やあやあ、さむらいである。
衝撃のニュースが舞い込んで来た。
2020年にミシュランビブグルマンに選出されると、昨年度には“一つ星”まで獲得した、あの『銀座 八五』を運営する、株式会社勝本が破産したと言うニュースである。
年明けには運営会社の知らない所で、フランチャイズであったり、海外進出の話が勝手に動いていたようで、全く関係ないと言う事を呟いていた。
そんな中、大幅な値上げを敢行したりと、先日伺った時の水道橋の『中華そば 勝本』のクオリティの下がり具合にはがっかりしたと記事にしていたが、まさかこんな事になるとは思ってもみなかった。
コロナ禍でありながら、虎ノ門ヒルズに出店した『てんせんめん』や『勝本』の失敗はあったとしても、ここまでの負債額になるとは、到底想像出来ない。
少なくとも、『銀座 八五』は連日繁盛していたし、客足が減ったとは言え、水道橋の『中華そば 勝本』や『神田 勝本』が赤字であったとは思えない客付きであった。
飲食業以外の所での負債と言う話なら納得出来るが、驚きを隠せないでいる。
運営会社が破産したとは言え、他の運営会社が代わっての営業再開と言う可能性は残されているので、それを願うばかりである。
さて、本日は
『さむらい流百名店道』
をお届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つに分かれて表彰されている。
本日は2020年に“百名店”に選出されると、2年連続で選ばれている
『らぁめん 山と樹』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は夢見月も初めの頃。
この日は休日と言う事もあって、久々に遠征を試みる事に。
とはいえ、世間はまだ“まん防”下であり、いつ明けるのかと言う状況であった。
先日来たばかりであるが、懐かしい反面、行きたい店がまだまだあるので、またしても高円寺に降り立つ。
前回は『中州屋台長浜ラーメン初代 健太』へ伺ったのであるが、ジャンルも方向も別のお店である。
『中州屋台長浜ラーメン初代 健太』に伺った時の記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 更新が遅くなってしまい申し訳ない。 体調を崩してしまい、微熱もあったので安静にしていた。 コロナを疑ったが、胃腸に不愉快さを感じており、症状も異なるので1日様子を見る事にした。 寝ていただけなのだが、どん[…]
そのお店であるが、高円寺駅を最寄りとしながらも、東高円寺駅との間位の場所にある。
まずは、高円寺駅南口を出て、左へ進み、線路沿いを真っ直ぐ進む。
環七通りにぶつかったら反対側へ渡り、右の方南町方面へ進み、5分強歩くと通り沿い左手側にお店は見えて来る。
店に着いたのは平日の14:00過ぎと、ピークを外した時間であったが、外待ち3人と言う状況であった。
最後尾に着き、順番を待っていると小柄な女性店員が愛想良く、食券を先に購入するよう案内してくれるのであった。
お店はカウンター5席と3席となっていて、厨房はオープンキッチンといった感じで、中が良く見える作りであった。
らぁめん 山と樹
食券を先に購入して並ぶのではなく、並んで案内されたら食券を購入して列に戻るシステム。
入り口入ってすぐの券売機で食券を購入する。
メニューはらぁめん(850円)、塩らぁめん(850円)、つけめん(880円)の三枚看板となっており、季節の限定がこの時は味噌らぁめん(900円)であった。
限定は辛味もあったり、希望者には100円増しでつけめんの対応もしていて、その他にも昔ながらの中華そば(650円)なるメニューも。
左上には特製らぁめん(1050円)が位置していたので、我輩は迷わずそれをポチり、サイドメニューにはバラチャーシュー丼(350円)を購入するのであった。
この時はまだ、“まん防”下であったので、酒類の提供はなかったが、ビールは一番搾りを扱っているそう。
丁度、入れ替えのタイミングだったせいか少し待たされ、店内に案内された時には15分程経っていた。
ただ、店員さんの接客が愛想も良く行き届いており、そのお陰で待たされる事も全く気にならなかった。
お店は案内係を勤める愛想の良い小柄な女性店員と、調理を担当される少しいかつい男性店員の2人体制であった。
若干、強面風な店主であるが、ちゃんとお客の動きを見て、相手のタイミングに合わせてお礼を言っていたので、女性店員だけでなく、店主の心配りも侮れないなと思った。
先に運ばれたのは
『バラチャーシュー丼』
であった。
普段からであるが、我輩はらぁ麺が到着するまで丼物には手を出さないようにしている。
その理由は、繊細ならぁ麺味の邪魔をしてしまうから。
過去にサイドメニューで頼んでいたスパイシーなカレーが影響し過ぎてらぁ麺の味がわからなくなってしまった経験が有り、それからは先に丼物が来たとしても手を付けないようにしたのである。
見た感じでは、端肉やほぐし肉がご飯の上にのっており、小口切りの白ネギが添えられている。
そして、少し遅れて
『特製らぁめん』
が着丼する。
スープに沈んだ、手揉みを加えられた不揃いの麺が顔を覗かせ、2種のチャーシューに、メンマ、味玉、海苔3枚、小口切りの白ネギに千切りされた九条ネギが中心に添えられている。
スープをレンゲですくうと鶏の風味が漂ってきて、一口頂けば鶏ベースと鶏油の合わせ技と言った感じで美味い。
真っ先に思い浮かんだのは白河ラーメンであったが、『麺屋 ようすけ』を食べた今となって考えると佐野ラーメンっぽくもある。
元は八王子の『ラーメン楓』の系列店であるとの話なのだが、我輩には情報がない。
続いて
『麺上げ』
を行うと、全粒粉が少し混じり、手揉みがしっかり加えられ縮れたビロビロ中太麺が顔を出す。
気持ち良く啜り上げると、スープの持ち上げも良く、噛めば弾力もしっかりと感じる。
麺は自家製との事だが、お店で打っているのかな?
次に
『バラチャーシュー』
であるが、こちらは味がしっかりと染み込んだ口溶けの良いチャーシューとなっていて
『ロースチャーシュー』
はホロホロ系となっていて、どちらもお世辞抜きで美味しい。
バラチャーシュー丼とあるが、おそらくはこちらの相盛りお肉となっていて、生姜ダレが掛かっていて抜群に美味かった。
外には待ち客がいるのだろうけど、せかせかしたプレッシャーもなく、最後まで美味しく頂けたのであった。
総括
いやはや、美味しかったw
そして、ファンになってしまう程の接客に感銘を受けた。
退店時には外待ち3人と言う状況であったが、もっと並びがあってもおかしくない完成度と接客であった。
ちなみに、らぁめんももちろん美味しかったが、バラチャーシュー丼も美味しかったので、お腹に余裕のある方は注文必須である。
昔、近くに住んでいた事もあったので、改めて高円寺が好きになった。
高円寺にお立ち寄りの際はこちらの『らぁめん 山と樹』と、『中州屋台長浜ラーメン初代 健太』はお薦めである!
本日はこれにて御免!
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