やあやあ、さむらいである。
緊急事態宣言が明けて1カ月半が経過したが、如何お過ごしだろうか?
ワクチン接種が進んだお陰で有ると思うが、コロナの感染者数は激減され維持出来ている。
乾燥した冬の季節に入るとまた、感染拡大するのではないかと危惧されているが、それでも大分日常を取り戻してきたように思う。
我輩も気兼ねなくらぁ麺活動が出来ているが、飲食店の多くは未だに時間短縮を行っているお店が多いように感じている。
これは、感染者数が減ったとは言え、外で食事をしようと言う方が完全に戻っていないからだと思われる。
未だにマスクや消毒は必須であったりする訳だが、これまで通り気を緩める事無く、手洗いやうがいと言った感染対策は習慣として続けていき、ちょっとづつ出掛ける頻度を増やしていけば良い。
そうすれば、自ずと経済が回っていき、当たり前であった日常が戻ってくるのではないかと思うので、気を抜く事なく頑張っていこうではないか。
さて、本日であるが
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2021年の8月に開店された
『麺や 麦ゑ紋』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は神無月も半ばの頃。
この日は新宿駅での用事と言う事で、昼は何処に行こうかと言う感じで決めたのが
『麺や 麦ゑ紋』
であった。
我輩のフォロワー様の投稿を見てチェックを入れていた新店である。
お店は新宿駅を最寄りとしており、西口で降りたら小滝橋通り方面へ進み、お店は通り沿いとなっているので、比較的迷わずに行けると思われる。
西口を出て右手へ進み、大ガードの交差点を渡り、小滝橋通りを真っ直ぐ行くと行列が見えて来た。
まだ認知度としてはこれからと思っていた新店であったが、これ程までの繁盛店であったかと思ったのだが、その行列は何とお隣の『ラーメン 龍の家』のものであった。
そして、お隣の『麺や 麦ゑ紋』を見ると行列は出来ていなかったが、店内は7割程埋まっていた。
そしてこちらの場所であるが、『リンダ軒』が有った場所。
『リンダ軒』をご存知ない方に説明すると、“はやし田グループ”のお店で個性的ならぁ麺を提供していたお店であり、大元の『らぁ麺 はやし田』は食べログ百名店にも選出されている銘店なのである。
お察しの通り、こちらの『麺や 麦ゑ紋』も例に漏れず、“はやし田グループ”のお店であった。
これに気付かなかったのは後述するのであるが、果たして、我輩の期待を超えてくれるのか?
麺や 麦ゑ紋
店内に入ると先に食券を購入するスタイルとなり、券売機へ案内される。
メニューは手揉みらーめん(800円)と合盛りつけめん(900円)の二枚看板のお店となり、そこにトッピングを合わせていく形。
我輩は色々な麺を提供されている画像を見て麺に拘りが有るのだろうとチャーシュー合盛つけめん(1200円)を選び、ご飯物にはライスしかなかったので大盛(100円)にし、つけめん専用トッピング極平麺(150円)も購入する。
そして、忘れてはならない瓶ビール(500円)ももちろん、購入するのであった。
最近は連食する事も増えたので、ビールを我慢する事も増えたが、基本的にビールの銘柄やサイズ、おつまみが付くのかと言った部分の情報提供するのも我輩の役目と思っているので、記事にするお店では頼むようにはしている。
食券を手渡すと2名掛けのテーブル席へ案内される。
接客は元気が良く、愛想も良いので気持ちが良く、流石は“はやし田グループ”のお店である。
席に着いてすぐに
『黒ラベル中瓶』
が運ばれる。
特におつまみは付かずであったが、この頃は緊急事態宣言が明けて間もなかった事も有り、ビールが飲める事に感動していた。
店内に目を配ると、“はやし田グループ”のお店である案内があった。
実は“はやし田グループ”と言うのは、『らぁ麺 はやし田』で店舗展開もしているのだが、新宿近辺で多くの店を構えており、『らぁ麺 鳳仙花』や『らぁ麺 くろ渦』、『煮干中華そば 鈴蘭』と言ったそれぞれ異なるジャンルのお店も展開しているチェーン店であり、それでいて何処も完成度が高いイメージ。
そんな“はやし田グループ”なのであるが、特徴的なネーミングには秘密が有ると噂されている。
どうにも、映画化もされた実績もある『クローズ』と言う、漫画に関わるキャラクターなどの名前を付けていると言うのである。
