やあやあ、さむらいである。
またしても、サッカーワールドカップに夢中になり、更新が遅れてしまい、申し訳ない。
決勝が終わるまでは遅れがちになるかも知れないが、気長にお待ち頂けたら嬉しい限り。
かれこれ、こちらのらぁ麺ブログを立ち上げてから3年が経とうとしている。
始めた当初は、ミシュランに掲載されたお店を中心に紹介していこうと言う戦略であったのだが、伸びず。
我輩の地元のご当地ラーメンである、横浜家系ラーメンを紹介する“家系道”を始めたり、気になった新店舗を紹介する“新店道”を始めたりと、色々な方向性を取り入れた結果、“家系道”が一番当たっているようであるw
我輩のよく読まれているランキングの上位を見てみると、ほとんどが“家系道”となっている。
だったら、横浜家系ラーメンを中心とした構成にしたらもう少しは流行りそうな気もするが、我輩としては今の方向性を変えずに続けて行きたいと思っている。
先日上げた記事を見て、『永福町 大勝軒』の宅麺を頼んでくれたと言う門下生(読者様)がいた。
我輩の記事がきっかけで、そのお店に行ってみようと言った方が一人でも居てくれたらブログを続けている意味があると思っている。
今後も変わらず、我輩の独断と偏見ではあるが、美味しいお店をご紹介して行くので応援宜しくお願い申し上げる。
さて、本日であるが
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京2020に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
目標では、年内中に都内近郊の全22店舗を制覇するのはもちろんの事、過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問していき、取り上げていくつもりである。
本日は、2015年にミシュランビブグルマンに初選出されると、7年連続で掲載されていた
『中華蕎麦 三藤』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は青女月も月末の頃。
この日は、とあるお店を求めて自由が丘へ向かうも、途中で売り切れ早閉まいを知る。
時刻は14:00を過ぎており、移動時間などを考えると何処も休憩に入ってしまうアイドルタイムに突入してしまう。
はてさて、どうしたものかと記憶のタンスから情報を思い返していると、近くで15:00以降も開いているお店を思い出す。
そのお店と言うのが
『中華蕎麦 三藤』
なのである。
グルメサイトの情報では、確か16:00まで営業していたはず。
確認してみると、確かに11:00~16:00までとなっており、情報も最近更新したものであった。
後は売り切れ早閉まいでない事を願いながらお店へ向かうのであった。
中華蕎麦 三藤
場所は東急大井町線の緑ヶ丘駅が最寄り駅となり、徒歩5分程となっているが、自由が丘駅からも徒歩10分程で行ける場所にある。
行きは、売り切れ早閉まいの事を考慮して早めに行こうと緑ヶ丘駅から歩き、帰りは街の景色でも楽しみながらゆっくり自由が丘へ向かおうと決める。
緑ヶ丘駅へ降り立ち、こんな所にお店なんてあるのかな?と言った住宅街を歩いていると、有りました。
高級感のある小料理屋と言った感じで、らぁ麺屋とは思えない外観であった。
暖簾が出ていたのでまだやっているだろうと店内に入ると、店主と女性従業員の方の2人体制で迎え入れて下さり、他にゲストはなし。
過去には7年連続でミシュランガイドに掲載されていたお店なのに、と思ってしまったが、既に15:00を向かえようかと言う時刻ともなれば、こんなものか。
恐らく、過去に来たのは2年近く前の話であるが、その時と比べると、まず券売機が最新式のもに変わっており、支払いはコロナ対策なのか現金非対応でキャッシュレス決済のみとなっていた。
メニューを開くと液晶画面には、熟成醤油と辛味薫香正油の2種類のらぁ麺と変わっていなかったが、値段は大分値上がりしていた。
