やあやあ、さむらいである。
我輩には生涯に一度は訪問したいと思っているらぁ麺屋がいくつもある。
過去にご紹介した『飯田商店』がその中の一つである。
『飯田商店』をご紹介した記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 2020年1月22日に『さむらい流らぁ麺道』で初めて記事を投稿し、こちらのらぁ麺ブログが始まった。 マイペースではあるが、"3~4日に1記事ペース"で記事を更新し続けている。 まずは、世界的なグルメガイドブ[…]
その『らぁ麺 飯田商店』の店主である飯田翔太氏と大変、仲の良い富田治氏が営んでいる
『中華蕎麦 とみ田』
が我輩がどうしても行きたかったお店の一つである。
セブンイレブンとコラボしているので、耳にした事があると言う人は多いのではなかろうか?
念願叶ってこの度、訪問出来たのでご紹介させて頂こう。
と言う訳で、本日であるが
『さむらい流百名店道』
お届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つに分かれて表彰されている。
本日は2006年にオープンすると瞬く間に行列店となり、2017年に“百名店”に選出されると、5年連続でBRONZEに選出されている
『中華蕎麦 とみ田』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は鳥待月も月末に差し掛かる頃。
3回目の緊急事態宣言が発出される少し前の事。
ずっと、行きたかったお店にやっと訪問する事が出来た。
そのお店と言うのが、何度も言っているが
『中華蕎麦 とみ田』
である。
どれ程のお店かと言うと、ご存知ない方もいらっしゃるかと思うので、軽くご紹介させて頂こう。
まず、店主であられる富田治氏であるが、『東池袋大勝軒』の創業者であられる山岸一雄氏に憧れて、門を叩いたのが、山岸一雄氏の弟子にあたり、茨城県を中心とする『こうじグループ』の田代浩二氏であったそうな。
28歳で千葉県松戸の地で独立し、『中華蕎麦 とみ田』を創業し、今年で15周年を迎えるにあたり、丁度、15周年イベントを敢行している最中である。
5月23日には同じ『こうじグループ』のご出身である『麺屋一燈』、『麺処ほん田』とコラボし、昨日の5月30日は『ちばから』、『伊吹』、『すず喜&すず鬼』に『No11』、『『』(無名)』とコラボした特別営業をしていて、徹夜組も出たとか、何とか。
そして、来る6月5日、6日は『らぁ麺 飯田商店』とコラボを予定している。
何とか、ブログ更新が間に合って良かったと思っている。
大人気店となった『中華蕎麦 とみ田』であるが、現在は『富田食堂』や、『松戸富田製麺』、二郎系インスパイアとなる『雷』ブランドと言った11店舗の系列店を構え、『心の味食品』と言う製麺所も運営している。
時に評価されたのは『中華蕎麦 とみ田』が提供する『つけめん』であったのだが、これが日本一並ぶ店とまで言われていたのである。
業界最高権威と称されるTRYラーメン大賞で4年連続でTRY大賞に輝いているのが『らぁ麺 飯田商店』なのだが、むしろ、その前の2013年から3年連続でTRY大賞を受賞し、殿堂入りしたのが『中華蕎麦 とみ田』なのであった。
そりゃ、並ぶわと言うのはお分かり頂けただろう。
だが、過去の提供していたつけめんは『富田食堂』や、『松戸富田製麺』と言った系列店で食べられるようになったので、昔程は並ぶ事なく食べる事が出来るようになったのだ。
かく言う我輩も東京駅にある『松戸富田麺絆』で食べた事がある。
では、本店となる松戸の『中華蕎麦 とみ田』では何を提供しているのかと言うと、幻の豚と言われているTOKYO-Xと言うブランド豚のみを使用した純粋豚骨のらぁめんと、その豚骨と魚介を合わせた特別なつけめんを提供している。
どうしたらその幻の豚と称されるTOKYO-Xを使用したらぁめんとつけめんが食べられるのか?
