やあやあ、さむらいである。
ご心配をお掛けしているが、現在は熱も下がったので拘束が明けるのを待っている段階である。
一人暮らしと言う事で自宅療養を選択したが、ホテル療養している友人のご飯を見ると、中々良い物を食べているではないか。
その友人は2回目の感染で、ホテル療養も2回目となるのだが、前回よりもご飯がグレードアップしているそうな。
我輩は未だに食糧が届かずに、ひもじい思いをしているw
ただ、備蓄していた食材の多くが、賞味期限切れを起こしていたので、それらの処分するのには良い機会であると食べ進めている。
2019年に賞味期限が切れている鰯の缶詰もあったが、問題なく美味しく食べられたのには驚いたw
あまり動かないのでお腹が空かない問題はあるものの、これを機に、食品ロスが無いように備蓄食材を一新したいと思っている。
さて、本日であるが
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2022年の5月に開店された
『煮干ソバと米 今日の1番』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は早苗月も半ばの頃。
5月、6月は新店ラッシュと言わんばかりに、多くの新店舗が出店し、行きたいお店が沢山あった。
近くのお店の方が行き易いので、どうしても優先度はご近所に偏ってしまう。
そんな中、スカイツリーの麓とも言える曳舟駅に、気になるお店がオープンした。
そのお店と言うのが、川口にある『ヌードル&スパイスカレー 今日の1番』が手掛けた2号店となる
『煮干ソバと米 今日の1番』
であった。
実は『ヌードル&スパイスカレー 今日の1番』には未訪問であるのだが、“食べログ百名店”にも選出されたお店であったので、宿題店としていたお店であった。
埼玉県と言う事で、県を跨いでしまうので中々訪問出来なかったのだが、向こうから東京に旗艦店をオープンしてくれたのだから有難い。
川口のお店が、“らぁ麺とカレー”に対し、2号店のこちらは“煮干ソバと米”がコンセプトのようである。
曳舟駅は距離的には近いようで、電車で行くと遠回りになる微妙な路線で、東武線の浅草駅か北千住駅へ一旦出て、乗り換えなければならない。
曳舟駅の西口を出て右へ線路沿いを進み、曳舟たから通りを渡って左へ、水戸街道を渡って少し進むと右手側に赤いテントの張ったお店が見えてくる。
時間帯も遅かったので外待ちもなく、そのまま店内へ入るのであった。
煮干ソバと米 今日の1番
ラストオーダーが14:50の所、14:40着とギリギリの到着であった。
時間帯のせいか、まだ認知がされていないせいか、店内には先客が2組のみと、比較的空いている様子。
入り口入ってすぐ目の前に券売機が有り、券売機の上にはホワイトボードに、本日の煮干と、その日の出汁や、週替りソバ、週替りごはんに本日のお供として、トッピングが記されている。
この日の煮干は、岩手片口特上、カマス、九十九里、境港片口、乾物、鶏となっていて、週替りソバは広島カキ濃厚ソバ(1100円)となり、週替りごはんはネギチャーごはん(350円)であった。
デフォルトは煮干ソバ(850円)と、濃厚煮干ソバ(950円)が有り、左上の法則は特製煮干ソバ(1100円)が位置し、濃厚煮干ソバにうしろ髪ひかれる思いであったが、特製煮干ソバをポチリ、ネギチャーごはんと和え玉(250円)を購入し、そして缶ビール(400円)も忘れる事なく購入する。
壁に面したカウンター席へ案内されると、すぐに
『スーパードライ350缶』
がそのまま運ばれる。
何とも味気ない事に、暑い中来たのに冷えたグラスもなく、そのまま缶ビールだけを置かれるとは。
『らーめん三浦家』も缶ビールのままではあるが、コマチャーシューとほうれん草のおつまみが付いて350円なので、満足感が違う。
それが400円でこれでは、墨田区の下町情緒溢れる地域で受け入れられるだろうか?と思ってしまった。
せめて、冷えたグラスか気持ちばかりのおつまみがあったら、地元に愛されるお店へ一歩近づくのに勿体ないなと思いながらビールを進め、着丼を待つ。
すると、ビールが飲み終わる頃に
『特製煮干ソバ』
が着丼する。
それとほぼ同時に
『ネギチャーごはん』
も運ばれた。
セメント色したスープに麺線が整った細麺が沈み、粗みじん切りされた玉葱と青ネギが添えられ、トッピングとなるチャーシューと鴨チャーシュー、鶏チャーシューが2枚づつと味玉が別皿で届く。
まずはセメント色のスープをレンゲで掬い上げると、そこまで濃度は強くなく、あっさり目の仕上がりで一口頂くと煮干の旨味が口いっぱいに広がり、エグ味や苦味など一切感じさせず、むしろ甘味が際立つ美味しいスープであった。
正直、埼玉からの旗艦店と言う事で色眼鏡で見ていた部分もあったが、めちゃくちゃレベルが高くてビックリであった。
このレベルのらぁ麺を並びなく食べられるとなると、相当な穴場である。
続いて
『麺上げ』
を行うと、煮干系お得意のパッツンとした低加水の細麺が顔を出し、茹で上げはやや硬めの仕上がり。
ネギチャーごはんはラーメンショップを彷彿させる味付けで、美味いw
次に
『チルドロース』
と言う低温調理のレアチャーシューを頂いたが、しっとりしていて美味しい。
鶏チャーシューもこちらの
『鴨チャーシュー』
もしっとりしていて美味しいが、それ以上の言葉が見つからぬw
味付けはどちらも淡白で、素材の味を楽しませるタイプであった。
ただ、デフォルトでもこの3種のチャーシューが付き、特製にする事で2枚づつになって、味玉が付くだけなら特製でなくても良いのかな?と思ってしまった。
さて、問題はこちらの
『和え玉』
なのであるが、多くのお店はらぁ麺を食べ進め、“2/3”程食べ進めたら『和え玉お願いします』と頼むパターンであるが、こちらはなんと半分も食べていないタイミングで先に運ばれてきたのである。
我輩の後にお客人は来ていないので、厨房が切迫している訳でもないのにこんなに早く出す必要があるのか?と思いながら麺を食べ、終わった頃に和え玉に目を向けると、麺がカチカチに固まってしまって混ぜる事も難しくなっていた。
仕方なく、スープに投入したのだが、今度は魚粉が多過ぎてスープがダメになってしまった。
麺はちゃんと食べ切ったが、スープは完飲ならずであった。
総括
丼が魚粉まみれで、綺麗ではなかったので写メには収めなかった。
スープの完成度としては大変満足度の高いものであったが、麺が硬めの仕上がりだったせいか、麺がスープを吸ってしまい、スープが少なく感じた。
そして、和え玉の早過ぎる提供。
混雑していてのオペレーション優先と言う状況なら仕方ないと思うが、閉店間際の最後の客をさっさと捌いて掃除を始めたかったのだろうか?
これから地元に愛されるお店を志すならまずは裸の缶ビールと和え玉のタイミングは改善の余地があると思われた。
オープンして間もないせいも大いにあると思うが、味が良いだけに、これからの躍進が楽しみである。
次回は濃厚ソバを頼みたいと思う。
本日はこれにて御免!
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