やあやあ、さむらいである。
2022年も残す所本日を含め、あと4日となった。
年明けには毎年恒例となっている年間杯数や、お世話になったお店ランキングを発表したいと思う。
皆様方に置かれましては、どのような年であっただろうか?
今年食べた中で一番美味しかったお店や、思い出の逸杯などもあっただろう。
そう言った中で言えば、本日ご紹介させて頂くお店は、2022年で頂いた中でも、3本の指に入るお店であったと思っている。
と言う訳で、本日は
『さむらい流百名店道』
をお届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つに分かれて表彰されている。
本日は2019年に“百名店”に選ばれ、3年連続で選出された
『らーめん かねかつ』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は大月も半ばの頃。
この日はらぁ麺仲間の友人と、早い時間帯から待ち合わせる事が出来たので、遠征でもしてみようかと言う話に。
となれば、兼ねてより我輩が行きたかったお店を提案する。
そのお店と言うのが、食べログ百名店の常連店であった
『らーめん かねかつ』
である。
『らーめん かねかつ』と言えば、店主は製麺所を経て、『ラーメン大至』での修行後に独立し、川口で営業していたのであるが、2022年7月7日に現在の北浦和駅を最寄りとする場所に移転し、現在に至る。
少し古い記事ではあるが、過去に『ラーメン大至』を取り上げた記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 こちらのらぁ麺ブログを開設して約1年半を迎えようとしている。 過去にご紹介したのは126記事となり、ボリュームも出てきたと自負している。 複数回、記事にしているお店もあるので、126店舗とはならないが、10[…]
『ラーメン大至』と言えば、御茶ノ水駅を最寄りとし、普通の味の最高峰を目指していて、こちらも食べログ百名店の常連店であり、我輩も大好きなお店。
移転してしばらく経った今となれば、そこまで並ばずとも食べられるかも?と言う、淡い期待で訪問するのであった。
らーめん かねかつ
お店の場所は、北浦和駅の東口から徒歩2分の場所にあり、出て線路沿いを右手へ進み、路地を左に入ると、すぐ右手にお店を構えている。
我輩が伺ったのは、平日の13:00過ぎと言うピーク時直後の時間帯であったのだが、外には10人の待ち客が並んでいた。
店内を見ると、店内にも待ち席があり、そこには7人程が待っていたので、合わせて17人待ちと言う事になる。
外にも椅子が用意されていたが、そこも溢れてしまったので、案内通りに道路の対面側に並ぶ。
正直に言うと、北浦和と言う立地でここまでの並びは想像していなかったのであるが、ここまで来て食べない選択肢はなく、むしろ折角来たのに売り切れ御免と言う事態だけは避けようとしてのこの時間であったので、土俵に上がれただけでも感謝である。
結局、席へ案内されたのは1時間待ちであったのであるが、不思議と待ち疲れたと言う事はなかった。
店内にも待ち席があって、ほとんどの時間を座って待てた事もあるが、店内の待ち席に案内された所から演出が始まっていたように、我輩には思えたのである。
店内の待ち席へ案内されると、女将からメニューを手渡され、ゆっくり選ぶ時間が与えられる。
店内は音楽が流れており、何処から聞こえているのかと思えば、目の前のバルミューダのお洒落でありながら小さなスピーカーから流れていたw
小さいながらも、音楽は店内全体に上から聞こえているような感覚でビックリした。
こちらはバルミューダのお手柄であるが、このスピーカーを選ぶ店主のセンスに感銘を受ける。
何より、待ち席で待っていると、目に入る厨房で調理されている店主の姿が、まるで舞台上の演出のようだったのである。
カウンター越しから調理姿を盗み見る事は多々あるが、『らーめん かねかつ』では、チャーシューを焼いたり、手揉みから麺上げまでを待ち席から遠目ではあるが、見る事が出来るのである。