過去に我輩が食べた熟成醤油は800円で、特製にしても1200円であったが、現在は並で1200円となり、特製と同等の味玉、焼き豚増しにすると1800円であった。
原価高騰で値上げをしなければやっていけないのは十分理解しているつもりであるが、やはり高いと感じてしまう。
アメリカでは現在、らぁ麺1杯が3000円と言うが、その分支払われる給料も上がっているので問題ないと言うが、日本の給料は上がっていないし、今後も上がりそうな気配はない。
一部企業では物価高に対しての一時金を手当てとして支給されているそうであるが、それもごく一部の大手企業だけであり、そもそもの基本給を上げないといけないのにそれはしないと言う問題がある。
熱くなってしまったが、本題のらぁ麺の話に戻そう。
我輩は熟成醤油並に味玉(200円)をトッピングし、ビール(500円)を購入。
サイドメニューには自家製生佃煮の卵かけ御飯(500円)や、焦がし豚の混ぜ御飯(500円)と言ったメニューもあったが、時間帯のせいか残念ながら売り切れであった。
着席後、すぐに
『ハートランド小瓶』
が配膳される。
過去の画像と比べると、グラスは変わらないが、コースターがコルク製の物から珪藻土のような石製の物に変わっていた。
店内は落ち着いた雰囲気で、壁には過去の受賞したミシュランの盾が飾られている。
カウンターから厨房の様子が見える作りになっており、店主の舞台で演じているような調理姿を見ながら着丼を待っていると
『熟成醤油味玉付き』
が着丼する。
相変わらず、かなり色濃いめのスープに、薄切りの焼き豚3枚、奥に味玉が位置し、メンマの上には味変用と思われるソースがのっていて、三つ葉やカイワレが中心に盛られている。
我輩の記憶では、味変用のソース的な物はなかったし、炙った豚肉が無くなっていたし、クレソンが三つ葉に変更されていた。
もしかしたら、薬味は季節に合わせて変えているのかも知れん。
まずはスープを頂くと、最初に甘味が広がり、追って椎茸や昆布と言った乾物の香り、そして熟成された醤油のキレが重層的に合わさって美味いしく、丁寧な仕事ぶりが垣間見れるスープ。
続いて
『麺上げ』
を行うと、全粒粉なのか、胚芽が混じった平打ちっぽい細麺が顔を出す。
啜ると、スープの持ち上げも良く、パツッとしていながらツルっとした丁度良いコシ加減に、舌鼓を打つ。
国産小麦の春よ恋と言ったブランド小麦を中心に作られ、恒温恒湿室で寝かせた熟成麺なのだそう。
ちなみに、恒温恒湿室とは“こうおんこうしつしつ”と読み、温度と湿度をコントロール出来る環境の部屋なのだそう。
次に
『焼き豚』
を持ち上げて頂いてみると、薄切りなのに崩れる事ないしっかりとした肉質となっていて、噛むとスープの甘味と合わさって脂まで美味しいw
こちらの焼き豚は、岩中豚と言うブランド豚なのだが、こちらは特定認定制度をクリアしたブランド豚となっており、生肉のままでも食べられる(揶揄)ような環境で作られているブランド豚である。
メンマにのったオイスターソースのようなソースは何だろう?
我輩の馬鹿舌ではわからなかったし、そこまでの味変は感じられなかったが、美味しければ良し!と、完飲完食するのであったw
総括
味はもちろんであるが、お店の拘り抜いた外観や内装、器や接客や演出に至るまでミシュラン好みと思うのであるが、何故掲載から外されてしまったのか、疑問である。
らぁ麺ブログを始めた当初に食べたのであるが、新米として食べたその時と、3年間食べ歩いてきた上で味わってみた感想として、改めて独創的な完成された逸杯であると感じた。
アイドルタイムもやっているし、場所が住宅街の隠れ家的な場所なので、時間帯を外せば、そこまで混雑せずに入れるお店だと思うので、お薦めする。
改めて、7年連続でミシュランに掲載されただけあると、感銘を受けるのであった。
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
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