ただ、並べば良い訳ではない。
平日は8時、土日祝日は7時から店頭で食券を購入出来る。
まず、最低でもこの時間にお店に行って食券を買わなければいけないのである。
1人に対し平日は5人分、土日祝日は1人に対し3人分の食券を購入する事が出来る。
食券を購入したら指定された時間に店前に戻ると言う流れとなっている。
もちろん、早くから並んだ方から時間帯の希望は出せる。
時間帯が確定したら名前と電話番号を伝え、予約する事が出来ると言う手筈。
ただ、8時に食券を購入したとしても最短で食べられるのは11時となっているので、何処かで時間を潰さねばならない。
これを聞いて、敷居が高いと感じた方がほとんどだろうと思う。
日本一並ぶと言うのは伊達ではないのだ。
しかし、数年前から遠方から来るような、早朝から並べない方に向けて、“OMAKASE”を通してオンラインによる予約を受け付けるようになったのである。
“OMAKASE”の『中華蕎麦 とみ田』の予約はこちらから
今、“OMAKASE”を開いても予約出来る枠は空いていないだろう。
毎週、火曜の昼12:30にその週の予約受付を開始するので、時間帯に合わせて予約を入れないとすぐに埋まってしまうのである。
そして、予約枠も決して多くないので、同じ時間帯で2~3人空いていれば良い方と言う、狭き門なのである。
予約もタダではない。
“1席あたり390円”の予約料が掛かるのである。
キャンセル料(前日なら100%)も取られるので、覚悟の上ご予約されるようお願い申し上げる。
我輩も生活圏から近くとは言えないので電車賃や時間潰しに使う金額を考え、予約をして伺う事に。
まず、行きたいと思っている週の火曜日12:29にアラームをセットし、1分前から予約サイトに入っておく。
考えられるのが、同じ時間帯にアクセスが集中するとサーバーが耐え切れなくなる問題である。
予想通り、12:30になると予約枠が表示されたが、前述の通り、決して多くなく同じ時間帯で2~3人となっていて、1人と言う時間帯も有った。
これは、並んで下さるお客様が優先されると言う事なのだろう。
案の定、アクセスが集中し、混雑しています的な文言が表示されていた。
そこで少しだけピーク時間を外した枠を選択すると仮押さえ状態(5分程)になったので、その日注文するメニューをえらぶのであった。
2人で行く予定であったので、つけめんを2人分と特選全部乗せトッピングを事前注文し、らぁめんの連食希望と備考欄に記入すると、予約を終えるのであった。
中華蕎麦 とみ田
我輩が予約したのは平日の14:40であった。
本当はもう少し早い時間帯を選択したのであるが、アクセスが集中したと言う事で予約が取れないよりはと時間帯をずらした結果であった。
お店はJR常磐線の松戸駅を最寄りとし、徒歩4分程。
松戸駅の東口を出て、正面の階段を降りた先のモスバーガーの十字路を右へ進み、250mほど真っ直ぐ行った左手側に店はあった。
途中、左手に系列の『松戸中華そば 富田食堂』が有り、こちらで昔ながらのつけめんを頂く事が出来る。
店前に着くと券売機には『ただ今の最短ご案内時間16:30となっております』と出ていた。
整理券が少し残っていたと言う事であろう。
希望の方は券売機の前で待ち、従業員の方が出て来たら食券を購入し、時間に戻ると言う案内になるかと思う。
10分前には到着していたが、店前に店員さんはおらず、横の壁沿いのベンチで待つ。
時間が近くなるとちらほらと、人が集まり出し、14:40に店員さんが出てきて『OMAKASEでご予約の〇〇様』と、名前を呼ばれ食券を購入するよう、案内される。
購入したのは予約の通りつけめん並(1300円)2人前と、らぁめん並(1200円)に特選全部のせ(1000円)、そして、サイドメニューで気になっていた角煮トロめし(600円)とビール小瓶(400円)を購入し、案内までベンチで待つ。
ちなみに、“OMAKASE”の予約料は現地ではなく、サイトから直接引き落とされるシステムであった。
我輩の後の1人客も予約客だったようで食券を購入していたが、他のお客人は早朝に食券を購入していた模様。
少し、時間が過ぎていたが、準備が整った段階で店内へ案内される。
厨房が丸見えとなる8席程のL字型のカウンターとなっていて、席事にしっかりとパテーションで間仕切りされ、感染症対策はばっちり。
我輩から順番に奥から座っていく。
先付けされたお盆の上にはレンゲと箸が配置され、横には布おしぼり。
席に座ると高級BARで提供されるような丸氷が入ったお冷が運ばれた。
