やあやあ、さむらいである。
毎日放送(MBS)、東京ではTBSで放送されている『情熱大陸』と言う番組をご存知だろうか?
様々なジャンルの第一線で活躍されている人物に密着するドキュメンタリー番組で、1998年から続いている長寿番組で実に面白い。
こちらの『情熱大陸』でらぁ麺店の店主が扱われる事が有るのだが、見た事はあるだろうか?
近しい放送だと2020年最初の放送で、山形県の『中華そば処 琴平荘』の店主である掛神淳氏が密着され、放送された。
我輩が記事で紹介している『らぁ麺 飯田商店』の店主であられる飯田将太氏も2018年の最初の放送で紹介されている。
『らぁ麺 飯田商店』をご紹介した記事はこちら
やあやあ、さむらいである。 2020年1月22日に『さむらい流らぁ麺道』で初めて記事を投稿し、こちらのらぁ麺ブログが始まった。 マイペースではあるが、"3~4日に1記事ペース"で記事を更新し続けている。 まずは、世界的なグルメガイドブ[…]
その『情熱大陸』の2019年2月24日の放送回でボストンの『Tsurumen Davis』と言うらぁ麺店を営む大西益央氏がご紹介されたのだが、そのお店と言うのが実に面白い。
ボストンでも行列店であるのは当然として、何が凄いのかと言うとオープンから1000日しか営業しない事を決めていて、5年後には店を閉める、期間限定の店だと言う。
しかも、営業時間は1日2時間のみ。
そんなお店の逆輸入店舗が東京の亀戸に出来たと言うので早速、行ってみたのである。
と言う訳で、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店させた店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2020年の8月30日に開店された
『ツルメン トウキョウ』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は良月も初めの頃。
噂を聞きつけて訪問する日を決め、予約をした。
現在は完全予約制と言う訳ではないが、予約をされている方優先で席に空きがあれば並び順で提供しているそう。
予約時はコースのみの提供となるが、予約なしの時はらぁ麺単品でも可能との事。
しかし、並び状況もわからない上に、コースを頼もうと思っていたので予約をしたのである。
予約方法はインスタグラムのこちらのページから可能となっている。
当日約束していた相方が風邪気味と言う事で大事を取って寝ているというので急遽、行ける人は居ないかと探していると3人目のらぁ麺仲間でようやく、行けると言う返事を頂けた。
しかも急な話であったのに車を出してくれると言うではないか。
こちらのお店の最寄り駅は総武線の亀戸駅なのだが、歩くと10分程掛かるようなので有難い。
駅からの案内は出来ないが、ご了承下され。
お店の場所は蔵前橋通り沿いの亀戸天神通り商店街にある。
通り沿いに駐車場が見当たらなかったので、お店の手前で路地に入ると『セブンイレブン亀戸3丁目店』の目の前にコインパーキングがあったので、そこに車を駐車して徒歩で向かうのであった。
ツルメン トウキョウ
予約は18:00からの回と、19:15からの回の2通りから選択する事が出来、我輩は腹の空き具合を考えて19:15の回を予約したのだが、店の前に着いたのは10分程前であった。
店には大きな看板はなく、扉に横文字で『TSURUMEN TOKYO』と書かれているだけなので分かり辛いかも知れん。
店前には行列所か、店内に目を配るとお客人の姿はなかったので店に入ると快く迎え入れて下さった。
予約なので料理は3800円のコースのみであったのだが、『お飲み物は如何なさいますか?』と尋ねられたので運転してくれている友人には申し訳ないが、我輩だけビールを注文する事に。
そのお店のビールをレポートするのもビール好きである我輩の責務であると思っているからである。
そして、ドリンクのメニューを見ていると店主から日本では滅多に手に入らないジュリアスと言うビールを薦められたのだが、その値段を見てビックリ!
何と、ビール1本が3000円と言う値が付いているではないか!
コースではない単品の松茸ワンタンらぁ麺ですら1800円だと言うのにであるw
貧乏性である我輩は脳内電卓を弾いてしまい馬鹿馬鹿しいようにも思えたが、話しを聞いてみるとニューイングランドIPAの最高峰であるTree House Brewingが誇る超人気のビールで、現地ではブルワリーに直接行列が出来て1時間待ちでやっと入手出来る代物で、日本では中々飲めないビールなのだそう。
ビール好きが聞いて飽きれるが、初めて聞いた銘柄であった。
“IPA”とはインディアペールエールの略で、ホップを大量に使ったビールで有名な物ではインドの青鬼と言う銘柄はたまにコンビニに売っていたりする。
自称ビール好きを謳っている以上、そんな話を聞いてしまっては頼まない訳にはいかぬと、ジュリアスを注文。
そして、これが
『Julius』
である。
何と神々しい事かw
濁ったような見た目であるが、注ぎながらでも感じる事が出来るホップの強い香りに、口にするとわかるのはとてもフルーティーで飲みやすいIPAと言った感じで美味しい。
正直に3000円払う価値があるかどうかと言えば疑問はあるが、知っている方には喜ばれるのかな?
