やあやあ、さむらいである。
12月初旬に“ミシュランガイド東京2022”が発表され、新たに『成城青果』がミシュランビブグルマンに選出された事で、記事更新の順番が前倒しになった訳であるが、ここらで戻させて頂こうと思う。
こればかりは予見していた訳ではないのであるが、たまたま伺ったタイミングが重なった。
今回は世田谷地区での新規掲載店が多かったが、緊急事態宣言下であった為、調査も偏ってしまったのかな?などと勝手な想像をしてしまった。
新たに掲載されたお店はもちろんの事、残念ながら掲載から外されたお店などもまとめて紹介しているので、ご参考にして下さると嬉しい限りである。
“ミシュランガイド東京2022”をまとめた記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 我輩がこちらのらぁ麺ブログを立ち上げてから2年と10ヵ月が経過し、今回で3回目となるが、先日、今年のミシュランガイド東京2022が発表された。 早速ではあるが、本日は"さむらい流ミシュラン道"の集大成として […]
さて、本日であるが
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2019年5月に東久留米で開業し、この度2021年の10月に六本木店をを開店された
『入鹿TOKYO 六本木店』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は初霜月も月末の頃。
ずっと気になっていたお店があり、そのお店と言うのが東久留米駅を最寄りとする
『イルカ トウキョウ』
だったのだが、場所が東久留米と遠い事も有り、中々行けなかったお店である。
本当のらぁ麺好きなら遠方だろうが関係なく行くべきであるし、情報発信している身としてはお恥ずかしい限りである。
そんなずっと行きたいと思っていたお店が、六本木に2号店となるお店を出したと聞いて、すぐにでも行こうと思ったのであった。
そのお店と言うのが
『入鹿TOKYO 六本木店』
であった。
その名の通り六本木駅を最寄りとしているわけであるが、ミッドタウンのすぐ傍と言えばわかりやすいかも知れない。
とは言え、我輩も六本木は中々訪れない土地ではあるが、果たして。
入鹿TOKYO 六本木
六本木駅の7番出口が一番近いが、日比谷線からだと少し歩いた遠い出口となり、大江戸線ならすぐの出口であった。
場所は前述の通り、ミッドタウンのすぐふもとにあり、出口を出たら徒歩3分も掛からない所。
この日は平日の13:45頃であったが、外には1人の待ち客がおり、後続につく。
我輩の予想はもっと、行列していると思ったのであるが、この時期ではまだ『イルカ トウキョウ』が都心に出店したのを知らない人が多いからではないかと思われる。
並びが少ないのはついていたと待っていると、続々と後続に並びの列が。
やはり、タイミングが良かっただけかもしれぬ。
15分程待ち、我輩が案内される頃には5人の待ち客が後続に並んでいた。
券売機で食券を購入するのであるが、左上にはポルチーニ醤油らぁ麺(980円)が位置し、隣には柚子塩らぁ麺(980円)、他に通常の醤油らぁ麺(920円)と塩らぁ麺(920円)がある。
4種類であるが、基本の醤油らぁ麺にポルチーニソースが付くか、塩らぁ麺に柚子ソースが付くかと言ったオプションのようなものであると考える。
我輩は迷う事なく、ポルチーニ醤油らぁ麺を特製トッピング(450円)にし、サイドメニューはトリュフを添えた卵かけごはん(400円)に瓶ビール(600円)を購入し、この日は連れが居たのでカウンターではなく、奥にあるテーブル席に案内される。
個室のように隔離された高級感のある特別な空間で、調理姿を見る事は出来なかったが、これはこれで楽しめる。
席に着くと先に
『エビスビール小瓶』
が運ばれた。
小瓶で600円は少し高い気もするが、六本木と言う土地柄、致し方ない所か。
こちらの小川店主であるが、『AFURI』、『すごい煮干ラーメン凪』、『麺屋一燈』と名立たる銘店で修業をされた方である。
そして、そんな小川店主自ら
『ポルチーニ醤油らぁ麺特製トッピング』
です、と運んでくれると、我輩の連れの柚子塩らぁ麺も、厨房に立っていたもう一人の方が運んで下さり、“トリュフ卵かけごはんはもう少々お待ち下さい”との事であった。
片手で丼を持てば一人で運べる所をわざわざ、両手で持って一杯づつ運んで下さる辺りは接客の丁寧さを感じる。
目の前に丼を置かれただけでポルチーニの良い香りが上がって来て、見た目だけで箸を入れるのを躊躇してしまうような完璧なビジュアルにも期待感がかなり高まった。
少し濁った清湯スープに、麺線が綺麗に整った麺が沈み、鴨チャーシュー2枚に豚ロースチャーシュー、鶏チャーシューが1枚づつ、肉団子と海老団子、味玉、そして中心に千切りされた九条ネギが盛られ、炙られたベーコンの上にブラックデュクセルソースがのっている。
スープを一口頂くと脳天に雷が落ちたような衝撃と言えば大袈裟だが、思わず
『で、あるか!』
が発動した。
これは美味い!
