やあやあ、さむらいである。
先日、芦花公園駅にある『中華蕎麦 きつね』に行って、食べ納めをして来た。
ご存知ない方にご説明させて頂くと、『中華蕎麦 きつね』は我輩が崇拝している“ラヲタ兼ラーメンコンサルタント”で、『渡なべ』の創業者である、渡辺樹庵氏の渡辺スタイルご出身の方のお店である。
正確に言うと、お弟子さんとしては認定されていないのであるが、出身である事は認められていて、店主ではなく、奥様が働いていたと言う異色の経歴w
中華蕎麦にお揚げを入れると言うインパクトで人気店となっていたのであるが、この度、3月末を以って閉店する運びとなった。
岩手へ移転すると言う話なので、食べ納めに行って来たと言う訳である。
オープンしてからしばらく経っていた2021年11月に初訪問して食べ、記事にしている。
過去に『中華蕎麦 きつね』に伺った記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 先日、"ミシュランガイド東京2022"が発表され、今年初選出されたお店の一つである『成城青果』の記事を急遽であるが、慌てて更新させて頂いた。 これで発表された全てのお店に行って、個人的な感想を綴った記事と共に[…]
きっと岩手でも人気店となるとは思うが、おいそれとすぐに行ける場所でもないので、まだ食べていない、食べ納めしたいと言う方は、是非とも行ってみて下され。
ちなみに、我輩の個人的感想であるが、2021年に食べた時よりも、更に美味しくなっていたのである。
さて、本日は
『さむらい流町中華道』
をお届けしよう!
さむらい流町中華道とは?
らぁ麺のルーツを遡ると、初めて中華麺を食べたのが水戸黄門で有名な水戸光圀公だと言われている。
中華麺と言う事で中国から流れて来た文化なのかも知れないが、現在のらぁ麺は日本の食文化と言っても過言ではないだろう。
様々なご当地らぁ麺が存在する中、中華料理を日本人向けの味にアレンジし、独自に発展していった町中華と言うジャンルが存在する。
町中華とは何ぞや?と言う定義は我輩が決める事ではないが、昔ながら地域に密着し、地元に愛された大衆的な中華料理屋がそれにあたると思っている。
そして、“さむらい流町中華道”とは、そう言った歴史ある町中華に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は1958年に創業された
『中華料理 大宝』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は祝月も半ばの頃。
この日は休日とあって、何処へ行こうか模索していたのであるが、ここ最近、久しく町中華に行っていなかった事に気付く。
となれば、以前から宿題店としていたお店を目指す事に。
その中で、候補に上がったのがタンメンと焼飯を売りとする
『中華料理 大宝』
であった。
特にこちらのタンメンは、渡辺樹庵氏が定期的に訪問するお店として公言している。
果たして、渡辺樹庵氏が愛するタンメンとは!?
中華料理 大宝
まずはお店の場所であるが、白金高輪駅を最寄りとし、徒歩8分程の場所にあるのだが、微妙な距離なので、田町駅から歩いていく事に。
と言う事で、田町駅からの行き方をご案内するが、まずは西口側の三田口を出て慶應大学方面へ、『ラーメン二郎 三田本店』の行列を横目に見て道なりに進み、『中国飯店 津軒』が左側にある交差点を右へ、“三の橋”を渡って麻布通りに出たら渡らず左へ曲がり、道なりに進むと左手側にお店は見えてくるが、およそ徒歩18分程であった。
この日は平日の12:50頃の到着であったが、外待ちはなく、店内は6割程が埋まっている状況。
壁にメニューがずらりと並ぶ光景が、昭和感があってノスタルジックで堪らないが、そこに書かれている一文に“お昼は焼飯致しません”の文字が!w
我輩はタンメン(1000円)一択だったので問題ないが、お連れ様は大のチャーハン好きとあって、申し訳ない気持ちに。
とりあえずのビール(700円)と餃子(700円)をお願いし、長考タイム。
気分はチャーハンであった事から麺類の選択肢はなく定食か丼物となり、その中から選んだのが、中華丼(1200円)であった。
先に
『スーパードライ中瓶』
が運ばれたタイミングで、タンメンと中華丼の追加をお願いする。
驚いたのは店内に居た客人のほとんどが、タンメンを頼んでいた事であるw
大盛か否かだけで、ほぼタンメンであった。
期待値が上がる中
『餃子』
が到着。
油多めで揚げ焼きで焼き目が付いた一品であったのだが、驚いた事に卓上調味料に醤油がない。
恐らくは、そのままで味が付いてますと言う事なのだろうが、小皿は頂いたので、酢胡椒で頂く。
パリっとした食感に、やはり餡には味があって美味しいw
酢胡椒は、あくまで味変アイテム程度の感覚でちょい漬けで頂いたが、どちらも美味しかった。
先に運ばれたのは、王道である
『タンメン』
であった。
スープからは熱々な湯気が立ち昇り、白濁した色で、野菜はキャベツ、もやし、豚コマと言ったシンプル構成。
まずはスープから頂くと、ちょっと塩味強めでニンニクが主張する、濃いめな味付けで美味しいw
続いて
『麺上げ』
を行うと、タンメンには珍しいが、手揉みが加えられたような縮れた中太麺が顔を出す。
基本的にタンメンだと、普通の細めな中華麺を想像するが、こちらは違った。
ただ、濃いめのスープにはしっかりと合っていたので、食べ応え含めて人気の秘密の一つなのだろう。
一応、絵になるものがないので
『野菜炒め』
をリフトアップしておくが、シャキシャキとしっとりの中間なバランスで丁度良いw
最後に、お連れ様が頼んだ
『中華丼』
も掲載しておく。
具材は正直に言って、タンメンのと同じではあるが、しっかりとした醤油味で餡は結構な粘度であった。
総括
一見、料金設定が高いように見えるが、土地柄もあるし、むしろキャベツが高い昨今なのに、しっかりと野菜が摂取出来たので大満足であった。
ここ最近は色々なタンメンを食べていく中で、いまいちパッとしていなくて、タンメンの正解がわからなくなっていたのだが、ここに正解があったw
確かにお薦めされるだけあって、近年稀に見る美味しいタンメンであった。
今度は夜営業に合わせて伺い、焼飯とタンメンを頂きたいと思う。
タンメン好きの方は、一度脚を運ぶ事をお薦めする。
本日はこれにて御免!
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