『クローズ』は我輩の年代はドンピシャで見ていた世代なので、なるほどと言った所。
まず、本店である『はやし田』であるが、漫画で出て来るリンダマンと呼ばれるキャラの名字となり、『麺や 麦ゑ紋』の前身のお店は『リンダ軒』である。
『鈴蘭』は主人公達の高校名が鈴蘭高校となっていて、ライバル校に鳳仙高校があったり。
『くろ渦』に至ってはそのままではないかw
公式で謳っている訳ではないので、あくまで噂レベルの話であるが、そんな特徴を持つなら『麦ゑ紋』とは何ぞや?となってくる。
我輩自身は『麦ゑ紋』と『クローズ』の関係性を見い出せなかったのでこちらのお店が“はやし田グループ”のお店であると気付けなかったのであった。
“はやし田グループ”のお店とわかっていれば来ていなかったのかも知れない。
年間300杯以上食べている我輩であってもまだまだ未食の宿題店としているお店はあるので、そちらを優先していたかも知れんと言う事。
何故かと言うと、本店である『らぁ麺 はやし田』を始め、これまで食して来た感想として、“チェーン店の割にはとても美味しいけど突き抜けたものはない”と言う印象が強かった為である。
『らぁ麺 はやし田』も美味しかったし、完成度も高かったので行列が出来るのもわかるけど、平均点以上ではあるが無難な落としどころと言う感じ。
言葉では伝え辛いのがもどかしいのだが、我輩が求めている青天の霹靂を感じるような逸杯とはならないだろうと言う思いがあるからである。
しかし、『リンダ軒』からの大幅な業態変更に加え、ネーミングの矛盾と言ったこれまでになかった思いがあるのかも知れぬと勝手な期待を持って着丼を待っていた。
すると、ビールを半分以上飲み進めた辺りで
『チャーシュー合盛つけめん大盛』
が着丼し、少し遅れて極平麺も到着する。
スープは少し色濃い清湯系で表面には香味油が層を作り、見た所具材はチャーシューに海苔、白ネギと言った所で後から気付いたのだが、メンマが底に沈んでいた。
スープは豚ゲンコツ、背骨、豚足に鮭節をベースに数種類の乾物を低温でじっくりと炊き合わせたものだそう。
こちらのお店は麺に強いこだわりがあるようなので、最初はスープには漬けずに麺をそのままで頂く。
まず
『つる平麺』
であるが、こちらも国産小麦100%使用した平打ち麺となっていて、沖縄県産の塩“島ま~す”をブレンドしている模様。
続いて
『蕎麦色した中細麺』
であるが、こちらは小麦灰分(こむぎかいぶん)の高い国産小麦を使用した麺となっていて、全粒粉とふすまを加えているとの事で、我輩はこちらの麺の方が塩味を感じた。
全粒粉は聞き覚えがあるが、ふすまとは何ぞや?と思い調べてみると、“小麦粒の外皮の部分や胚芽などの表皮の部分を指し、諸外国ではブランと呼ばれている”のだそう。
確かにブランと言うのはパンなどで良く見る。
最後に
『極平麺』
であるが、厳選小麦を独特な製法で加工、切り出したものだそうでこちらにはすだちが備え付けられていた。
ちなみに、手もみらーめんに使用しているのはつる平麺に手揉みを加えた物を使用していると思われるが、間違っていたら申し訳ない。
これは一反麺と呼ばれるものであるが、きしめんを太くしただけのような感じで、我輩としてはもうちょっともっちり感が欲しかった。
残念だったのがこちらの
『チャーシュー』
で、分厚く切られているのは良いが、顎を酷使する固さ。
しかも、灰汁(あく)が固まったものがそのまま肉に付いていたり。
お店の拘りには豚の腕肉を使用し、口の中でホロホロとろけるとあったが、とんでもない、カッチカチやで。
なぜ、関西弁と思ったが正直に言って、チャーシューつけめんにしたのは後悔しかなかった。
最後はスープ割をして頂いたが、完飲ならずであった。
総括
途中で飽きが来て麺大盛にしたのも後悔していた。
スープも淡泊な味わいで、すだちを掛けたり、胡椒を加えてみたりしたのだが、もう少し味変アイテムがあると嬉しい所。
すだちに関しては極平麺を頼まなければ付いて来ないとなると、胡椒のみなので。
接客は良かったが、チャーシューの残念さしか記憶に残っておらず、前のめりでお薦めと言えるものではなかったと言う印象。
たまたまだった可能性もあるので、どうか鵜呑みにせず、ご自身の舌で確かめて欲しい。
本日はこれにて御免!
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