やあやあ、さむらいである。
絶滅の恐れがあると言う事で、ニホンウナギを含むウナギを規制しようとする動きがあったのをご存知だろうか?
EUが資源量の減少や、密輸を防止する為にワシントン条約に提出した案なのであるが、もちろん日本は猛反対。
ニホンウナギの資源量は、回復傾向にあるとし、絶滅の恐れはないと主張して反対していたのだが、結果的に反対多数で否決された。
我輩としても、ハレの日に食べる食べ物として鰻は重宝しているので、制限されてこれ以上値段が上がるのは勘弁して欲しいw
難しいとされていたウナギの稚魚の養殖に成功し、完全養殖が可能になったと言うニュースも以前に見たので、流石に絶滅の恐れは無理があると思っていた。
近々、否決されたお祝いも兼ねて、鰻重を食べに行きたいと思うw
さて、本日は
『さむらい流百名店道』
をお届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“ラーメン百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つの他に、北海道エリア・神奈川エリア・大阪エリアが増設され、六つのエリアに分かれて表彰されている。
本日は2022年に“百名店”に選出されると、4年連続で選ばれている
『手打麺祭 かめ囲』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は菊月も半ばの頃。
先日、アップされた『渡辺樹庵のここだけの話』の中で、森住さんが『手打麺祭 かめ囲』を食べると言う動画が公開された。
『モリズミ、かめ囲を食べる』の動画はこちらから
森住さんと言えば、ミシュランで初めて一つ星を獲得したラーメン店主として伝説を残す方であり、現在は千葉県の大網で『古民家ヌードゥル 黒揚羽森住』を営んでいる。
そんな森住さんを連れ出し、渡辺樹庵氏が薦めるお店を食べさせると言う企画動画で、非常に勉強になる。
勉強になるどころか、常人では理解し難い言葉や表現が出てくるので、面白いw
また、渡辺樹庵氏のXのポストでは、『オーラが出ていて食べる前から美味しいが確定している』と言わしめたのである。
そんな動画を観てしまっては、居ても立っても居られなくなり、お店を目指す事に。
オープンしてすぐに行った以来で、リニューアルしてからは初訪問となるが、果たして。
手打麺祭 かめ囲

まずはお店の場所であるが、京王線の柴崎駅を最寄りとし、北口を出て駅を背に甲州街道方面へ真っ直ぐ進み、甲州街道を渡って左へ進むと、歩道橋脇の右手にお店が見えてくる。
この日は平日の13:00過ぎの到着であったが、外には12人、中に4人と動画の影響なのか、普段からこれ位の並びなのかはわからぬが、混雑していた。
しかも、現在はお子様が産まれた事で、奥様のめんまちゃんが子育て産休中につき、亀井店主ご本人のみのワンオペ営業となっているのである。
これは中々待つ事になるぞ、と覚悟を決める。
まず先に食券を購入してから並ぶルールとなり、代表待ちは禁止となっている。
店内に入ると目の前に券売機があるが現金のみとなり、高額紙幣が使えないタイプなので、ワンオペで両替の手間などを考えると、予め細かいお金を用意して伺おう。
左上には特製手打中華蕎麦醤油(1650円)が位置し、お隣に特製あぶらそば(1650円)、下に白醤油も有り、デフォは共に1200円となっている。
この他に、期間限定麺などもあり、この日は9月ながら冷やし中華(1200円)とニボコン(1500円)があった。
我輩は特製手打中華蕎麦醤油とサイドメニューのチャーシュー炊き込みご飯(350円)に瓶ビール(500円)を購入し、お連れ様はあぶらそば(1200円)を購入する。
最後尾に着き、あとどれ位待つのか?と時計を見る。
全然前が進まないと思っていると、カウンター8席の総入れ替え制で回しているようで、全員はけたら一気に人が進む感じ。
やっとこ席に案内されると、まずはワンオペなのに

『ハートランド小瓶』
はしっかり届けてくれた。
ただ、一つ残念であったのが、以前オープン直後に伺った時には提供されていた、サービスのおつまみが付かなくなっていたのである。
我輩はビールの銘柄や、おつまみの有無などをお伝えするのが責務としているので、この変更は非常に残念ではあったが、昨今の物価高騰や、オペレーションの事を考えたら致し方なしか。
厨房の様子を見ながらビールを飲んでいたが、朝仕込んだ麺の塊を木の棒で伸ばし、麺を切り、大鍋で一気に茹で上げ、その仕草は一才の無駄がなく、いやはや本当に驚きであった。
確かに手打ち麺なのに、ワンオペで回すとか普通に考えられないが、それを実際に成し遂げているのが本当に凄いw
先に中華蕎麦を作成し、遅れてあぶらそば等、メニューを絞って作っている様子であった。
そして、並びから1時間強で、やっとこ

『特製手打中華蕎麦醤油』
とご対麺w
以前のと比べると鴨チャーシューがなくなったが、チャーシュー3種に名物の大きなメンマ、分厚い皮のワンタンは健在で、味玉にネギ、三つ葉と言ったトッピングとなり

『味玉』
には家紋を焼き付けている。
まずはスープを頂こうとすると、大きめに丸太が型にカットされたネギも入っており、テンションが上がるw
スープは言わずもがなで、動物系や魚介が合わさった分厚いスープとなり、美味い!
我輩は元々、『煮干しつけ麺 宮元』の修行時代に間借りで営業していた『亀庵』時代からのファンであり、この分厚い和出汁寄りのスープと手打麺が大好きで、行列に並んで食べていたのである。
だからこそ、その年のTRYラーメン大賞の新店部門の1位は、『手打麺祭 かめ囲』で間違いないと思っていた。
続いて

『麺上げ』
を行うと、モチモチのうどんのような太麺が顔を出す。
それもそのはず、亀井店主の一番美味しいと思う手打ち麺が讃岐うどんであり、その製法を用いて麺を打っているのである。
ちなみに、店名にある“手打麺祭”は、麺祭と言う銘柄の小麦粉を使っているからなのだそう。
一通りの麺類を提供し終えたタイミングで

『チャーシュー炊き込みご飯』
が運ばれた。
これもワンオペによる影響だと思うが、以前に提供していた気まぐれご飯と言ったのは一新されていた。
写真が多いので一気に行くが

『炙りチャーシュー』
に、煮豚タイプの

『バラロールチャーシュー』
と、更に薄切りではあるが

『吊るし焼きチャーシュー』
はその分、大判になっている。
緑色の皮から白に変わっているが

『ワンタン』
は相変わらず分厚い自家製の皮を使っていた。
こちらはメンマが嫌いなめんまちゃんが丹精込めて作っている

『メンマ』
は健在で、子育てしながらこちらの仕込みは続けていると言う事なのだろう。
改めて言うが、太めにカットされたネギが甘くて良い感じで、最後まで美味しく完飲完食するのであった。
総括

こちらはお連れ様の頼んでいたあぶらそばであるw
特製にせずともこのボリュームなので、満足度は高いのではなかろうか?
味付けはソース味っぽくて面白いと思った次第w
相変わらず、中華蕎麦は文句なしに美味かったw
オープンしたばかりの時は麺も味も安定しなかったからかも知れないが、TRYラーメン大賞に入賞できたのが汁なしだけであったのは、未だに納得出来ていない。
ワンオペが続いているので、待ち時間は長いかも知れないが、待って食べる価値のある逸杯であると、胸を張ってお薦め出来る。
改めて、『オーラが出ていて食べる前から美味しいが確定している』逸杯を頂きに伺ってみては如何だろうか?
本日はこれにて御免!
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