やあやあ、さむらいである。
いよいよ、首都圏の緊急事態宣言が解除された。
長かった自粛生活であり、夕飯時のらぁ麺活動はほとんど出来なかった。
むしろ、不要不急の移動は控えていたので、何処かへ伺う機会が有ったら連食をしたり、無理していた事もあったせいで、気を付けていたつもりであったが、かなり太ってしまった。
営業時間は21:00までと言う制限はあるものの、移動などは気にしなくて良くなったのは大変、助かる。
もちろん、感染対策をしっかりしてと言うのは当たり前として。
太り過ぎてしまったので連食は控えつつ、ダイエットを敢行し、徐々にベストに戻していこうと思う。
沢山食べて欲しいのに自粛していたらぁ麺屋の店主も、沢山食べたいのに我慢していたらぁ麺好きの皆さんも、一先ずお疲れ様であった。
さて、本日であるが
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2021年の2月に開店された
『駄目な隣人』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は桜月も初めの頃。
この日は日本橋へ所要が有った為、気になっていた新店舗へ行ってみる事に。
そのお店は日本橋ではなく、人形町のお店なのだが、歩いて行ける距離ではあるw
人形町は日比谷線や都営浅草線が乗り入れており、お店はA5出口から徒歩30秒とある。
人形町駅を降り、A5出口を出て地図を開くと、何の事はない、すぐ右手側の店先に列を見つける。
店前に立つと
『駄目な隣人』
と言う、変わった店名が壁に書かれている。
お店の案内を見ると“11:30~スープ売切れまで”となっていたので、用事は夜であったが、どうしても食べたい思いから13:30に到着。
この時、店前には4名の外待ち客がいたが、およそ10分程で店内に案内されるのであった。
駄目な隣人
まず気になるのがなぜ、このような店名なのかであるが、真意は定かではない。
ただ、インパクトがあるので一度聞いたら忘れない、思い出せなかったとしても変わった名前のお店有ったよねと、頭には残る。
そんな狙いが有ったのかはわからないが大阪方面では変わった名前のお店が次々と出てきているらしいので、これが時代の流れなのかも知れん。
店内は女性ウケも良さそうなお洒落な雰囲気となっていて、照明は暗め、コンクリート打ち放しの壁にはアート絵が描かれている。
カウンター9席のみなのだが、厨房は扉で閉ざされた先に有り、どのように作っているのかは見る事が出来ない作りであった。
注文は記名式で、好みのらぁ麺を丸で囲み、麺の種類や、量などを選んでいき、前払い制だと言う。
らぁ麺はREGULAR(850円)に味玉付きのPLUS(950円)、特製に値するSUPREME(1150円)の3種類となっていて、麺は太麺か細麺から選ぶ事が出来、麺量も大盛でも同額となっている。
更にサイドメニューのご飯物も大盛でも同額となっているのだから嬉しいサービスである。
我輩はSUPREMEの細麺大盛に、白飯大盛(150円)を注文する。
ご飯物にはいくら丼(450円)と言うのも有り、気になったのだが、替え玉(100円)を注文したかったので、白飯を選択したのであった。
オーダーシートを渡し、代金を前払いでお支払いする。
BARのような店構えなのに、残念ながらビールは取り扱いがなかったので我慢する事に。
卓上にはカエシ、鰹節粉、胡椒と言った調味料が並び、その他にもニラ胡椒、木箱に入った海苔、籠に積まれた生卵が置かれ、これらのトッピングは全て無料だと言うのだから更に驚きであるw
先に土鍋で炊いたと言う、この日は秋田県産のあきたこまちの
『白飯』
が到着する。
ツヤが有っておこげも付いているではないかw
見た目で既にやられているが、一口頂くと米が立っていて、噛めば噛む程甘味も出て、やはり美味しい!
