やあやあ、さむらいである。
現在、ご紹介したいお店のネタは溜まって来ており、バランスを見ながらではあるが、時系列に沿ってご紹介している。
ただ、今回はどうしてもご紹介しておきたい逸杯に出会ってしまったので、門下生(読者様)の皆様にだけお教えしたいと考え、差し替えて記事を綴っている。
そんな訳で少しばかり、更新が遅れてしまったのであった。
その逸杯と言うのが
『麺処 篠はら』
がお届けする限定麺なのである。
『麺処 篠はら』と言えば、『麺処 ほん田』の一番弟子である事は有名で、過去にはミシュランビブグルマンにも2年連続で選出されており、食べログ百名店にも選ばれている銘店である。
そして何より、我輩が大好きなお店であり、『さむらいが薦める東京都の醤油らぁ麺三選』でもご紹介しているお店でもある。
『さむらいが薦める東京都の醤油らぁ麺三選』はこちらから
やあやあ、さむらいである。 最近、本業の調子が悪いのでその空いた時間分と言っては何だが、こちらのらぁ麺ブログの更新を頑張っている。 とは言っても、"4日に1記事ペース"だったものを"3日に1記事ペース"で更新した程度ではあるのだが。 […]
と言う訳で“百名店道”でもあるが、久々となる
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問していき、取り上げていくつもりである。
本日は2017年から2年連続でミシュランビブグルマンに選出された
『麺処 篠はら』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は皐月も初め頃。
この日はゴールデンウィーク中であったのだが、何処か行けるお店はないものかと探していた。
連休中なので混雑は必至であるが、なるべく並ばずに美味しいらぁ麺が食べたいのであるw
そんな中で、気になるツイートを発見する。
『麺処 篠はら』で『昼夜で〇〇食”至高の蜆”を販売予定』とある。
以前、月に一度だけ“要の塩”と言う限定麺をやっていたので、そんな感じかな?と思っていたが、蜆だけど醤油で提供すると、気合が入っている逸杯のようなので、どうしても食べたいとなったのであった。
何故だか、大好きな『麺処 篠はら』なはずなのに、気づけば2022年に入って一度も訪問していなかったのに気が付いた。
どうして我輩の頭から消えていたのかさっぱり心当たりがなかったが、久々に伺う決心をしたのであった。
麺処 篠はら
上の外観の画像は以前昼間に撮影したものなので、ご了承下され。
最初のツイートは昼夜となっていたが、結局夜のみの販売となり、夜伺う事に。
雨が降り頻る中、到着したのは18:45となったのだが、外待ち13人と多め。
ゴールデンウィークだし、至高の蜆とあって混雑が予想されたが、雨が降っていた分、逆に少なかったのかも知れない。
改めてお店の場所を説明すると、最寄駅は有楽町線の要町駅となり、徒歩2分程の場所にあるが、我輩はいつも池袋駅から徒歩で伺っており、西口からおよそ10分程となっている。
店内に案内されたのは、待つ事およそ50分程経った頃であった。
お店のルールを今一度説明しておくと、食券は買わずに列につき、代表待ちなどはもちろん禁止。
先頭の方はインターフォンが鳴ったら入店し、食券を購入する。
通路が狭いので、リュックなどの手荷物は手に持ってお入り下され。
後は、食券購入時に開けっぱなしにせずに扉は閉める(手動)事くらいか。
皆様が気持ち良くらぁ麺を楽しむ為のものなので、ご配慮下され。
購入したのはもちろん、至高の蜆(1280円)で、これを肉増し(200円)で味玉(150円)も購入し、いつも通りビールおつまみ付き(500円)も購入する。
久々の来店に気が付いて下さったのか
『おつまみ』
が、これでもかと大量であったw
通常、ビールはハートランド小瓶が350円となっており、おつまみ付きにすると、500円となる。
たった150円で、これだけのおつまみを付けてくれる上に、これが一品一品が美味しいから最高なのであるw
調理している姿を見ながら、美味しいおつまみに舌鼓を打ちつつ、ビールを嗜んでいると、飲み終わった頃に丼にカエシと香味油を入れ、蜆から取った白濁としたスープを注ぎ入れていた。
そして、いよいよ我輩の目の前に
『至高の蜆』
が着丼である。
通常でもお肉3枚に肉団子1個が入るそうだが、肉増しにしているので、薄切りレアチャーシュー3枚に、吊るし焼きチャーシュー2枚と部位の異なる1枚、肉団子1個にメンマ、味玉が入り、中心には三つ葉が添えられている。
まずはスープを一口頂くと
『で、あるか!』
が最速で発動するw
丼を前にするだけで立ちのぼる蜆の香り、舌の奥の脇の部分で感じる(わかるかな?)貝類独特の琥珀感に、重曹的なコクと、フワっと鼻を抜けるトリュフの香り。
何故、こんな逸杯を作り出す事が出来るのか?
