やあやあ、さむらいである。
先日、ミシュラン一つ星を取っている『鳴龍』へ訪問したのであるが、行列はあるものの、昼営業が品切れで終了していた。
正確には大塚の駅に着いた時はまだ、大丈夫であったのだが、店に向かう途中でTwitterが更新され、内容は品切れを告げるものであった。
14時前であったのに、なぜこんなに混雑しているのかと思ったら先日、テレビ番組で取りあげられていたのである。
録画していたものを見て、納得したのであった。
先日、ご紹介した『トイ・ボックス』も出ていた為、混雑する事が予想されるので、時間には余裕を持って訪問するようにしよう。
さて、本日も
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京2020に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
目標では、年内中に都内近郊の全22店舗を制覇するのはもちろんの事、過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問して行き、取り上げていくつもりである。
8店舗目となる本日は
『麺尊 RAGE』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は如月も半ば頃。
この日は休みとあって遠征しようと心に決めていた。
我輩がこの日目指したのは、総武線の西荻窪駅を最寄りとする
『麺尊 RAGE』
であった。
以前より、ずっと行きたいと言っていた店であったのだが、高校時代からの旧友と『RAGE』で食べてそのまま、西荻窪で飲もうと約束していた。
しかし、いくら経とうとも中々、予定が合わなかったので先に訪問する事にしたのであった。
しかし、この日は日曜日とあって、混雑が容易に予想される日であったが、この日を逃すと次にいつ行けるのかわからない。
それならば、どれだけ並ぶかもわからぬが、いくらでも並んでやろうと参戦するのであった。
麺尊 RAGE
過去に中野区に住んでいた事もあったが、西荻窪に降り立ったのは初めてであった。
南口を出て、商店街と言うには少し狭い道幅の小路をまっすぐ抜けた右側に『麺尊 RAGE』はあった。
日曜日と言う事も有り、予想通りの行列であったが、先客は15名ほど。
店の外観はらぁ麺屋と言うより、海外を意識したお洒落なカフェのような雰囲気であった。
行列と言っても外にはベンチや椅子が並んでおり、余程の列でない限り、敷地内のベンチで待つ事が出来た。
並んでいる客層を見ると土地柄なのか、家族連れも多く来店していた。
店先の看板を見ると、ベビーカー、乳児歓迎とされている。
中には乳児お断りと言ったお店も有る為、我輩に子供は居ないが、有難い事であると感じた。
並んでいる時点で雰囲気が良いなと思っていたのであるが、待っている間に食べログを確認すると、何と食べログ評価が3.96であったのだ。
昔から上位に位置していたが、ここまでかと驚いたのであるが、それでもTOP3は4.0超えなので入っていない。
しかし、2017年から食べログ百名店には載っており、2020年には“食べログアワードBronze”に選出されている。
更にはミシュランビブグルマンには5年連続で選出されている名店。
もはや、美味しいのは当たり前であり、毎年取り続けるのには美味しい以上の何かが必要なのではなかろうか?
それが何なのかわからぬが、きっと食べたら納得出来ると信じ、時を待つ。
並び始めてから50分程でやっと、店内に案内される。
美味いらぁ麺を食べるのに並ぶ事を躊躇してはいけない。
ディズニーランドのアトラクションに乗る為に並ぶ事が当たり前であるのと同じように、美味いらぁ麺を食べるのに行列は切っても切り離せないのである。
店に入るとまず、鶏出汁のいい匂いが立ち込めている。
レギュラーメニューには軍鶏(しゃも)そば、煮干しそば、混ぜそば、つけそばがある。
軍鶏と書いて“しゃも”と読むのであるが、色々な地鶏を使う店がある中、軍鶏を扱うのは珍しいように思う。
まだまだ、浅い知識しかないが、軍鶏は癖が強いと聞くのでどのようにしてスープを炊いているのか気になる所。
我輩は特製軍鶏そばを注文する。
口コミを見ると、混ぜそばも人気なようで、この日のTwitterでも、混ぜそばも十分に用意があると言う内容であった。
もちろん、待っている間はビールをたしなむのであるが、こちらのお店は
『プレミアムモルツ小瓶』
であった。
小瓶で500円と言うのはちと、高く感じてしまうが、我輩からするとここはプライスレスなので気にしないw
残念ながら壁に面したカウンター席であった為、店主のらぁ麺を作る様は見れなかったのであるが、程無くして
『特製軍鶏そば』
が着丼する。
いやはや、美しい。
少し小ぶりに感じる丼であったが、目に入ったのはかなり、赤いレアチャーシューに味玉と穂先メンマに薬味は細かく刻んだネギとカイワレが添えられている。
匂いは鶏出汁、いや、軍鶏出汁の良い香りが鼻に上がってくる。
まずはスープを一口啜ると、濃厚な軍鶏出汁と醤油のキレを舌で感じ喉を抜けていく。
これが軍鶏なのか?と言う疑問が浮かび、もう一口。
抜群に美味いw
麺を啜ると
麺は細目ながらもスープをしっかりとすくい上げ、口元まで運んでくれる低加水麺。
こちらは三河屋製麺の麺を使用しているそうである。
具材を食しながらかき分けるとレアチャーシューの下から鶏チャーシューも出て来たが、これも抜群に美味い。
鶏チャーシューも肉感を感じるレアな仕上がりであった。
レアチャーシューのレア度が気になる方は、スープに沈めておくと適度に火が通るので実行しよう。
この手の店の我輩の攻略法は最初にスープに浸らせる事無く、レアのまま、早めに1枚目を頂くようにしており、もう1枚はゆっくりとスープで火を通してから食すようにしている。
ここまでレアで提供するのは店側の自信の現れであり、なるべくならスープで火が通ってしまう前に早めに食べてもらいたいと思っているはずである。
だからこそ、焼肉では良く焼き派の我輩がこう言った店の場合、最初はレアで食すのである。
少し、大判であるが、噛み切らずに一口で一気に食べた方がおいしいように感じた。
この日はサイドメニューは頼まなかったが、チャーシュー丼(200円)の他、大盛りは出来ないが、替え玉(200円)の用意があるようである。
一緒に行った連れが
『混ぜそば』
を頼んでおり、こちらは大盛り(同額)出来るようである。
総括
一口頂いたのだが、混ぜそばには燻製卵黄が載っており、これが中々、良い仕事をしていた。
我輩は汁物が好きなので混ぜそばと言うのはあまり、頼まないが、これはこれで美味しかったのである。
こちらの『麺尊 RAGE』では月曜日は
『MANDAY RAMEN』
として特別営業をして別メニューで営業している。
『麺尊 RAGE』が作る限定らぁ麺も食したいし、煮干しそばも未食と言う事で、再訪を誓うのであった。
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!