やあやあ、さむらいである。
家系や二郎系は良く耳にすると思うが、“ちゃん系”は聞いた事があるだろうか?
最近良く耳にすると言うお声が多いと思うのだが、歴史は意外と浅い。
我輩調べであるが、“ちゃん系”の発祥は、神田の『ちえちゃんラーメン』から始まり、“ちゃん系のれん会”に加盟している店舗が“ちゃん系”として認められている事になる。
“ちゃん系”の特徴としては、看板メニューは中華そばともり中華で、スープは炊き立て、チャーシューは切り立てでたっぷり入り、麺は新宿だるま製麺の特注麺を使用しているのが共通で、多くのお店では赤い看板に、中華そばともり中華が掲げられている。
基本的にリーズナブルな料金設定で、中にはライスを無料で提供しているお店もある。
新橋にある『はるちゃんラーメン』はちょっとお高いが、“ちゃん系”では初となるミシュランガイドのビブグルマンに選出されると言った実績もある。
そんな“ちゃん系”の中で、店舗数を伸ばしている期待のお店を紹介したいと思う。
と言う訳で、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2024年の9月に開店された
『新橋ニューともちん 神保町店』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は霞初月も半ばの頃。
この日は休日と言う事で、昼間はラーメンではなく、『かつれつ四谷たけだ』で冬場の風物詩である牡蠣バターソテーを頂くw
我輩も、たまにはラーメン以外も食べるのであるw
折角なので、そのまま近くの神社仏閣を巡り、夕方に向かったのは神保町に出来た
『新橋ニューともちん 神保町店』
であった。
お腹が空くにはまだ時間が必要であったが、ラーメンも食べたかったので、帰宅前にずっと行きたかった『新橋ニューともちん 神保町店』に立ち寄る事にしたのであった。
評判の高い高円寺の『ともちんラーメン』の系列となるが、果たして。
新橋ニューともちん 神保町店
まずはお店の場所であるが、神保町駅を最寄りとし、A5出口が一番近いが、A3出口を出ると、道を挟んだ目の前に見えるのでわかりやすいかも知れんw
店名には『新橋ニューともちんラーメン』とあるので、高円寺の『ともちんラーメン』のグループである『新橋ニューともちんラーメン』の分店と言う事なのであろう。
『新橋ニューともちんラーメン』は、川崎にも『新橋ニューともちんラーメン川崎駅前店』を出店している勢いのあるグループである。
『新橋ニューともちんラーメン』で特徴的なのが、立ち食いスタイルである事。
立ち食い蕎麦はわかるが、ラーメンでも立ち食いってあるの?と思われるかも知れないが、ここにあるw
回転率を重視する事で、早く安価に提供出来るメリットがある。
この日は夕方の17:30頃と言う事で、外待ちこそなかったが、店内には7割強のお客人が。
券売機で食券を購入するのであるが、左上には中華そば(750円)が位置し、他にも“ちゃん系”では珍しいわかめ中華そば(850円)が隣接し、月見中華そば(850円)、ネギ中華そば(850円)、海苔中華そば(850円)、メンマ中華そば(850円)が有り、もり中華はなかった。
これだけ物価高が騒がれ、倒産するラーメン屋が過去最高だと言われている昨今で、中華そばが750円で食べられるだけでも驚きであるが、こちらの店舗では、何とめしが一杯無料なのである!
しかも大・中・小から選択出来、お代わりをする場合は、100円となっている。
お店のルールであるが、食券を購入したら食券を持ったまま席で待機し、番号を呼ばれたら自身で取りに行き、その際にめしの有無を聞かれるので、頼む場合はサイズをお伝えすると言ったもの。
また回転率重視なのか、こちらのお店では酒類の提供はない。
席と言っても椅子はないので、立って待っているだけなのだが、厨房の様子を見ると10席あるのにワンオペ営業をしているではないかw
何ともタフな営業スタイルであるが、その時間帯はと言う事かも知れん。
卓上にある調味料は、めし用の青かっぱに、コショー、ニンニク、唐辛子の他に、ンモーッホットと言う辛味があった。
どうも一杯づつ作っているのか着丼までに少し待ったが、やっとこ我輩の番号が呼ばれ、取りに行く。
その際にめしの有無を聞かれたが、我輩のお腹にはまだ『かつれつ四谷たけだ』の余韻が残っていたので、無しでw
お盆を持って、席へ戻り
『中華そば』
とご対麺であるw
表面にはたっぷりのラードが浮き、チャーシューメンかのようなチャーシューが散りばめられ、メンマにたっぷりのネギが中心に盛られている。
デフォでこんなにネギが入っていたら、ネギ中華そばはどうなっちゃうんだろう?
豚も値上がりが凄いと聞くが、こんなにチャーシューがたっぷり入っていて750円である!w
まずはスープを頂くと、豚清湯の旨味たっぷりなスープとなり、美味いw
もちろん、旨味調味料も使われていて、出汁の厚みもないけど、これで十分に中華そばとして成り立っていて、物足りなさもないのが改めて凄いと思うw
お次は
『麺上げ』
を行うと、新宿だるま製麺のモチツルな啜り心地の良い、平打ちな中太麺が顔を出す。
この麺がまた上手い事出来ていて、美味いのだから非の打ち所がない。
最後に
『チャーシュー』
であるが、パサっとした食感ながらしっかりと醤油味が入っていて、切り立てなので酸化もしておらず、美味しいw
お腹いっぱいのはずが、スルスルと入り、完食するのであった!w
総括
いやはや、改めて“ちゃん系”の素晴らしさを認識したのであった。
“ちゃん系”が出来たのがコロナ禍の頃で、『すごい煮干ラーメン凪』の系列店が、どんどん“ちゃん系”に業態変更をしている中で、『すごい煮干ラーメン凪』との関係性はないとされていた。
これは我輩の勝手な想像なのであるが、コロナ禍で雇用を守るのが厳しくなった中、店舗を任せていた店長に店舗を買い取らせ、コストを極限まで落とした“ちゃん系”スタイルで、独立させたのではなかろうか。
新宿だるま製麺と言えば、『すごい煮干ラーメン凪』が運営する製麺所なので、フランチャイズにしなくとも麺を卸す事で、マージンは約束されたようなもの。
コストを極限まで落としても、安く売っているので原価は高いが、その分満足度も高いので杯数を売る事が出来る為、コロナ禍では最善の策であったと思う。
米の値段が上がった現在でも、めし無料を貫き、何処まで安いんだよと言う話なのだが、安いだけではなく美味いから客が後を経たないのであろう。
我輩が帰る頃には外待ちが出来ていたので。
まだ“ちゃん系”を食べた事がないと言う方は、是非ともともちん系に行ってみて下され!
本日はこれにて御免!
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