めちゃくちゃ美味いではないかw
篠原店主、天才過ぎる。
この美味しさを表現出来ない我輩の文才のなさを痛感しており、猛省であるw
美味過ぎて、二口、三口と何でこんな味が出せるのかと、首を傾げながら味わっていた。
次に
『麺上げ』
を行うと、シルキィな細麺が顔を出す。
少し長めのパツっとした食感の細麺で、蜆にはこの感じが正解であると納得。
恐らく変わっていなければ、心の味食品製であると思われる。
数あるチャーシューの中で
『吊るし焼きチャーシュー』
を箸上げしてみる。
燻製感が香ってこれ単体でも美味しいのだが、我輩は薄切りレアチャーシューの方が蜆のスープの邪魔をせず、美味しく頂けた。
しっかりと味わいながら食べていると、隣のお客人と篠原店主との会話の中で『蟹味噌和え玉がお薦めですよ』と話しているではないか。
『蟹味噌和え玉?何だそれは?』とツイッターを読み返してみると、至高の蜆を注文のお客様限定で、蟹味噌和え玉を500円で販売するとある。
我輩とした事が、完全にこのツイートを見落としていたのであった。
『今からでも注文出来ますか?』と尋ねると快く承諾下さり、500円を手渡す。
そして、話していたお隣さんとで蟹味噌和え玉が売り切れとなったので、最後の一杯にあり付けたのであった。
こればかりは運命を感じずにはいられなかったが
『蟹味噌和え玉』
とご対麺して、更にそれを感じるのであったw
予め十分な蟹味噌を麺と混ぜているのでそのままお食べ下さいとあるので、まずはそのまま一口頂くと、脳天直下の美味さが口に広がり、この日2回目となる
『で、あるか!!』
が発動w
何だこれ?美味過ぎるぞと食べ進め、途中で添えてある蟹味噌をのせて食べたり、蜆のスープを入れて混ぜて食べたりと、何をしても美味過ぎw
ツイートには『途中で蜆のお出汁を飲むと最初の印象が変わったヤバめの蜆感を楽しめます』とある。
蜆のスープだけを改めて頂くと、もはや何がどうなっているのか理解不能となり、ただただ美味しいの連続であった。
最後は残った蟹味噌と蜆のスープを合わせて完飲完食するのであった。
総括
我輩が『麺処 篠はら』を薦める理由の一つに、ここまでレベルの高い逸杯を提供されているのに、並びが緩いと言うのがある。
そして、何より凄いのが、お店を出た後の余韻である。
“あ〜美味しかったな〜”と言う余韻が長いので、多幸感が半端ないのであるw
ここまで、人を幸せな気分にさせてくれる篠原店主の至高の逸杯を、是非とも門下生(読者様)の皆様にも味わって欲しいと思って、この度差し替えて記事を更新している。
実はこの翌週に至高の蜆Bを提供して下さり、『もちろん食べるでしょ!』とらぁ麺仲間を引き連れて再訪したのである。
蟹味噌和え玉の販売はなかったが、らぁ麺仲間も唸る程美味しかったと感動してくれたので、我輩も嬉しい限りであった。
そして、至高の蜆がいよいよ完成したようで、5月13日、20日、27日の金曜日は
『至高の蜆のみの特別営業』
を行うと言うではないか!
我輩に大して拡散力などないのであるが、いつも読んで下さる皆様には是非とも味わって欲しいと考え、今回の記事を執筆したのであった。
もしかしたら、変更などあるかも知れないので、各自ツイッターを確認して訪問してほしい。
【追記】残念ながら『麺処 篠はら』は、8月28日を以って閉店し、次の店舗先も決まっていない状況となっている。
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
↓らぁ活専用Twitterもフォローすべし!↓