やあやあ、さむらいである。
先日からお伝えしている左手薬指を突き指した話であるが、マレットフィンガーと診断され、6週間の固定ギブスをしなくてはならなくなった。
固定用の医療用装具を購入し、8000円掛かってその足で区役所に医療費の申請をしに行った、と言う所までお話した。
この翌日に、前回の記事である『桜上水 船越』の老鶏そばを食べに行ったのである。
『桜上水 船越』の記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 我輩が、突き指した後の続報である! 左手薬指を突き指し、第一関節だけ曲がった状態から戻らなくなってしまい、整形外科に行ったのが前回までの話。 診断結果は、骨折ではなく腱の断裂によるマレットフィンガーと言う症[…]
1ヶ月程の期間限定麺である為、すぐに記事にしたので参考にして欲しい。
そして、『桜上水 船越』の帰り道に気が付いたらその医療用装具が抜け落ちて、手にハマっていないのである!
落としたと気付いたのは桜上水駅へ向かう帰り道。
ラーメンを食べる時、写真を撮った瞬間までは付けていたので、食べ終わってからその道中で落とした可能性が高い。
足元を入念に見ながら引き返したのであるが、『桜上水 船越』まで戻っても落ちておらず、忙しい所を申し訳ないが、落ちていないか店内を探させて貰うも見つからず。
結局、『桜上水 船越』からその気付いた場所まで3往復位して探したのであるが、見つからなかった。
諦めて帰路についたが、指は固定しなければならないので、100均で何とか代用出来そうな物で即席で作って、事なきを得たのであった。
流石に即席の物では見栄えは良くないのでAmazonでマレットフィンガー用の固定具を購入し、今はそれを装着しているのであるが、こちらは抜けないし、400円程であったw
これでくっつくのかは分からぬが、1週間後に経過を診断しに行く予定である。
たかが突き指であるが、タイピングだけでなく、お風呂や料理、皿洗いなど、水回り系でも私生活に支障が出るので、皆様方におかれましても、十分お気をつけ下され。
さて、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2025年の7月に開店された
『御山拉麺』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は色取月も初めの頃。
この日は新宿に用事があったので、何処のお店へ行こうかと悩んでいた矢先、ラーメン仲間との話題で
『御山拉麺』
が上がったので、丁度良いと思い、その足で向かう事に。
こちらの『御山拉麺』は、ミシュランの星付きシェフ監修のお店と言う事であったが、それ以上の情報がなかった。
果たして、ミシュランシェフが『言葉ではなく、味で語る』と言う一杯とは!?
御山拉麺

まずはお店の場所であるが、新宿三丁目駅を最寄りとし、C5出口を出て目の前の『焼肉長春館』の角を右へ入ると、すぐ右手側にお店がある。
外観は上記写真のようになっているが、店舗の入り口はビル内にあるので、そのまま奥へ。
お店に着いたのが平日の13:45着と言う、昼時ながら待ちはなく、店内も6人程。
この時は昼のみの営業で100杯売ったら売り切れとなるような案内であったので、このペースで100杯売れるのか?と思った。
昼のみの3時間営業なら1時間に33杯以上売れなければ100杯には届かないので、フル回転で売らなければ売り切るのは難しい。
となれば、新宿のこの立地で、昼のみの営業でどうやって高額な家賃を払っていけると言うのか?
物凄く気になる所であったが、まだオープンして間もないので、認知されてないだけかも知れん、そんな事を思いながら席へ着く。
座るとメニューと伝票があり、自身で紙伝票にオーダーを書き込むアナログなスタイルで、後会計となり、キャッシュレスにも対応。
スマホで読み取って、ネットでオーダーするお店が出て来ている中で、わざわざ客人に書かせる理由ってなんだろう?w
結局は店員さんが伝票を受け取りに来るので、オーダーミスがあった場合に、責任を追及されない為なのか?
『一蘭』のように好みを記入するようなものも一切ないので、ただただ記入させるだけのもの。
とは言え、オーダーしたいものにチェックマークを入れるだけなので、簡単ではある。
現在は限定麺なども提供しているようだが、この時のメニューは御山ラーメンMIYAMA(1200円)、チャーシュー麺ZEN(1550円)、全部乗せラーメンMICHIRU(1680円)の3種類のみ。
メニューには大きく、『言葉はありません。味で語ります。』と書いてあり、『スープ・具材などのご説明は致しかねます。』とある。
ただ、商品の一つ一つにはキャッチコピーのような言葉が添えてあり、例えば御山ラーメンMIYAMAであれば、『ただ、一杯の沈黙。』であったり、チャーシュー麺ZENであれば、『静けさの中に、力あり。』であったり、全部乗せラーメンMICHIRUであれば、『すべてを受け入れし者の一杯。』とあるではないか!
英語表記の名前はインバウンドに向けてなのかもだが、これで海外の客に伝わるのか?と言う疑問も。
サイドメニューに白米はないが、特製かしわおにぎり(180円)があったが、これには英語表記はないし。
ってか、言葉で語らないって書きながら、めちゃめちゃ言葉で語ってるではないか!とツッコみたくなるw
一先ず、味で語って貰おうと、我輩は全部乗せラーメンMICHIRUと瓶ビール(650円)にチェックを入れ、店員さんに渡す。
先に運ばれたのは

