やあやあ、さむらいである。
昨年からラーメン屋の倒産件数が多いと言うニュースを見るが、我輩の肌感だと特に町中華のお店の閉店が多いように感じている。
その原因の一つが、米の高騰にあると我輩は分析している。
ラーメン屋であれば、お米を無理に取り扱わずにラーメンのみを提供すると言う売り方が出来るが、チャーハンを始め、定食を取り扱う町中華はそうはいかない。
かと言って大きく値上げしてしまうとお客が来てくれなくなると値上げを躊躇してしまい、お米が下がるまではと赤字を負担し続け、体力もたずに閉店すると言うお店が多いのではないか?
店主の高齢化による跡継ぎ問題や、お店の老朽化など、他の問題も重なった結果、閉店を余儀なくされているのだと思う。
我輩としては、お店がなくなる位なら仕入れが上がった分は、値上げして欲しいと願っている。
それで、もし先々にお米の値段が下がって余裕が出来たなら、また価格を下げれば良いのではなかろうか?
このご時世なので、我輩のように値上げする事を受けれているお客も多いと思うので、是非とも長く続けられる選択を願いたいものである。
さて、本日は
『さむらい流町中華道』
をお届けしよう!
さむらい流町中華道とは?
らぁ麺のルーツを遡ると、初めて中華麺を食べたのが水戸黄門で有名な水戸光圀公だと言われている。
中華麺と言う事で中国から流れて来た文化なのかも知れないが、現在のらぁ麺は日本の食文化と言っても過言ではないだろう。
様々なご当地らぁ麺が存在する中、中華料理を日本人向けの味にアレンジし、独自に発展していった町中華と言うジャンルが存在する。
町中華とは何ぞや?と言う定義は我輩が決める事ではないが、昔ながら地域に密着し、地元に愛された大衆的な中華料理屋がそれにあたると思っている。
そして、“さむらい流町中華道”とは、そう言った歴史ある町中華に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は1940年代前半に創業され、80年以上の歴史を持つ
『中華料理 やまだ』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は愛逢月も半ばの頃。
この日は休日と言う事で、少し遅めのランチとなった。
お連れ様のご要望で町中華が良いと言うので、比較的近場の
『中華料理 やまだ』
の存在を思い出す。
以前に店の前を通り、その昭和感溢れる佇まいを見て愛おしく思い、いつか来ようと思っていたお店なのである。
調べてみると、はっきりとした創業年はわからなかったのだが、前身のお店を含めると、大正時代から続いているそうである。
果たして、どのようなお店なのか?
中華料理 やまだ
まずはお店の場所であるが、総武線の御茶ノ水駅を最寄りとし、聖教口を出て徒歩1分の場所にある。
相変わらず香ばしい佇まいで、食品サンプルのショーケースとか、テンションが上がるw
店に入ると大分賑わっており、8割程の席が埋まっている。
食券を購入して下さいと言われるも、券売機は見当たらず。
ただ目の前のレジにお婆さんがおり、そこで先払いで食券を購入するシステムなのだとかw
支払いは、もちろん現金のみ。
メニューはなく、壁に掲げられている所から選ぶのだが、メニュー数が中々多くて決め兼ねるのである。
プレッシャーに負け、仕方がないのでパッと目に入ったお得なチャーハンとセットのラーメンセットチャーハン(800円)にし、お連れ様は豚肉ピーマン玉ねぎ炒めのB定食(850円)を選択し、それとビール(650円)をお願いし、締めて2300円と安い。
餃子も気になったのだが、そこまでお腹が減っていないと言う事で、断念する。
ちなみに餃子は、4個400円、6個500円と、数が選べるようになっていた。
すぐに
『スーパードライ中瓶』
が運ばれ、こちらは特におつまみは付かずであった。
駅前と言う好立地で価格もリーズナブルとあって、お客がひっきりなしに入ってきて、忙しいからか従業員は多めで、活気があって良いw
手際も良く、すぐに
『セットチャーハン』
が運ばれる。
具材は玉子と少量のコマチャーシューのみで、見た目はアレだが、食べたらきっと…。
と思ったが、味が薄い…。
シンプルなのは見た目だけでなく、味もであった。
続いて
『ラーメン』
も運ばれる。
具材はたっぷり目のワカメにメンマ、チャーシュー、ネギと言った感じ。
まずはスープを一口頂くと、如何にもな業務用の中華スープと言った味わいであったが、これがまた店の佇まいとマッチしていて良いw
続いて
『麺上げ』
を行うと、ストレートの中細麺が顔を出す。
何処の製麺所なのかはわからなかったが、伸びにくいしっかりとした麺であった。
最後に
『チャーシュー』
であるが、厚めに切られたバラロールチャーシューであったのだが、箸で崩れる程ホロホロで味も染みてて美味しかった。
総括
我輩はワカメが苦手なので、たん麺とかにした方が満足していたかも?と頼んでから思ったw
先にレジで食券を買えと言うプレッシャーがなければ、きっと調べてそうしていたに違いないw
ちなみにセットチャーハンに出来るのは、たん麺(950円)、たんたん麺(950円)、ワンタン麺(950円)、チャーシュー麺(1100円)がセットに出来る。
お連れ様の豚肉ピーマン玉ねぎ炒めはピーマン1に対して、玉ねぎ3倍の分量で、油も多くてあまりお気に召していなかったようである。
コスパに関しては言う事なしなので、お近くに寄った際には昭和感を味わいに伺ってみては如何だろうか?
本日はこれにて御免!
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