さむらい流スロプロ道のさむらいがらぁ麺を語るブログ

【つけそば 丸長 目白店】つけそばの老舗で東京のクラシカルなつけそばを勉強させて頂く!

やあやあ、さむらいである。

新型コロナウイルスに初めて感染して気付いたのは、国の手厚い補償である。

発熱して陽性であると診断を受ける為には、まず診療して貰わなくては始まらず、ここがかなりの難関ではあったのだが。

保健所や発熱センターの方、発熱外来を受けて下さっている診療所、食材を配給して下さった方を始め、色々な方にお世話になった。

お陰様で体調は良くなり、もうすぐ10日間の拘束期間も明ける事に。

これまでに掛かった費用は診療所へ支払った初診料や処方箋の代金のみでほとんど負担していない。

改めて日本と言う国が、どれだけ恵まれていて優れている国なのかを実感する事が出来たのであった。

療養に際し、お世話になった方々や、ご心配をして下さった皆様に改めてお礼申し上げる。

さて、本日は

『さむらい流老舗道』

をお届けしよう!

さむらい流老舗道とは?

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創業してから30年以上、暖簾を守っているお店を老舗店舗と定義させて頂く。

そして、“さむらい流老舗道”とは、そう言った歴史ある老舗店舗に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。

本日は1954年に創業され、68年続いている

『つけそば 丸長 目白店』

に訪問した時のお話である!

訪問日

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時は田草月も半ばの頃。

我輩が“クラシックなつけ麺”に目覚めたのは、『麺処 ほん田』の水曜日特別限定で食したクラシックなつけ麺の最上級を食べたのが、きっかけであった。

味は美味しい。

しかし、それを食べた時に何がクラシックで、何が最上級なのか理解出来なかったのである。

ここで我輩は、このジャンルに大した知識も経験もない事に気が付いたのであった。

我輩が初めて食したつけ麺は、『中野大勝軒』で食べたもりそばであった。

つけ麺の発祥と言えば、山岸氏が創業された『東池袋大勝軒』であるが、我輩は未食であった。

『中野大勝軒』で食べたつもりになって伺った事はなかったのであるが、立ち退きにより閉店すると言う話を聞いて、一度は食べておこうと目指した事があった。

しかし、当時はインターネットもまだ普及していない時代であったので、行った事がないお店へ行くのは方向音痴の我輩には至難の業であった。

人に聞いて回れば良かったのであるが、当時の我輩は諦めてしまったのである。

今となっては何故、張ってでも行かなかったんだと責めたい思いである。

そんな山岸氏が修行していたのが、荻窪の『丸長中華そば店』であり、そこの賄いとして食べていたのがつけ麺で、そこから着想を受けてもりそばを看板メニューにしたそうな。

では、“クラシックなつけ麺”を感じる為には『丸長中華そば店』に行かなくてはと思いたったのであるが、この時諸事情により、休業中となっていたのである。

となれば、丸長のれん会に属し、歴史の長い

『つけそば 丸長 目白店』

に行ってみようと、相成ったのである。

果たして、“クラシックなつけ麺”とは如何に?

つけそば 丸長 目白店

つけそば丸長目白店外観

高校時代に山手線沿線の学校に通っており、通り道であったにも関わらず、目白駅に降り立ったのは初めてであった。

目白駅を出て目の前の目白通りを渡って左へ進み、真っ直ぐ進むと5分程で右手側にお店が見えてくる。

現在の営業時間は平日の11:00~14:00までと営業時間が短いのでご注意を。

この日13:15着で外待ち2人に接続し、およそ5分程で店内へ。

暑かったので、いつも通りビールを頼もうと思っていたのだが、メニューにお酒がないw

メニューにはラーメン(850円)もあったが、やはり店名にある通り、メインはつけそば(900円)のようで、種類も豊富。

やさいつけそば(950円)チャーシューつけそば(1150円)メンマつけそば(1300円)などあったが、一番目を引いたチャーシューやさいつけそば(1200円)大盛(100円)を注文する。

お酒もなければ、ご飯物と言ったサイドメニューもないので潔いw

着丼を待っていると、左程待たされる事なく先につけ汁が到着し、すぐに

つけそば丸長目白店チャーシュー野菜つけそば大盛

『チャーシュー野菜つけそば大盛』

とご対麺となった。

注文されるほとんどがつけそばと言う事もあり、事前にまとめてを茹でているようである。

これにはが伸びてしまうなど、賛否ありそうであるが、が伸びないタイミングで提供出来るなら客を待たせるよりも早く提供出来た方が我輩は良いと思うので、つけそばに特化した行列店だからこそ出来る方法であると我輩は考える。

美味しければ良いのよと、まずは何も付けずにだけを啜ってみる。

我輩はこの“通”な食べ方をつけそばを食べる時は儀式のように行っているが、正直に言って苦手。

の小麦の味が!とか言うけれど、実際に小麦なんてそのまま食べても美味しくないし、そこまでの違いがわからない。

流石に国産のブランド小麦の風味が強いだったり、もち麦のもっちり感などはわかるけれど、つけ汁に漬けて食べた方が美味しいのでw

“通”ぶってだけを啜ってみた感想は丸型の自家製麺で、コシは弱く茹で上げはやや柔めと言った感じ。

続いて

つけそば丸長目白店麺上げ

『つけ汁から麺上げ』

を行い、やっぱこれでしょと一気に啜り上げる、があれ?と言った感じ。

全然味気なく、僅かに酸味を感じる程度で、決してお世辞にも美味しいとは言えない。

嘘だろ?と思い、天地返しをするが如くスープを底から混ぜ合わせてもう一度食べてみると、今度はガツンと味わう事が出来たw

どうやら、提供時はちゃんと混ざっていないらしく、かき混ぜる所から始めるのが常識のようで、常連客は皆そうしていたw

魚介主体のスープに酸味と少しの辛味が合わさったつけ汁は、これぞ東京のクラシカルなつけそばと言えるのではなかろうか?

次に具材である

つけそば丸長目白店具材

『チャーシューやさい』

であるが、チャーシューは細かく切った後も煮詰められたようなビジュアルで、やさいと合わさって一口毎にどちらも楽しめる感じでたっぷり入っていた。

途中で飽きが来るので、胡椒を掛けたり、酢を投じてみたが、もう少し味変アイテムがあっても良いかな?と思いつつ、スープ割をして頂くと、結局は完飲完食しているのであった。

総括

つけそば丸長目白店空丼

普通に美味しくてまた食べたくなるのが不思議である。

滅茶苦茶美味かったか?と言うとそうとは言えないが、何処か懐かしい雰囲気で、これこれと言いながら完食してしまうのだ。

そんな感想を持ちながら、改めて前日に食した『麺処 ほん田』クラシックなつけ麺の最上級を思い出していた。

前日食べた時に感じたどの辺が最上級なんだろう?と言う疑問の答えの一つが見つかった。

分厚い出汁を感じるつけ汁である。

最初に食べた感想が薄いだったのもあるけれど、かき混ぜた後も前日の分厚い出汁と比べてしまい、何処か物足りなさを感じていたのも事実。

老舗にはそう言ったものも跳ね返す昔ながらの良さもあるので、どちらが良いと言う訳ではなく、どちらにも良さが出ていたなと気付ける学びの一杯であった。

執筆している現在は、既に荻窪の『丸長中華そば店』も営業再開されているようなので、近日中にも訪問するつもりであるw

本日はこれにて御免!

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