やあやあ、さむらいである。
こちらのブログの定番となったミシュラン店を紹介する“さむらい流ミシュラン道”に続き、話題の新店舗を取り上げる“さむらい流新店道”と横浜家系ラーメンを取り上げる“さむらい流家系道”を新たに発足した。
本日は早速であるが、“さむらい流家系道”の2軒目を取り上げる事にした。
横浜家系ラーメンとは『家系総本山 吉村家』が発祥となった、ご当地ラーメンである。
『家系総本山 吉村家』をご紹介した記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 こちらの『さむらい流らぁ麺道』を始めて半年以上が経過した。 "ミシュランガイド東京"に掲載されたお店を紹介する『さむらい流ミシュラン道』に続いて、最近店を開店させたと言う話題の新店を訪問する『さむらい流新店道[…]
横浜育ちと言う事で当たり前のように食していた家系ラーメンであったが、知れば知る程奥深いのである。
と言う訳で、本日は
『さむらい流家系道』
をお届けしよう!
さむらい流家系道とは?
“さむらい流家系道”とは、『家系総本山 吉村家』の直系を含む、全国数ある“横浜家系”とされる店舗に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
“横浜家系”と言えば、『〇〇家』と言う屋号が多いが、それだけでなく、インスパイア系のお店も訪問し、ご紹介したいと思っている。
本日はJR根岸線の新杉田駅を最寄りとする
『杉田家』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は長月も初めの頃。
この日は友人が我輩にどうしても食わせたいと言う事で車を用意し、とあるらぁ麺に連れて行ってくれると言う話になった。
その店と言うのが、『家系総本山 吉村家』の直系1号店とされる
『杉田家』
であった。
『吉村家』が現在の横浜駅の平沼橋に移転する前はこちらの新杉田駅で営業していた。
横浜駅の平沼橋に移転するタイミングで通りを挟んだ向かい側でバトンを渡すように営業を始めたのが、吉村実氏に初めて暖簾分けを許された『杉田家』であり、これが直系1号店される由縁である。
現在は東千葉に『杉田家千葉店』と言う2号店を展開し、我輩は『杉田家千葉店』は食した事が有ったが、本家の『杉田家』はこの日が初めてであった。
杉田家
我輩は都内から車で伺ったのだが、首都高湾岸線の磯子で降りて、国道357号から新中原南交差点を右折し、磯子産業道路左折すると通り沿いに店舗は有り、新杉田駅からも徒歩3分と言う好立地であった。
店に着いたのは23時前であったのだが、この時間でも外には2名の待ち客がいた。
こちらの店舗ではコロナ禍となった現在(9月半ば)でも深夜1:00まで営業していて、朝は5:00からの通し営業している。
先に食券を購入してから列に加わるスタイルなので注意しよう。
夜なので注文したのはラーメン並(730円)に味玉(90円)トッピング、そして家系ラーメンに白飯は必須と言う事で、ライス(150円)を購入。
そして、運転してくれている友人には申し訳ないが、我輩にはレポートする義務があると言う、言い訳を使い、ビール(320円)も購入するw
外待ちでもさほど待たされる事なく、店内に案内されると、食券を渡す際に店員さんから
『お好みはどうされますか?』
と好みを尋ねられる。
ご存知ない方にご説明させて頂くと、横浜家系ラーメンは注文時に味の好みを伝える事が出来る。
麺の固さ、味の濃さ、油の量を口頭で伝えるのがルールとなっているのだが、我輩は初めてのお店では全て普通を頼むようにしている。
本当は麺は柔らかめが好みなのであるが、店に寄っては柔らかめを頼むと極端に柔らかくなるような店もあるので、初めて訪れるような知らない店では普通にしているのだ。
