やあやあ、さむらいである。
いやはや、またしても緊急事態宣言の延長が決まってしまった。
こうなると、多くの文句が聞こえてくる。
国や自治体は何をしているのか?と。
さっさとワクチンを打てば良いのに、と。
我輩は政府や自治体、医療従事者はもちろんの事、皆様やれる事をやってくれていると思っている。
対応が遅いと言う声が多いが、それは致し方ない。
これが自分が身を置いている国、日本の最善であり、最短の対応なのである。
確かにこんな状況でオリンピックなんて何言ってるんだとお思いだろうが、これだけワクチンが打てていないのに世界的に見ると日本の感染者数は抑えられている方なのである。
医療崩壊が起こっていないだけ素晴らしい対応だと思っている。
我輩が出来る事は感染症対策をする事位と限られているが、収束するまでは順守したいと思う。
コロナ対策の為に尽力して下さっている皆様に感謝している。
さて、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2021年の3月にリニューアルオープンされた
『中華そば えもと』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は卯月も初めの頃。
我輩は日頃から気になる店をリサーチし、宿題店としているお店が多々ある。
何処か別の地域に行く事が有れば、その近辺の宿題店を探し訪問するのである。
ただ、我輩の居住区以外の地域と言うのは中々行ける機会がない。
特に目黒区なんて、早々に行く機会がないので、食べたいお店は行くしかないのだが、先日ようやく目黒方面に行く機会が有ったのだが、そんな目黒の宿題店に『らーめん恵本将裕』と言うお店が有った。
以前に我輩は『さむらい流新店道』で
『〇恵中華そば』
と言う、巣鴨に出来たお店をご紹介している。
そのお店はミシュランガイド東京で“一つ星”に選出された『Japanese Soba Noodlse 蔦』の跡地に出店されたお店で、兎に角チャーシューが美味かったw
『〇恵中華そば』をご紹介した記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 先日、始めた新企画である 『さむらい流新店道』 の第2弾を早速、綴ろうと思う。 "さむらい流新店道"と言うのは、こんなコロナ禍でも臆する事なく、開店された店を訪問し、我輩の独断と偏[…]
その『〇恵中華そば』の大元のお店が『らーめん恵本将裕』であったので、ご紹介したからには本店も行かねばならないと思っていたのであった。
そう、思っていたら、その『らーめん恵本将裕』が業態変更をし、リニューアルオープンしたと言うではないか!
大元の味がわからなくなってしまったと思いながら、あれだけのお店を作るのだからきっと、美味しいに違いないと思い、今回のリニューアルオープン直後にお伺いするのであった。
中華そば えもと
こちらのお店は東急東横線や日比谷線の中目黒駅を最寄りとし、駅から徒歩2分程の所にある。
店の前に来ると、階段を下りた先に赤提灯が灯っていて、大きく営業中の看板が出ていた。
外待ちはなく、店内に入ると左手に券売機が有り、購入前にまずは目の前のアルコールで消毒を行う。
メニューには中華そば(800円)のみならず、チャーシュー麺(1100円)や月見中華そば(850円)、メンマそば(1000円)と言ったものがあるが、基本の中華そばにトッピングにあるメニューを足しただけのもので、麺大盛が150円となっている。
肉汁焼売(600円)やライス(150円)と言うボタンも有ったが、オープンして間もないせいか、売り切れとなっていた。
我輩はチャーシュー麺(1100円)とビール中瓶(600円)を購入し、席に着く。
お冷がセルフと言うのは良くあるが、こちらのお店ではお冷だけでなく、レンゲ、箸も入り口からセルフで持って席に着くスタイルであった。
更に驚いた事にビールもセルフで取ってくれと言うw
店主1人のワンオペスタイルだからなのか、今後もこのスタイルで突き通すのかはわからぬが、後ろの冷蔵庫から自身で冷えたグラスと
『スーパードライ中瓶』
を用意すると、すぐにおつまみのメンマを出してくれた。
店内は先客2人だけと言う状況で、時間帯のせいか混雑している様子はない。
まだまだ、ビールが残っている状況であったが、早めに
『チャーシュー麺』
が運ばれる。
丼は雷文の模様が施された如何にも中華そば!と言った様相で、これでもかと散りばめられたチャーシューに真ん中には白ネギが盛られ、その上にはなるとが鎮座し、白ネギの下に隠れるようにメンマが盛られていた。
スープの表面を覆う油はラードだろうか?
