やあやあ、さむらいである。
全国で一番ラーメンを食べられている地域をご存知だろうか?
それは山形県である。
人口10万人あたりのラーメン店の数でも全国で一位とされており、“ラーメンと言えば山形県”と称される地域なのである。
実は2021年の集計で、一番ラーメンを食べられている地域の座を新潟県に奪われた事があった。
しかしプライドからか、2022年にはまた王座を奪還したのであるw
我輩の親父が山形県米沢市生まれであり、我輩のラーメン好きは、遺伝によるDNAレベルのものであると認識しているw
さて、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2023年の2月に開店された
『中華そば金ちゃん 東京 寒河江屋』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は卯月も初めの頃。
冒頭で、なぜあんな話をしたかと言うと、本日ご紹介する『中華そば金ちゃん 東京 寒河江屋』の発祥が、山形県であったからである。
我輩がらぁ麺活動でよく訪れる地域に十条があるのだが、その十条駅を最寄りとする新店が、“山形の金ちゃん”の系列店であると言うではないか。
我輩は山形県出身の親父の息子ではあるが、実際に山形県でらぁ麺活動を行なっている訳ではないので、“山形の金ちゃん”を存じ上げない。
食べログで調べてみると、3店舗程ヒットしたので、その法人が東京に進出してきたのだと思っていたが、どうやら事情は違ったようである。
まずはオープンしてすぐに店舗へ行ったのであるが、まさかの臨時休業にぶち当たる。
十条へ行ったついでとは言え、しっかりと調べて行かなかった我輩も悪いが、オープンしてすぐに臨時休業とはどう言う訳かと思ったら、店主が包丁で指を深めに切ってしまったようで、2週間程休む事となる。
そして、営業を再開されたと知り、行ったのが4月の事であった。
お店は十条駅を最寄りとし、西口を出て左の方へ進むと、車通りの多い道に出るのだが、『くら寿司』が見えるので、その地下にある。
地下とは言っても通り沿いに階段があり、お店は目に入るのでわかりやすいかと。
夜営業が始まってすぐの時間帯を狙って、訪問するのであった。
中華そば金ちゃん 東京 寒河江屋
平日と言う事もあって、待ちはなく店内には2組程の先客がいる状況。
券売機で食券を購入するのであるが、券売機は液晶の最新式で、現金以外にも電子マネーにも対応していた。
メニューは中華そば(900円)と『龍上海』を彷彿させる辛みそラーメン(1000円)の二枚看板となっている。
我輩は味玉中華そば(1000円)を購入し、2軒目であったのでサイドメニューはご遠慮したが、地ビール(800円)だけ購入する。
ちなみにサイドメニューとなるご飯物であるが、卵かけご飯(350円)やチャーシュー丼(400円)と言ったラインナップがあった。
食券を渡す際に、現金対応でコロコロチャーシュー(100円)があったので、おつまみにと別皿でお願いする。
まずは
『月山ビール』
が運ばれる。
写真にはコロコロチャーシューが写り込んでいるが、実際はビールから大幅に遅れて運ばれて来たのであるw
コロコロチャーシューは炙られての提供であったので、ビールと良く合っていた。
月山ビールは初めて飲んだが、ピルスナーのクラフトビールとなっていて、ホップの香りも強く、美味しい。
月山ビールを楽しみながら、店主のTwitterを拝見していると、オープンまでの経緯などが綴られていた。
まず、店名にある“寒河江屋”であるが、あまり聞きなれないと思う。
山形県に寒河江市と言う地域があるが、そこからではなく店主の姓が寒河江さんで、父方の実家が“寒河江屋”と言う旅館を営んでいたそうで、そこから付けた名前なのだそう。
そして、母型の実家近くで食べていた『金ちゃん』の味が思い出の味となり、修行させて貰おうと連絡したが、本店は体力的な理由で既に閉店されていたそうな。
しかし、現在は千葉県八千代市にある『中華そば 金ちゃん』が、本店業務を担っており、修行させて貰え、オープンに至ったそうな。
山形ラーメンなのに、本拠地は千葉県と言う不思議な状況ではあるが、美味しければ良いw
コロコロチャーシューが配膳された直後であったが
『味玉中華そば』
が運ばれる。
鶏油がスープ表面に浮き、チャーシュー2枚、味玉、メンマ、白ネギ、海苔、なるとと言ったトッピング。
まずはスープを頂くと、鶏全開と言った鶏中心としたスープとなっていて、美味い。
次に
『麺上げ』
を行うと、しっかりと手揉みが加えられた中太麺が顔を出す。
この麺は本店から仕入れているのか、麺箱などヒントになるような物は発見出来ず。
そして、こちらの
『チャーシュー』
はモモなのか、パサパサとした食感の部位となり、味付けは淡泊な醤油味と言った感じ。
ぶっちゃけ、同じ物ではあるが、先程の炙られたコロコロチャーシューの方が我輩好みであった。
総括
我輩の親父の田舎は米沢市なので、我輩が知っているのは米沢ラーメンとなる。
米沢ラーメンも縮れ麺を使用しているが、もっと細いイメージ。
地域差なのか、それとは異なった感じではあるが、改めて山形県のラーメンのレベルの高さを感じた。
何の変哲もない、中華そばであり、むしろクラシックでノスタルジックな雰囲気なのに古くない。
中華そばのお手本のような逸杯であった。
これが山形ラーメンだと言うには、我輩の経験が足りていないのであるが、ノスタルジックな中華そばを求めて行ったら満足頂けると思う。
本日はこれにて御免!
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