅』の方が美味しい。
正確に言うと、『すみれ中の島本店』で頂いた味噌らーめんよりも『三ん寅』の味噌らーめんの方が我輩の口に合っていると言う事。
次に
『麺上げ』
を行うと、これぞ北海道と言った黄色い中太麺が顔を出す。
麺をすすると、縮れが良い感じにスープも持ち上げ、美味しい。
こちらの麺は札幌から空輸しているらしい。
『すみれ中の島本店』ではパサパサのチャーシューが出て来てガッカリしたのだが、こちらの
『肩ロースチャーシュー』
は柔らかく、味も良く染みていて美味い。
しかも、丼の奥にはブロックに切られたチャーシューが散りばめられていた。
シャキシャキ感を残しつつ、炒められたもやしも絶品で味噌に合っていたので、50円なら絶対に頼んだ方が良いトッピングである。
残ったごはんにスープを掛けたりと楽しみながら、最後は完飲完食であった。
総括
いやはや、美味しかった。
基本的に味噌らーめんと言うのは味噌が美味しいので、美味しくて当たり前と言う考えが我輩にはある。
担々麺も同じ事が言えるのであるが、だからこそ、頭一つ抜きん出ていないと認められないと言う思いがある。
そう言った点では『すみれ中の島本店』では裏切られた気でいたが、『三ん寅』で味噌らーめんを食べて、納得したのであった。
とは言え、今後も『すみれ』で食べるなら『三ん寅』を食べろと、薦める事になるだろう。
本日はこれにて御免!
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