やあやあ、さむらいである。
我輩が愛してやまないお店が、次々と閉店してしまうと言う悲劇の話をこちらでしたのを覚えているだろうか?
ミシュランビブグルマンに3年連続で選出されていた『神保町 黒須』が、4月30日を以って閉店をしたのは記憶に新しい所であろう。
また、『麺処 篠はら』が突如閉店したのは、昨年の8月28日であった。
そして、忘れてはならないのは、店主が急逝され、閉店を余儀なくされた『手打ち式超多加水麺 ののくら』である。
そんな中であるが、先日の6月14日に『麺処 篠はら』の篠原店主が、金沢に『金沢 麺つみき』をオープンさせたのである。
全国何処でも伺う約束をしているので、いつかこちらの記事でご紹介出来たらと思っている。
そんな流れで、本日は
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京2023に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は2018年から2年連続でミシュランビブグルマンに選出された
『麺 みつヰ』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は花残月も半ばの頃。
篠原店主が新天地で、新たな挑戦をすると言うのも嬉しかったが、もう一つ嬉しいニュースが入った。
遡る事2022年の7月に、『麺 みつヰ』が現在の場所での営業を終了すると言うのを突如、店内で告げていたのである。
我輩の活動圏から近い事もあり、ご贔屓にさせて頂いていた事もあって、最終日までにはもう一度来ようと心に決めていたのであるが、何と伺おうと決めていた最後の営業日に、我輩が新型コロナウイルスに感染してしまったのであった。
熱が出ており、症状自体も世間で言われているそれで、後は病院に行って診察して結果を聞くだけの状況であった。
無理をして伺おうかと言うのも頭をよぎったのであるが、万が一新型コロナウイルスに感染していたら、他の方へ遷してしまう可能性があると考え、断念して病院に行ったのであった。
結果的に新型コロナウイルスへの感染が確認出来たので、行かなくて正解であった。
『麺処 篠はら』のように、移転だとしても都内近郊である約束はない。
そんな中であったが、2023年1月に移転先が見つかったと言うツイートを発見。
その場所が、浅草の田原町駅周辺だと言うので、テンションが上がってしまったw
営業最終日に無念にも行けなかったので、出来る事ならなるべく早く伺いたいと思っていたのであるが、果たして。
麺 みつヰ
プレオープンと言ったアナウンスもなかったのであるが、来る4月19日に新天地での営業を開始すると言うツイートを発見する。
オープンから3日以内には伺うつもりであったが、まさかの4月19日当日に伺えそうな予定。
だとしたらと、らぁ麺好きの友人を誘って、オープン前に並ぼうと提案するのであった。
11:00オープンだと言う所、店先に着いたのは10:30前。
以前の流れでは、店頭にある整理券発券機で整理券を発行し、呼び出されたら店頭に戻ると言うシステムであったのだが、この日は店頭に整理券発券機があるものの、まだ開放はされておらず、店頭に列を作っていた。
我輩は1回転目に入店出来そうな順番であったのだが、11:00開店時には25人以上の行列が出来ており、5分程遅れてのオープンであった。
新規オープンとなれば、店頭で店主が開店の挨拶をするのが通例であると思うが、特に店主様からの挨拶もなく、このタイミングで整理券発券機を開放する。
以前から券売機などはなく、女将さんに口頭で注文し、その場で現金を支払う前払い制であったのだが、今回も同じように口頭注文でお願いするのであるが、女将が巧みにiPadを使っているではないかw
これにより、オーダーが厨房に直接通るようになり、更に現金以外の決済も出来るようになったと言う。
決済はクレジットカードや交通系IC、電子マネーも取り扱っており、我輩はSuicaでの精算をお願いした。
我輩のオーダーはいつも通り、醤油(1050円)に味玉(150円)とチャーシュー(350円)のトッピングお願いし、またサイドメニューのおろしそば(550円)とごはん(大)鶏そぼろ付き(250円)にエビスビール(550円)も注文していた。