ここまでのおもてなしは最高で、文句のつけようがない。
店内にはゆっくりとしたBGMが流れ、そこには行列店にありがちなひっちゃかめっちゃかとなったお店の姿はなかった。
厨房の中心には富田治氏が立ち、従業員の方々へ出す指示も全て敬語であった。
富田治氏に釘付けとなっているとすぐに
『エビスビール小瓶』
が運ばれた。
一つ一つ全ての作業が丁寧で細かく、トッピングを別皿に盛っている。
先にらぁめんが上がりますと言う声を聞き、我輩のだと察したのでビールを全て飲み干し、到着を待つ。
緊張していると我輩の目の前に
『らぁめん並』
が着丼する。
見るからに濃厚なスープはレンゲが立ちそうな勢いで、2種のチャーシューに極太メンマ、中心に青ネギがドカっと盛られていた。
まずはドロっとしたスープをレンゲですくい上げ、一口頂くと濃厚な豚骨スープが口いっぱいに広がるが、雑味や臭みは一切ない。
ドロドロではあるが、我輩の苦手とする、豚のげんこつが細かく砕かれたようなザラザラした食感がしない。
続いて
『麺上げ』
を行うと、心の味食品の細麺が顔を出す。
我輩以外は全員つけめんで、着丼しているのは我輩だけなのだが、気にせずに一気に麺を啜り上げる。
スープが濃厚な事も有り、スープの持ち上げ感は半端ない。
チャーシューも言う事ないが
『板のような極太メンマ』
には驚かされた。
食べ進めていく内に各席にトッピングが運ばれていた。
我輩が先頭であったが、後方のお客からつけめんが運ばれた。
我輩の食べ進めるスピードを見て、我輩にも
『特選全部のせトッピング』
が運ばれた。
スープを完飲したい所であるが、あまりに濃厚なので苦戦しているとらぁめんもスープ割りがあるとの案内がw
ここは流石にもう少し、早く言って欲しかったが、すぐにつけめんが運ばれるので、お腹に余裕が有ったら頼みますと伝える。
次に、このビジュアルが嫌いな日本人がいるのだろうか?と言う
『輝く角煮トロめし』
が運ばれると
『つけめん並』
も着丼する。
滅茶苦茶美味そうなのに我輩の頭に浮かんだのは、この量を完食出来るのか?であった。
日頃から2店舗の連食位は日常茶飯事なので問題ないと思っていたのだが、結構苦しかった。
きっと、濃厚過ぎる純粋豚骨のスープが効いていたのである。
しかし、麺のみ1本、何も漬けずに頂くと余計な雑念が晴れるのであった。
麺だけでも小麦の香りを感じ、モチモチで美味しい。
これをスープに漬けるとどうなるのかとウキウキして
『麺を啜り上げ』
噛みしめると先程の純粋豚骨とはまた違った、魚介と豚骨のハーモニーを味う事が出来た。
部位ごとに異なる特選全部のせトッピングであるが、煮豚バラチャーシューであったり、肩ロース、ランプ肉の吊るし焼きチャーシュー、外モモ醤油煮、肩ロースとモモの低温調理されたものに心の味焼売となっていて、どれを食べても絶品であった。
問題は我輩の腹がはち切れそうな位、お腹一杯であった事。
いつもは相方の残した分も我輩が平らげて来たが、今日ばかりは自信がないので頑張ってとエールを送っていたw
総括
最後は美味しいのにキツイ、油多めの角煮トロめしを掻き込んで完食する。
どうしようもない位にお腹一杯であったのだが、つけめんはスープ割りを頂いて、初めて完食である。
らぁめんの丼が残っている事は忘れ、つけめんのスープ割りをお願いする。
出てきたのは先程まであった濃厚なスープはなく、鰹出汁のような優しい出汁スープと柚子で仕上げられたものであった。
お腹一杯なはずなのに、水のように身体に染み込んで来るスープであった。
らぁめんのスープまでは行けなかったが、スープ割りを完飲し、店を後にした。
連食した事もあり、同時刻の中では最後の退店で1時間が経過していたが、嫌な顔一つせず見送って下さった。
美味しいのは当たり前と言わんばかりで、来て下さったお客人に満足して帰って頂けるような空間作りがされていたと思う。
これは『らぁ麺 飯田商店』で頂いた時も感じた、近しい感動であった。
最近は余った通常の枠が電話予約出来たりする事もあるようなので、Twitterは要チェックである。
来る6月5日、6日の『らぁ麺 飯田商店』との周年コラボであるが、5日は並びで6日の分は全て“OMAKASE”での予約のみとなっていて、本日6月1日の12:00から予約開始との事。
どうしても、食べたい方は我輩の使った予約方法を是非ともお試し下され。
“OMAKASE”の『中華蕎麦 とみ田』の予約はこちらから
本日はこれにて御免!
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