お店の個性で元から味が濃い店が有ったり、油多めを頼んだら店に寄っては極端に増えたりと、調整が難しいのである。
待っているとすぐに
『スーパードライ小瓶』
が運ばれるのだが、これが何とおつまみ付であった。
ちなみに、ビールはアサヒかキリンかを尋ねられるので2択となっている。
中瓶だとらぁ麺を食べながらとなるので、らぁ麺が来るまでの繋ぎと考えると、小瓶位の量が丁度良い。
麺を茹でているのは眉間にしわを寄せた店主と思われる方。
過去に、有名大学出身なのにラーメン屋に転身された方としてテレビで紹介されていたのを思い出す。
現在では考えられないが、当時の吉村実氏はイケイケで弟子に罵声を浴びせては客前だろうが時折、グーパンをカマすような指導であった。
先にライスが運ばれたのだが、これも注文時に
『まぶし丼と白飯どちらですか?』
と尋ねられるので決めておこう。
どちらも同一料金となっているので完全に好みとなる。
そしてこれが、『杉田家』本家の
『まぶし丼』
である。
“家系”なので白飯も良いが、千葉で食べた時の記憶でまぶし丼が美味かったので迷わず、まぶし丼を注文したのであった。
まぶし丼は白飯の上に豚肉と玉ねぎを煮た、豚丼のような感じなのだが、具のボリューム的には千葉のが多い気がした。
『硬めの方から参ります』と言う声と共に硬めが必須の友人に配膳される。
そして、我輩の前にも待ってましたと
『ラーメン並味玉』
が配膳された。
鶏油が良い感じに表面を覆い、いつもの青菜にチャーシュー、海苔3枚と言うスタイル。
よくよく見ると、こちらのラーメンにはネギが入っていなかった。
本家大元の『吉村家』でも申し訳程度ではあるが、ネギを入れているのだが、これが『杉田家』のスタイルのようである。
ちなみに、ネギはトッピングしたければ、100円で買える。
早速、鶏油が浮いているスープをレンゲですくい上げ、一口頂くと
『ん~、で、あるか!』
が出てしまったw
まさに、味のベストは普通だと言わんばかり丁度良い醤油のキレとやや、マイルドに仕上がったスープが良い感じの塩梅でこれが『杉田家』だと言う主張さえ感じる。
“家系”好きの中には本家の『吉村家』よりも『杉田家』を推す方がいる程である。
それも納得する程の完成されたスープに感動しつつ、続いて
『麺上げ』
を行うと、酒田製麺製の短めな中太麺が顔を出す。
麺はテボではなく、大鍋で一気に茹で上げ、平ザルですくい上げるスタイルとなっていて、麺の硬さ的にはこれなら柔らかめで頼まなくても良いかと言った塩梅であったが、周りで柔らかめで頼んでいる方がいなかったので次回は柔らかめで頼んでみる事を誓う。
チャーシューはモモ肉を使用し、本家直伝の吊るし焼きチャーシューとなっていて、燻された香りが鼻を抜け、美味い。
まぶし丼も美味いが、時折、海苔で白飯を巻いて食らうのも“家系ラーメン”の楽しみ方の一つである。
お店に寄ってはライスを無料で提供するお店がある程、この“家系”の豚骨醤油ラーメンには白飯は合うのであるw
最後に味玉を頂いたが、固茹での一歩手前位の半熟具合であった。
総括
最後はもちろん、スープを完飲する。
残念ながら我輩の丼には『杉田家』のロゴは入っていなかった。
もちろん、『家系総本山 吉村家』のラーメンも好きだが、『杉田家』のラーメンも最高であった。
もちろん、千葉店の『杉田家』も美味かったのだが、どちらが美味しかったかと言うと千葉店の味が吹っ飛んでしまい、忘れたので近々、再訪したいと思うw
我輩の感想としてはさすがは吉村実氏が初めて暖簾分けを認めた直系1号店であると言う、一言に尽きる。
帰りの車の中で、磯子区民が羨ましいと考えながら、将来の移住先の候補に新杉田を加えるのであった。
本日はこれにて御免!
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