ちなみに、Miller Genuine Draft(600円)やGoose Island IPA(700円)と言った普通の値段のビールも有るのでご安心下され。
ジュリアスを楽しみつつ、料理を待っていると1品目の
『ハーブサラダ』
が運ばれた。
こちらは梶谷農園の無農薬のハーブサラダだそうで、イチジクと言った滅多に口にしない果物も入っていて美味である。
ハーブサラダを頂いていると店主が
『干し松茸』
を持ち出し、『こちらはアメリカのメイン州産の干し松茸で、スープはこちらの干し松茸と淡海地鶏から取っています』と言う説明を受け、匂いを嗅がして頂いたがとても香り高かった。
そして、その干し松茸と淡海地鶏を使った
『皿ワンタン』
が運ばれる。
ワンタンには醤油と鶏油が掛かっていて、こちらはらぁ麺にも入りますとの事であった。
松茸もほんのり感じ、肉が詰まった鶏ワンタンと言った感じでこれも美味い。
次に店主が持って来たのは手打ちした麺であるが、これは切り出される前の板状の物。
これを目の前で小野式製麺機と言うレトロな手回しで切り出す機械で切り出し
『切り立て麺』
を見せてくれる実に面白い演出。
そして、いよいよ待ってましたと、メインである
『松茸ワンタンらぁ麺』
が運ばれた。
トッピングは松茸ワンタンに穂先メンマと、大判なチャーシューに三つ葉が添えられている。
スープを頂く前から漂う松茸の香りに気持ちが高ぶる。
早速、スープを頂くと、干し松茸と淡海地鶏が織りなすハーモニーが最高で鶏の旨味が先に口に広がり、マツタケの強い香りが鼻を抜ける。
美味しくて麺に行くまでに2口、3口と飲んでしまった。
続いてこちらが先程切り出した
『自家製手打ち麺』
である。
少し平たい断面の中細麺で、小麦の香りも感じ喉ごしも良く、スープもしっかりと持ち上げてくれる。
次に
『ワンタン』
であるが、これは先程と同じもので特別、らぁ麺用に手を加えられたわけではない。
続いて、
『大判なチャーシュー』
であるが、こちらは霧島高原のロイヤルポークの肩ロースなのだそうだが、これも簡単に噛み切れる程柔らかい仕上がりで美味。
夢中で食べ進め、スープを飲み干したい所であったが
『ご飯』
が来るので残しておいてくれと言われる。
これまた国産のブランド米(忘れたw)と言う事であったが、そのままでも美味しく、これを残ったスープにドボン。
一気に食べ進め、スープも飲み干した所で良かったらお代わりも出来ますと言われたが、それはスープを飲み干す前に言って欲しかったw
最後にメニューにはないおまけなんですが、と言う断りでチャーシューロールの海苔巻きか、
玉子掛けごはんの選択を迫られたのだが、炭水化物攻めだと思ったので
『チャーシューロール』
をお願いした。
チャーシューロールには長芋が入っており、食感も良く美味しかった。
総括
我輩が伺ったのは開店して28日目であった。
我輩以外にもう一組いらっしゃったが、一見さんも来ておらず、お店は混雑所か閑散としていた。
感想としては気持ちの良い接客に、らぁ麺の完成度も高く、美味しく頂けた。
ただ、コースと言う事であったのだが、基本的にハーブサラダ以外はらぁ麺に準ずる物な事と、炭水化物ばかりであったので他の物が食べたいと言う思いも。
おまけならデザート的な物であった方が女性には喜ばれるかも知れん。
200日置きに新作らぁ麺を提供すると言う事なので次のらぁ麺が出たら再訪確実である。
これからもブラッシュアップであったり、改善されて行くと思われるので楽しみのお店である。
メディアに取り上げられたら混み合いそうなので、空いていると思われる今の内に伺ってみては如何だろうか?
本日はこれにて御免!
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