やあやあ、さむらいである。
先日、ラーメン業界において多大な影響を与えるであろうニュースが流れてきた。
それは荻窪の『丸長中華そば店』が廃業されたと言うニュースである。
『丸長中華そば店』と言えば、『東池袋大勝軒』の創業者であられる山岸氏の修行元のお店で、賄いで出されていたつけそばをヒントに、もりそばを開発したと言うのは有名な話。
そんな伝説を残す『丸長中華そば店』が廃業したとあっては、多くのラヲタが悲しんだニュースであった。
確かに店主はご高齢で、持病で入院して中長期の休業をされていたりと、不安定な営業が続いている中で、告知なしに休業に入ったので心配していた矢先のこの知らせであった。
『東池袋大勝軒』の閉店時に食べられなかった我輩としては、閉店前に食べる事が出来たのでまだ良かったが、もっと楽しみたいと思っていたので非常に残念である。
丸長のれん会に所属するお店も高齢化が進んでいるそうなので、後悔なきよう“丸長巡り”をしておこうと、覚悟を決めるのであった。
過去に投稿した『丸長中華そば店』の記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 我輩が年間2番目に利用させて頂いている『麺処 ほん田』が、水曜日特別営業として、限定麺を提供していた時の話である。 現在、秋葉原本店では水曜日は基本的に定休日としてお休みしているが、東十条店では水曜日特別営業[…]
さて、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2022年の9月に開店された
『らーめん 梶原』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は女郎花月も月末の頃。
この日は月に一度の西側へ遠征出来る日とあって、行きたいお店を吟味していた。
そんな中、新店ながらも評判が良く、この時はまだTRYラーメン大賞2024が販売される前と言う事もあって、早々に行かなくてはと思っていたのが、千歳烏山を最寄りとする
『らーめん 梶原』
であった。
店主は国分寺の名店である『ムタヒロ』ご出身とあって、期待が高まるが、果たして。
らーめん 梶原
まず、お店の場所であるが、京王線の千歳烏山駅の西口連絡通路の改札を出て左へ進み、駅を背に正面の道に並行する一本左の道を入ると右手側、半地下にお店が見えてくる。
この日、到着したのは13:00を過ぎた頃合いであったのだが、中待ち1人と言う状況で、少しだけ待つ。
食券を先にご購入下さいとの案内で、券売機の前に立つと、左上には醤油らーめん(830円)が位置し、2段目に塩らーめん(830円)、3段目に醤油つけめん(930円)と言ったラインナップ。
我輩は王道となる特製醤油らーめん(1250円)を購入し、サイドメニューは炙りチャーシュー丼(300円)、そして瓶ビール(450円)を購入する。
丁度入れ替わり時だったのか、10分程待たされ、やっとこ着席。
席へ案内され、食券を手渡す際にビールは小瓶となり、ハートランド、スーパードライ、一番搾り、エビスビールの中から選択可能。
らぁ麺が美味しいお店はハートランドが多いと言う事で
『ハートランド小瓶』
とおつまみが一緒に運ばれる。
この日のおつまみはコンニャクの煮物であったのだが、これは日替わりで変わるこだわりよう。
着丼を前に
『炙りチャーシュー丼』
も運ばれる。
チャーシューの端肉を更に煮付け、炙った一品で味付けは濃いめとなり、白米が進むやつ。
ビールお代わりしたいな〜と思っていたタイミングで
『特製醤油らーめん』
が運ばれる。
特製と言う事でトッピングの一部が別皿で提供されているのだが、丼にはワンタン2種に、チャーシュー、ほうれん草、海苔、白ネギがのり、別皿には炭焼きチャーシュー2個に、メンマ、味玉、海苔2枚が盛られている。
まずはスープを一口頂くと、魚介系の風味も活かされた動物系を主体としたベースのスープで、醤油先行でしっかりとした主張を感じる濃いめの仕上がりで、カエシには魚醤も使っているそうな。
これが
『麺上げ』
した時に、しっかりと手揉みを加えられた不揃いのモチっとした中太麺がスープをしっかりと持ち上げ、一体感が生まれている。
こちらの麺は、自家製麺となっていて完成度高し。
続いてチャーシューは
『吊るし焼き』
された焼豚と、煮豚タイプの
『バラチャーシュー』
の2種類が入っていって、どちらも美味。
こちらの
『炭火焼きチャーシュー』
は若干焼き過ぎた感のある焦げた仕上がりで、好みが分かれそう。
更に
『ワンタン』
はこちらの肉ワンタンと、海老ワンタンの2種類が入っていて、どんだけ仕込み大変なんだ?
自家製麺と言うだけでもかなりの重労働なのに、ちゃんと夜営業もされているので、お身体を壊さないか心配になると言う仕事量である。
ともあれ、店主のこだわりが詰まった逸杯に感銘を受けたのであった。
総括
もちろん、美味しくて完飲したのであるが、我輩の感想は全体的に味が濃いめであったのが気になった。
トッピングも豊富でどれも完成度高く、美味しく頂けたのだが、味が濃かったので水しか逃げ場がなかったような印象。
とは言え、これだけのトッピングが付いて1250円は安く、満足度が高いのは間違いない。
流石はTRYラーメン大賞2024の新店部門の総合で5位に選ばれるのも納得である。
遠征してでも食べる価値ある逸杯であると、お薦めする。
本日はこれにて御免!
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