移転後新たに追加されたメニューに、限定6食のチャーシュー丼(300円)なるメニューも追加されていたので、注文しようといたのであるが、メニューを絞っての営業と言う事なのか、チャーシュー丼の提供は始めていないと言うので、ごはん(大)を選択したのであった。
麺は手揉み中太麺と、細麺から選べるのは相変わらずで、我輩は中太麺でお願いする。
女将さんとの久々の対面であったが、覚えていてくれており、誠に嬉しい限りである。
お店は以前より広くなり、カウンターが9席程と、奥には製麺室も見受けられる。
そして、お弟子さんなのかわからぬが、店主と女将さんと、もう一人男性スタッフの3人体制となっていた。
まずは先に
『エビスビール中瓶』
が運ばれる。
これは移転前と変わらないが、ビールグラスの淵が薄いものに変わっていて、これだけで口当たりが変わるので、美味しく感じる。
ここまでは順調であったのだが、徐々におかしな事になっていく。
恐らくではあるが、2杯づつの提供となっていて、これは中々待たされそうであると覚悟を決める。
まず先に運ばれた方々であるが、最初の4組全員の味玉が入っておらず、別皿提供に。
iPadで注文が入ると伝票がプリントアウトされ、それを見ての調理のようであるが、不慣れなせいかトッピング類が後手後手状態であった。
追加のビールを頼もうかと悩んでいる最中、遂に我輩の
『醤油味玉チャーシュー』
が運ばれる。
トッピングは以前と変わらず、炙られたバラチャーシューに、しっとりモモチャーシュー、蓮根にメンマ、中心にネギが盛られ、我輩にはちゃんと味玉も入っていた。
味玉が入っていると安心したのも束の間、トッピングのチャーシューがのっていないではないかw
店主に伝えると、別皿で提供しますとの事で
『チャーシュー盛り』
が運ばれたw
有り難い事にお詫びの気持ちからか、いつもより多いw
まずはスープを頂くと、鶏をベースとした優しい味わいが口に広がる。
次に
『麺上げ』
を行うと、気持ち以前よりも太めに見える全粒粉入りの手揉み中太麺が顔を出す。
明らかに以前よりも弾力とコシがあって美味しいw
後から聞いたのであるが、製麺室が出来た事で、以前のお店のキャパでは出来なかった打ち方が、新たに出来る様になったそうな。
次に持ち上げるのは
『蓮根』
である。
こちらも創業当時から拘っている食材であるが、夏場の休耕の時期だけは小松菜に変更される。
チャーシューはこちらの
『モモチャーシュー』
の方が好きw
しっとりしていて美味しく、どう言う味の入れ方をしているのか想像つかない感じが、また良いのであるw
とは言え、こちらの
『バラチャーシュー』
も提供前にしっかり炙られていて、美味しいだけでなく、この焦げ具合がスープに移り、良い仕事をしているのである。
何か忘れてないかな?まだかな?と言う我輩のリアクションを見て
『ごはん』
がやっとこ到着するw
我輩は食べている間に来たからまだ良いが、連れが頼んだ自家製ソースカツ丼(550円)は、忘れられていたのからぁ麺が食べ終わってから運ばれたw
極めつけは『おろしそば』であるが、連れと同じタイミングで頼んだはずなのに、我輩には運ばれず、連れと後客に運ばれてしまう。
女将さんに俺も頼んでるはずと伝えると、申し訳ないと遅れて
『おろしそば』
が、我輩にも運ばれる。
蕎麦粉は不使用であるが
『麺上げ』
を行うと、、胚芽が混ざっているのか蕎麦色のよく締められた細麺が顔を出す。
味変用のネギ油をかけると、香ばしさが加わってこれまた美味いw
以前は大根おろしがのっていたが、今はおろし汁のみだけを掛けているそうな。
総括
器は以前の店舗から使っている丼で、金継ぎをしながら大事に引き継がれていた。
相変わらず美味しかったが、色々とオペレーションに問題があり、退店したのはオープンから1時間が経過した頃であったw
我輩は身内のような感覚であったので、腹は立たなかったが、多くの方が憤慨している様子であった。
翌日のツイートを見ると、不慣れな事もあり、色々と課題が見つかったので翌日はお休みすると言う内容であった。
心配していたが、そろそろ慣れて来たかな?と先日伺った際には何の問題もなく回っていたのであったw
この時も既にチャーシュー丼は売り切れていたので、レポートする為にも開店前の再訪を誓うのであった。
本日はこれにて御免!
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