こちらのスープは名古屋コーチンと言ったブランド鶏を中心に、鹿児島県産黒豚、ムール貝、伊勢海老の4種類のスープを別々に炊き上げ、提供前に一つにまとめたカルテットスープとなっていて、化学調味料は一切使用していないと言う。
ここにトリュフと数種のキノコを使った森の幸ペーストであるブラックデュクセルソースを溶かして飲めば昇天ものであるw
また、香味油の鶏油はポルチーニ鶏油と言う事なので、醤油らぁ麺にポルチーニソースを掛けただけと言う前言は撤回せねばなるまい。
スープだけでも感動していたのであるが
『麺上げ』
を行うと、平打ちの中太麺が顔を出し、連れが食べている塩らぁ麺の麺は全粒粉入りの細麺と言った感じなのに対し、こちらは圧倒的に太いのだが、啜り心地も良くスープとの一体感も中々のもの。
こちらは国産小麦のみの三河屋製麺の特注麺を使用しているのだそう。
麺もスープも感動していると、ここで少し遅れて
『トリュフ卵かけごはん』
が運ばれた。
こちらには“トリュフ塩が掛かっているので、黒いソースと良く混ぜてお召し上がり下さい”との事。
こちらにもらぁ麺と同じものと思われる、ブラックデュクセルソースが掛かっていた。
メニューを見たら一択だとボタンを押してしまったが、味の変化を楽しむなら柚子香る鶏節の卵かけごはん(400円)や、お肉ごはん(500円)でも良かったかな?と思ったが、食べて見るとやはり、鉄板の味で美味かったw
このトリュフ卵かけごはんだけでも幾らでも語れそうであるが、長くなったのでここからは説明を簡単に。
こちらの
『豚ロースチャーシュー』
も鶏チャーシューもしっとりとしていて美味しく、絶品であった。
また、特製トッピングにすると付いてくる
『鴨チャーシュー』
も低温調理ながらしっかりとローストされていて美味い!
また、こちらは
『肉団子』
は柚子とバジルの風味が合わさっていて美味しく、こちらの
『海老肉団子』
となっていて、海老とナッツがアクセントになってこれまた美味い。
全てを食べ終えた感想としては何一つ、減点するものがなく、完璧な逸杯を堪能するのであった。
総括
完飲完食は言わずもがな。
むしろ、足りない位であったが、食後の余韻もまた幸せを感じる一つの楽しみなので、余韻を楽しみつつ再訪を誓う。
味も素晴らしいの一言なのであるが、接客も細かい配慮を感じ、素晴らしいものであった。
今年も残す所1カ月を切ったが、2021年に入り、既に300杯以上食べて来たわけであるが、その中で一番美味しかったお店であったと思う。
ここは間違いなく、将来的にミシュランに選ばれるであろうと自身を持って予想する。
訪問時はそこまでの混雑状況ではなかったのだが、メディアに出たら間違いなく行列必死のお店となるので、今の内に訪問しておく事をお薦めする。
本日はこれにて御免!
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