トッピング無料と言う事なので遠慮なく、生卵を落とし、卓上のカエシを掛けて
『卵かけご飯』
で楽しむ。
カエシと言う事で、どの程度掛けて良いものか微妙なのにも関わらず、スプレー式だったので、余計に分量がわからないw
適当に数プッシュし、味を見ながら調整した。
ここまででも満足度が高かったが、続いて
『SUPREME』
が配膳される。
いやはや、素晴らしいビジュアルではないか。
輝くスープの中には特製仕様なのでたっぷりと、具材が入っていて、手前には細かく刻んだバラチャーシューに、中心にはレアチャーシューと言った2種類のチャーシューが載り、穂先メンマが丼の淵に並べられ、右手に味玉、中心には青ネギとスプラウトが少々載っている。
前評判によると、店主はビストロ系のシェフだそうで、スープはブイヨン・ド・レギュームと聞いてもわからんが、野菜のみで炊いたスープだそうで、そこに濃口のカエシに香味油には生姜のコンフィを使っているのだそう。
色々言われてもわからんよ、と思いながらも一口頂いたら
『で、あるか!』
と、衝撃が走った。
動物性を使わずに野菜のみのスープでここまで深みのある出汁が出るのか。
口の中に野菜の旨味が広がり、醬油を感じると、フワッと生姜の香りが鼻を抜けていく。
なんだこれは、唸る程、美味い。
生姜を効かせたらぁ麺と言えば、新潟の長岡生姜醬油ラーメンを思い出すが、こちらは香味油が生姜なので、生姜を感じる順番が異なる気がする。
スープをまた、一口とレンゲからすくうが、如何せん、レンゲが小さい!
スープを飲みたいのに、レンゲが浅くて小さいので全然、スープをすくえないのである。
続いて
『麺上げ』
すると、菅野製麺所製だと言う、細麺が顔を出す。
プツプツとした食感の低加水の麺には全粒粉が含まれ、香りも食感も良くスープにも合っていた。
バラチャーシューも美味しかったが、低温調理された
『ロースチャーシュー』
もレアの仕上がりで美味かった。
スープで火が入ってしまうので、レアを好む方は早めに食べるか、避けておいた方が良いだろう。
メンマにも拘りが感じられ、穂先メンマを香草と薄口醬油で漬けたそう。
しかし、我輩は香草系がそもそも苦手で、パクチーも食べらない。
こちらは食べられない事はないが、苦手な味付けなので、我輩のような香草が苦手とする人にはウケは悪いかも知れん。
“2/3”程食べ進めたところで、替え玉をお願いする。
太麺か細麺かを尋ねられたのだが、『やっぱ、替え玉と言えば細麺でしょ!』と、ここも細麺で注文する。
丁度、麺が食べ終わろうかと言うばっちりのタイミングで
『替え玉』
が運ばれた。
端っこのチャーシューが入っていて100円とは安い!
卓上のカエシを軽く掛けて、混ぜてからそのまま頂いたり、つけ麺風にして食べたりと一通り楽しんだ後丼に入れ、サクッと完食するのであった。
総括
いやはや、めちゃくちゃ美味かった!
美味しいお店は数あれど、この我輩のトキメキ具合を鑑みると、今年のタイトルを取るだろうと予想する。
TRYラーメン大賞の新人賞の入賞は間違いないと評価している。
唯一、メンマの味付けに関して我輩はマイナス評価なのだが、この味付けが好みの方もいると思うし、完成度は高かったと思っている。
ただ、レンゲに関しては浅くて小さくスープを飲み辛いと感じているのは我輩だけでなく、多くの方のコメントに書かれているので、良いレンゲなのかも知れないがもう少し大きい物に改善した方が良いのではなかろうか。
もしかしたら、美味しいと感じられる最高の量を計算しての形なのかも知れないがw
また、ビールがメニューになかったのだが、お店のインスタを見ると、オリジナルのIPA(インディアンペールエール)を開発しているそうなので、完成したら提供されるものと思われる。
ちなみに、スープ売り切れまでとあるが、何時に売り切れるのかと尋ねたら、緊急事態宣言下の現在は、20:00まで売り切れなく提供出来ているとの事であった。
我輩はミシュランも狙えるお店と思っているので、混雑する前に一度食べておく事をお薦めする。
本日はこれにて御免!
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