やあやあ、さむらいである。
我輩が年間2番目に利用させて頂いている『麺処 ほん田』が、水曜日特別営業として、限定麺を提供していた時の話である。
現在、秋葉原本店では水曜日は基本的に定休日としてお休みしているが、東十条店では水曜日特別営業として、限定麺を提供されるようになったので、ちょこちょこ食べに伺っている。
そして、まだ秋葉原店で限定麺を提供されていた時に、“クラシックなつけ麺の最上級”と言うコンセプトの限定麺を頂いたのである。
その時感じたのが、あまりこのジャンルを食べて来ていなかった事に気付き、何がクラッシックで、どの辺が最上級なのかがわからなかった。
らぁ麺好きとしてブログを綴っている身として、このままで良いはずがない。
そう思い立ち、この夏は“クラシックなつけ麺”と思われる、様々なお店を訪問したのであった。
本日はそんな中の一つである“つけ麺の元祖”とも言えるお店を紹介したいと思う。
と言う訳で、本日は
『さむらい流老舗道』
をお届けしよう!
さむらい流老舗道とは?
創業してから30年以上、暖簾を守っているお店を老舗店舗と定義させて頂く。
そして、“さむらい流老舗道”とは、そう言った歴史ある老舗店舗に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は1947年に創業され、75年続いている
『丸長中華そば店』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は葉月も月末の頃。
何故、8月末の内容を今更投稿するのかと言うと、我輩が忘れていたからであるw
一度は臨時休業でフラれ、店主の入院等で長期休業といった感じで中々訪問出来ずにいた中で、先に『つけそば 丸長 目白店』に伺っていた。
『つけそば 丸長 目白店』へ訪問した時の記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 新型コロナウイルスに初めて感染して気付いたのは、国の手厚い補償である。 発熱して陽性であると診断を受ける為には、まず診療して貰わなくては始まらず、ここがかなりの難関ではあったのだが。 保健所や発熱センターの[…]
そこで色々と書き綴った結果、『丸長中華そば店』の記事も書いたつもりになっていたのであった。
内容としては、多少重なる部分もあると思うが、どうかお付き合い下され。
丸長中華そば店
お店の場所であるが、総武線の荻窪駅を最寄りとし、南口を出て線路沿いを真っ直ぐ進むと、右手に見えてくる。
この日は月曜日の12:50頃の到着であったのだが、店には8人の外待ち客がいた。
最後尾に接続し、店内に案内されたのは50分程待った頃であった。
2名掛けの小さいテーブル席へ案内され、知らない方との相席となる。
順番に注文を取っており、我輩の番になると、まずはビール大瓶(650円)と餃子ハーフ、焼売ハーフを注文し、麺は竹の子チャーシューつけそば大盛(1250円)をお願いする。
先に運ばれたのは
『キリンラガービール大瓶』
となり、嬉しいメンマのおつまみ付きw
メンマが甘い味付けのお店は多いが、こちらは珍しくも少し酸味が強い味付けとなっていて、ビールに良く合っている。
続いて
『餃子ハーフ』
が運ばれる。
餃子は、通常5個で550円で提供していて、メニューにはないが、ハーフサイズでも注文が出来ると、常連様の投稿で知っていたのでハーフで注文した所、3個で290円の模様。
少し遅れて
『シューマイハーフ』
が運ばれ、こちらは2個300円であった。
一人でどちらも頼むには少し多いので、個人的にはシューマイが好みであったので、今後はビールとシューマイハーフが定番になりそうである。
行列店なのに、そんなビールにおつまみまで頼んで良いの?と思われる方もおられるかも知れないが、こちらのお店は常連さんばかりで、ほとんどの客が朝からでもビールスタートが当たり前となっているw
その為、通常のお店に比べると、回転率は良くない方である。
そして、待ってましたと
『竹の子チャーシューつけそば大盛』
が運ばれた。
着丼したのは並びからおよそ、1時間が経過していた。
つけ汁は小さめの器で、スープから短冊切りされたチャーシューが溢れ出ていて、竹の子は別皿提供であった。
『つけそば 丸長 目白店』では、メニューの大半がつけそばであったが、こちらでは半分がラーメンのメニューとなっていて、人気はどちらも高いようである。
なぜ、こちらの『丸長中華そば店』が“つけ麺の元祖”とされているのかと言うと、『東池袋大勝軒』の創業者であられる山岸氏が、こちらの『丸長中華そば店』のご出身であり、賄いで出されていたつけそばをヒントにもりそばとして売った所、大ヒットとなった話は有名な話である。
ちなみに余談であるが、“つけ麺”と言う名称は、『元祖つけ麺大王』が発祥とされているそうな。
とりあえず、儀式として麺のみで1本頂いた後で
『麺上げ』
を行うと、丸型の中太麺となっていて、チャーシュー盛り盛りの合間をぬってつけ汁をつけて啜ると、ツルっとした食感で啜り心地の良い麺で、酸味、甘味強めのスープを持ち上げて、口に美味しさが広がる。
麺はお店の自家製麺となっているそうな。
こちらの
『チャーシュー』
は啜り易いよう短冊切りされたもので、パサっとした食感ながらもつけそばとの相性も良い。
刻み海苔が掛かった部分では、僅かな磯の香りが加わる事で味変の役割を果たし、飽きが来ない。
最後はスープ割を頂くのであるが、ここでハウスルールが発動。
下記の空丼の画像のように、受け皿として麺のお皿の上につけ汁を置き、店主がいる端まで割スープを頂きに行くと言うもの。
そうすると、店主が作業の合間に、割スープを注いでくれるのである。
少し濃いめに感じるつけ汁も、何処か懐かしく感じながら完飲完食するのであった。
総括
いやはや、美味しかった。
正直に言って、我輩の語彙力では何が美味しかったのか、説明が出来ないw
しかし、麺を啜り上げる度に、何が美味しいのか意味不明ながら自ずと笑みが溢れてしまう、不思議な感覚であった。
それの原因の一つに旨味調味料によるものが有るのかも知れないが、我輩は別に旨味調味料否定派ではない。
もちろん、否定派が作る原価が上がろうとも食材を多用する事で旨味を重ねているらぁ麺も好きである。
結論、昔から作られてきた“クラシックなつけ麺”の良さも感じる事が出来た最高の逸杯であったと言う事。
スープ割を貰う際に気になったのが、店主が壁にもたれ掛かりながらスープを注いでくれた事。
店主はかなりのご高齢で、入退院を繰り返しながらも営業を続けているような現状である。
元気である内は是非とも営業を続けて欲しいが、いつ店を止めると言われるかわからないので、是非とも“つけ麺の元祖”と呼ばれる“クラシックなつけ麺”を堪能して頂きたい。
我輩も近い内にワンタン麺を頂く為に、再訪したいと思っている。
本日はこれにて御免!
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