『スーパードライ小瓶』
となり、650円と小瓶にしては高めの値段設定におつまみを期待したが、ここは付かず。
調理を楽しもうと思ったら、撮影を済ませてビールを一口飲んだところで

『全部のせラーメンMICHIRU』
が運ばれる。
『途中で辛味ペーストを溶かして味変をお楽しみ下さい』と言われたのであるが、既に溶け出しているではないかw
見た目で、まず丼がかなり小さくて、かき氷のお皿位な印象であった。
辛味の他にチャーシュー数枚、ネギ、味玉と言ったトッピング。
スープの辛味に犯されていない所をすくって飲むと、鶏を主体としたベースで、かなり甘さが全面に出たカエシが合わさり、関西の方のラーメンっぽいなと言う印象。
続いて

『麺上げ』
を行うと、ストレートの加水率低めの極細麺が顔を出す。
お次は

『チャーシュー』
で、薄切りではあるが、大判に切られていて、食べ応えはあるも味は全然入っていない。
素材の味を楽しめって事なのだろうか?と、味玉に手を出すも、こちらも味付けがされているのか?と思ったら、メニューには煮玉子としか書いていないではないか。
勝手に味玉と我輩が思い込んでいただけであった。
驚いたのは、チャーシューを食べ進めて行くと、下に海苔が隠れていて、スープにしっかりと溶け込んだ状態であったので、きっと計算された味変アイテムなのだろう。
確かに磯の香りがスープに合わさって、違った印象を受ける。
正直、辛いものが苦手な我輩としては、辛味は邪魔だったから別皿とかの方が良いのでは?と思ったのだが、最近の投稿を見ると、ちゃんと別皿で提供されているようである。
と、ここで締めようかと言うタイミングであり、あとは会計を済ませて帰るだけなのであるが、外はまさかの大雨が降り出したではないか!
確かに入店する前に遠くで雷の鳴る音は聞こえていたが、バケツをひっくり返したような土砂降りで、これが線状降水帯ってやつか?
時刻はまだ14:00を回ったところで、我輩の後にお客は入っておらず、閉店の時間まで1時間はある。
『ビールを追加するので、もうしばらく雨をやり過ごすまで居ても良いでしょうか?』と尋ねると、快く承諾して頂けた。
調理を任されている方と『とんでもない雨ですね』と会話を始める。
折角なので、何処まで聞けるか分からないが、断られるのを覚悟で色々聞いてみようと試みる。
まずミシュラン星シェフとあるが、何処のどなたなのか尋ねると、西村貴仁氏だと言う。
調べてみると、西村貴仁氏は福岡を拠点として活動されており、2019年のミシュランガイド福岡・佐賀・長崎特別版のフュージョン部門で一つ星を獲得されたそうな。
あまり聞きなれない部門であるが、日本人シェフで唯一獲得されたそうである。
『スープは鶏主体ですよね?』と尋ねると、鶏ベースでと数種類の具材から取っているとの事。
お答えしかねますとあったのに答えてくれたw
『隠れていた海苔が溶け出すのは計算ですか?』と聞いてみたら、そのようである。
ついでに聞いてしまえと、この新宿のど真ん中で、家賃も高いだろうに昼営業のみで成り立つのか尋ねてみたら、夜は会員制のおばんざい屋をやっているそうなので、それで賄えているとの事であった。
総括
いやはや、突然のゲリラ豪雨のお陰で、普段は言葉では語らないはずの事が、色々と聞く事が出来たのであったw
傘を持っていなかったのであるが、30分程で『宜しければお使い下さい』と、ご親切にもビニール傘を頂けたので、この辺でおいとまする事に。
店主さんが“ありがとうございます”を『あついおまーす!』と言っていたのは、方言だったのか気になったが、聞けなかったのが心残り。
最近は夜営業を始めたみたいだし、言葉ではなく、味の語りを感じたい人は是非とも行ってみて下され!
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
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