やあやあ、さむらいである。
先日、国内最高権威と称される『TRYラーメン大賞』の2021年度版が販売された。
数ある名店の中で、各部門に分けて順位付けされ、名店の中で総合点が高い店が大賞となり、昨年開店した店のみを対象とした新人大賞と言うのも決めているのだが、今年も『TRYラーメン大賞』が販売されたのである。
コロナ禍と言う事でラーメン屋の倒産件数が過去最大と言われる大変な時期でありながら敢えて、勝負所と出店した店もある。
そんな中、開店からわずか4カ月と言う店が新人大賞を獲ったというのだ。
我輩ともあろう者が、そちらのお店には未だ未訪であったので名前は伏せさせて頂くが、近々訪問して記事にさせて頂きたいと思っている。
本日であるが、昨年の2020年度版で新人大賞を獲った店を紹介していなかったので、遅ればせながらご紹介したいと思う。
と言う訳で、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店させた店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2019年の5月に開店し、昨年度の『TRYラーメン大賞2020』で新人大賞に輝いた
『宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は少し遡るが霜月の頃。
2020年度の『TRYラーメン大賞』が発表され、見事
『宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀』
が新人大賞を獲得したので、発表された直後に訪問したのであった。
しかし、早いもので1年近い月日が経ってしまっていた。
再訪して記事に上げるつもりでいたのだが、中々訪問する事が出来ず今に至る。
コロナ禍と言う事で営業をしてなかった時期も有ったが、今は通常営業を再開されているようである。
今回の『TRYラーメン大賞2021』が発表された事を受け、まずはこちらから記事にするのが先であろうと今回取り上げさせて頂く事にしたのであった。
宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀
最終訪問日から11ヶ月が経っており、最新情報ではないので当時の状況と言う認識で読み進めて欲しい。
現在の金額などを調べてみたが、値上げなどはしていないようなので当時の情報のままお届けさせて頂く。
ちなみに感染対策や、現在の混雑状況などはTwitterなどで、ご自身で調べてみて欲しい。
コロナの影響で土日祝日を現在は定休日としている。
我輩が訪れたのは平日の昼時を少し過ぎた頃であった。
最寄り駅と言うのは京浜急行線の雑色駅で徒歩5分と言う好立地なのだが、我輩は乗り換えが面倒であった為、JR蒲田駅から徒歩で向かう。
蒲田駅から京浜急行線の線路沿いを歩く事になるのだが、実際に歩いても15分程で到着出来た。
当時であるが、14:00前に到着して先客は8名程であったのだが、現在はもっと並びが厳しいと聞いている。
カウンターも6席程とこじんまりとしているので、回転率はそこまで良くはなかったが、営業は店主とそのご家族でされている模様で、忙しいながらも接客は素晴らしい。
この日は40分程待ち、やっと店内へ案内されるのであった。
店内に入るとしじみの良い香りが充満していた。
左手に券売機があり、食券を購入する。
宍道湖しじみ中華蕎麦(塩)が左上に位置し、その隣には地鶏としじみの中華蕎麦(醤油)が有り、種類はこの2枚看板のみであった。
本来なら推し(左上ボタン)を頼みたい所だが、それは一緒に訪問した連れが頼んでくれたので、醤油派である我輩は地鶏としじみの中華蕎麦(醤油)の特製(1150円)を選び、サイドメニューの吊るし焼きバラ丼(380円)と瓶ビール(400円)も購入する。
忙しそうにされている最中であったが、忘れられる事無くちゃんと
『瓶ビール』
が運ばれた。
ビールはエビスビールの小瓶であったのだが、らぁ麺を待つ間なのでこのサイズ感が丁度良い。
我輩のカウンターからは厨房内が見えにくい位置であったので店主のらぁ麺を作る姿は拝見出来なかった。
ビールを飲み終えようかと言う頃に
『特製中華蕎麦醤油』
が運ばれた。
まずこれでもか!と言う具だくさんの様子に圧倒されるが、3種類のチャーシューにワンタン、味玉、メンマに白ネギと芽ネギが添えられている。
まずはスープからと一口頂くと鶏としじみが上手く合わさり、後から醤油のキレも感じ、後味の余韻には貝系独特の苦みと言うかコハク酸に寄るものなのか、舌の横の部分を刺激してくる。
鶏油としじみと醤油のバランスも良く、文句の付けようがない完成されたスープに思わず
『で、あるか!』
発動であるw
あまりに美味し過ぎてスープを飲む手が止まらないw
次に
『麺上げ』
を行うとしっかりと、手揉みされた麺が顔を出す。
我輩が訪問した当時は醤油は細麺か手揉み太麵か、選べたのだが、日に寄って細麺のみの日も有る模様。
手揉みされた事に寄ってスープの持ち上げも良く、ピロピロツルシコ麺はスープとの相性もバッチリであった。
これが細麺であっても、絶対に美味しいと言うのは想像に容易かった。
続けて
『吊るし焼きバラ丼』
が運ばれたのだが、ビジュアルで合格であるw
吊るし焼きで焼かれた事に寄る燻製感に、提供直前で焙られたバラチャーシューは香ばしく、その上には焼き鳥のタレのようなものが掛かっていて、味も合格点!
途中、黄身を崩してまぶして食べても絶品であった。
お腹いっぱいでも訪問時はこれも絶対、頼みたい一品であった。
チャーシューは低温調理された肩ロースや、吊るし焼きのバラチャーシューにモモだろうか?
どれも美味しく、店主のレベルの高さを知る。
こちらの店主である岩田氏であるが、『麺処ほん田』での修行経験も有り、通りでどれも妥協なく美味しいのだと改めて感心する。
最後に
『味玉』
を頂戴したが、何処ぞのブランド卵なのか、黄身は赤く半熟に仕上げていてこれもまた、大変美味しかった。
アッと言う間であったが、スープも完飲し、大満足で帰路に着くのであった。
総括
店には『TRYラーメン大賞2020』の新人大賞受賞の証であるトロフィーが飾ってあった。
店主の岩田氏にお断りをして、写真を撮らせて貰ったのである。
連れが食べていた宍道湖しじみ中華蕎麦(塩)も食べさせて貰ったがこれも抜群に美味かった。
接客、ビジュアル、味と、どれを取っても完璧に近いお店であった。
我輩自身の評価はとても高く、都内で食べられるらぁ麺の中では、3本の指に入るのではないか?
その感想が今も変わっていないか、近々再訪したいと思っている。
貝系が苦手と言う方もおられると思うが、実は我輩もその一人。
寿司屋では貝は外して貰う程なのだが、これは是非とも皆に食べて頂きたい逸杯である。
本日はこれにて御免!
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