やあやあ、さむらいである。
先日、11月18日に“ミシュランガイド2023”が販売された。
毎年楽しみにしているのが、らぁ麺屋が何店舗掲載されているのかである。
今年は一つ星が3店舗、ビブグルマンが18店舗の掲載となった。
2022年から店舗数自体は変わりないのだが、新たに掲載されたお店は4店舗となるので、掲載から外されたお店が4店舗あると言う事になる。
我輩が激推ししていた『入鹿TOKYO 六本木店』
がこの度選ばれたのは当然であると思うのと同時に、ミシュランの精度の高さを改めて痛感するのであった。
『入鹿TOKYO 六本木店』を激推ししている記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 12月初旬に"ミシュランガイド東京2022"が発表され、新たに『成城青果』がミシュランビブグルマンに選出された事で、記事更新の順番が前倒しになった訳であるが、ここらで戻させて頂こうと思う。 こればかりは予見し[…]
細かい内容については、後日まとめて記事を更新させて頂くので、お楽しみに。
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さて、本日は
『さむらい流町中華道』
をお届けしよう!
さむらい流町中華道とは?
らぁ麺のルーツを遡ると、初めて中華麺を食べたのが水戸黄門で有名な水戸光圀公だと言われている。
中華麺と言う事で中国から流れて来た文化なのかも知れないが、現在のらぁ麺は日本の食文化と言っても過言ではないだろう。
様々なご当地らぁ麺が存在する中、中華料理を日本人向けの味にアレンジし、独自に発展していった町中華と言うジャンルが存在する。
町中華とは何ぞや?と言う定義は我輩が決める事ではないが、昔ながら地域に密着し、地元に愛された大衆的な中華料理屋がそれにあたると思っている。
そして、“さむらい流町中華道”とは、そう言った歴史ある町中華に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は1946年に創業された
『大勝軒 浅草橋』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は紅葉月も半ばの頃。
この日は浅草橋の以前から伺いたかった宿題店への訪問日。
1店舗目は歴史あるお店だと思うが、再訪はないと思われるお店となったので割愛。
2店舗目に選択したのは、ずっと来たかった
『大勝軒 浅草橋』
であった。
『大勝軒』の屋号を受け継ぐお店は数多く有ると思うが、細かい事を語らせて頂くと、大きく分けて3つに分けられる。
まずは、“ラーメンの神様”と称されている山岸氏創業の『東池袋大勝軒』に、『永福町大勝軒』、そして今はなき、『人形町大勝軒』の三つである。
元祖つけ麺と言われるもりそばで有名な『東池袋大勝軒』に、熱々のラードで覆われた煮干を主とした『永福町大勝軒』、そしてこちらの『大勝軒 浅草橋』は『人形町大勝軒』の系譜を汲むお店なのである。
我輩は行った事がないので聞いた話であるが、『人形町大勝軒』は広東料理をベースとした町中華のお店であったそうで、暖簾分けしたお店も現在は少なくなり、『大勝軒 浅草橋』と茅場町の『新川大勝軒飯店』のみとなっているそうな。
そんな歴史あるお店と言う事もあって、楽しみに伺うのであった。
大勝軒 浅草橋
お店は総武線、都営浅草線の浅草橋駅を最寄りとし、東口から徒歩5分程の蔵前駅との中間の場所にある。
お店に着いたのは平日の13:45頃であったのだが、混雑している様子は無く、店内に4組程。
店内は如何にもな町中華の様相となっていて、空いている2名掛けのテーブル席へ案内される。
テーブルにもメニューはあるが、こう言った雰囲気のお店は、壁に貼られたメニューにどうしても目がいってしまう。
一先ず、ビールを先に注文し、待っている間に注文を決める作戦に。
ただ、麺類は既に食べるメニューを決めていた。
“いつも通り町中華ならもやしそばでしょ?”と思われた方は、熱心な門下生(読者様)である。
こちらのお店で特段人気なのがしいたけそばと言うので、それは頼もうと決めていた。
では、サイドメニューはとメニューを見ると、半玉子チャーハンや半高菜チャーハンが350円
と手頃な価格で、半五目チャーハンは400円であった。
我輩は人気が高そうな半五目チャーハンを選択。
そして、つまみは餃子(450円)かな?と思ったのであるが、よくよく見てみると、350円の小皿料理なるメニューがあるではないか。
ニラレバ炒め、しょうが焼き、野菜炒め、肉玉、メンマ、揚ワンタン、焼き豚と言ったラインナップ。
これは頼まない手はないと、野菜炒めを選択するのであった。
すぐさま
『スーパードライ中瓶』
が運ばれる。
ちょっと、記憶が曖昧なのであるが、いくつかある銘柄を尋ねられ、いつも飲んでいるスーパードライを選んだ気がするw
そして、これもすぐに小皿料理の野菜炒めが到着したのであるが、我輩とした事が写真を撮ったつもりが、撮れていなかったようなので、写真なしで申し訳ない。
味はと言うと、しっかりと旨味調味料が効いて、美味しい仕上がりとなっており、ビールが進む一品であったw
次いで、メインである
『しいたけそば』
が着丼する。
正直に感想を述べると、見た感じの色味は美味しそうには見えないが、椎茸の餡掛けがのった中華そばと言った感じ。
まずは餡が掛かっていないクリアなスープを頂くと、醤油が立った鶏がらスープと言った感じで、普通に美味い。
普通と言うのが失礼に当たりそうであるが、その辺の町中華とは比べられない完成度で美味しいと思う。
とりあえずは
『麺上げ』
を行い、啜ってみると『ん?』。
麺はよくある中華そば屋の細麺と言った感じなのであるが、まとわってきた餡が美味いではないかw
それならばと
『椎茸』
だけでいってみると、旨味爆発でめちゃくちゃ美味いではないかw
三大旨味要素と言えば、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸であり、椎茸はグアニル酸を多く含む食材と言われているので、これがグアニル酸の旨味なのだろうか?
これまたスープに溶け込むと、グルタミン酸や、イノシン酸と合わさるからか更に相乗効果で美味いw
これだから町中華と言えど、侮れないのである。
少しタイミングが遅れて
『半五目チャーハン』
が運ばれてきたが、これも文句なく美味しい。
350円の小皿メニューは夜も有るのであれば、これほど町中華飲みに適しているお店はないと感動すら覚えるのであったw
総括
今となっては『人形町大勝軒』で食べる事は叶わないが、その味を引き継ぐお店を味わう事が出来た。
これまで数多くの町中華をご紹介して来たが、こちらのお店はかなり上位になると思う。
もちろん、酒飲み視点の贔屓目もあるが、どれを食べても合格点を超えていた。
おかずが野菜炒め、しょうが焼き、唐揚げ4個、シュウマイから選べる“ラーメンと半ライス”がセットになって950円と言うお得セットもあるようなので、酒飲み以外にもお薦めであるw
人を連れて行きたくなるお店となる事間違いないので、一度お試し下され!
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
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