となれば、見てる間に『らーめん かねかつ』のフルコースを堪能したいと思うようになり、注文したのはかねかつSPと、ビール(500円)であった。
かねかつSPとは、らーめんかつけめんかあぶらそばから選択出来、そこに得肉三昧(800円)と、肉ごはん(400円)がセットになったメニューで、通常で頼むよりも200円お得となっている。
我輩が伺った当時はらーめんが1000円となり、かねかつSPが2000円であったのだが、現在はらーめんが1100円となり、かねかつSPが2100円に値上げされている。
国内最高権威と称されるTRYラーメン大賞の名店部門つけ麺清湯で、1位に選ばれている実力店で、つけめんと行きたい所であったが、初めての訪問であったので、まずは基本となるらーめんでお願いする事に。
席へ案内されるとすぐに
『ハートランド小瓶』
が運ばれたのであるが、これが嬉しいシウマイのおつまみ付きなのである!w
先程メニューにおかみのシウマイ(100円)と言うのがあったのだが、それが付いてくるってどんだけお得なんだ?w
しかも、何処ぞの小料理屋での修行経験でもあるのか?と言う位美味しいのであるw
演出からサービスに至るまでやられっぱなしであるが、味の評価とは別であると襟を正し、着丼を待っていると
『らーめん』
が運ばれた。
丼からは鰹節系のような魚介の香りが漂い、トッピングはチャーシューはイベリコ豚肩ロースに、ほろほろ鳥むね肉とほろほろ鳥もも肉が通常は1つづつの所、得肉三昧なので3つづつ入っており、他は中心にネギが盛られ、その上には三つ葉が添えられているだけであった。
まずはスープをレンゲですくい、一口頂くと節系の和風な味わいが先に来て、ほろほろ鳥や乾物系と言った重層的な旨味と酸味が口に広がって、思わず
『で、あるか!』
が発動したw
友人はお蕎麦の汁みたいと言っていたが、表現力が我輩よりも乏しいので許してやってほしいw
確かに、らーめんの中ではかなり和出汁に寄っているとは思うが、スープの厚みが違うだろうと。
続いて、早く箸上げしろよと言わんばかりの存在感の麺を
『麺上げ』
すると、もっちりとした自家製の中太麺が顔を出す。
しっかりとスープを纏って、これまた美味しいw
少し遅れて
『肉ごはん』
が運ばれる。
丼の底にタレが溜まっているので、底からしっかりと混ぜ合わせてお食べ下さいと店主からの案内。
タレや胡椒や香味油やお肉やらで、何が何やらわからんが、これまた美味い!
この時点で大満足なのであるが、まだ肉三昧してないので、締められないw
サクサク行かせて頂くが
『イベリコ豚肩ロース』
は提供直前に焼いていて、ステーキのようで美味いw
そもそもほろほろ鳥って何?って話であるが
『ほろほろ鳥むね肉』
は弾力もあって、余計な味付けはなく、鶏の旨味が口に広がって美味しい。
こちらの
『ほろほろ鳥もも肉』
も香ばしくて肉汁が美味かったw
多分合っているとは思うが、ほろほろ鳥を知らないので、どちらがムネ肉でもも肉か定かでは無いw
演出から始まった“かねかつ劇場”も、最後は完飲完食で堪能するのであった。
総括
今年は過去でも一番らぁ麺を食べている年であるが、中々『で、あるか!』が発動する逸杯に出会えていなかったので、嬉しい限りであった。
ちなみに、ほろほろ鳥を調べてみると、アフリカのギニア原産のキジ科の鳥だそうで、“食鳥の女王”と呼ばれているそうなw
寒さに弱いらしく、日本での飼育は困難とされているそうで、食材を手に入れるのも大変なのではなかろうか?
値段だけで見ると、高いと思ってしまうかも知れないが、舞台代込みと思えば安いではないかw
我輩は遠征して食べる価値があったと思っているので、我輩の記事を読んで一人でもお店に足を運んで下さったら、ブログを綴って良かったなと思えるのである。
こう言ったお店が、ミシュランなどにも見つかってくれると良いなと思う、年の瀬であった。
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
↓らぁ活専用Twitterもフォローすべし!↓