煮干からと思われる魚介系スープに豚の香りをまとったスープは何処か、懐かしさを感じさせる味わいで美味い。
喜多方ラーメンのようなビジュアルかとも思ったが、もっと近しい存在を思い出す。
それは最近、『すごい煮干ラーメン凪』が店を閉めたか跡地に展開している“ちゃん系ラーメン”である。
我輩が初めて食べた“ちゃん系ラーメン”と言えば、神田の『ちえちゃんラーメン』で、ここも『すごい煮干ラーメン凪』系のお店が閉まったと思ったら出来たお店であった。
他にも池袋の『ひろちゃんラーメン』も食べたが、どちらも切り立てのチャーシューをこれでもかと投入するネオクラシカルな中華そばと言うイメージであったが、それにとても似ているのである。
そして、我輩はとある事に気が付いた。
そう言えば、ここの恵本将裕氏は『すごい煮干ラーメン凪』から独立された方であったと。
点と点が繋がった瞬間に思わず、聞かずにはいられなくなった。
ここでラーメンを作られていた方は恵本将裕氏ご本人ではなかったのだが、勇気を持って店主に
『これってちゃん系ですか?』
と、聞いたのであるw
もし違ったらかなり失礼なのだが、そもそも我輩はこんならぁ麺ブログを書いておきながら、“ちゃん系ラーメン”の事は良くわかっていなかったw
“二郎系”や“家系”のように、突如として現れたのが“ちゃん系ラーメン”なのだが、そのルーツはよくわからず、看板には中華そばともり中華と書かれた、昔ながらの赤い看板が掲げられているのが特徴。
そして、わかっているのが『すごい煮干ラーメン凪』の跡地に続々と出店しているので、『すごい煮干ラーメン凪』が放つ新業態なのかと思いきや、お店はその『すごい煮干ラーメン凪』との関係性を否定するのである。
店の屋号は変わっていても、作っている店員さんは変わっていないのにである。
こうなってくると何か大人の事情があるのだろうと察し、深入りしないでおこうと今に至るが流石に、『すごい煮干ラーメン凪』出身の恵本将裕氏が店名も変えて、リニューアルオープンしたら“ちゃん系ラーメン”っぽいラーメンが出されてしまっては聞かずにはいられなかった。
ってか、壁には『すごい煮干ラーメン凪』とか名前も出てるし、そもそも店主は『凪』と入った帽子被っとるやんw
もはや核心に迫ったと思っていたのに、“ちゃん系ラーメン”ではないとの返答であった。
チャーシューはバラと肩ロースを使用しているが、“ちゃん系ラーメン”はバラと腕肉を使っているし、カエシ(タレ)も自身で変えているとの事であった。
“ちゃん系ラーメン”の事情も良く知ってるし、そもそも店を任されていた店主は『すごい煮干ラーメン凪』で10年以上勤めていた方だそう。
何が言えない事で、何が本当の事なのか良くわからなかったと言うのが正直な感想であった。
お話を聞いたお陰で、麺上げやチャーシューと言った写真を撮る事が出来なかったが完飲完食するのであった。
総括
何だかんだ言っているが、最後まで美味しく頂いたのである。
『すごい煮干ラーメン凪』と“ちゃん系ラーメン”に関係性は有るのは間違いないのだが、最終的にその詳細は分からなかった。
“ちゃん系ラーメン”は中華そばともり中華が有るのに対し、『中華そば えもと』は中華そばのみとなっている点も“ちゃん系ラーメン”とは異なっている。
最後に否定はされたものの、言葉を濁していた辺りを察すると『中華そば えもと』も間違いなく、その新たな波を系譜するお店なのだろうと我輩は勝手に思っている。
“ちゃん系ラーメン”が何を目指していて、今後どうなっていくのか、注目していきたいと思う。
本日はこれにて御免!
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