やあやあ、さむらいである。
城咲仁と言う芸能人の方をご存知だろうか?
歌舞伎町でNo.1ホストとして活躍し、芸能活動もされており、ご実家が町中華を営んでいる事で有名な方なのである。
とは言え、城咲仁の名で有名になった店舗かと言うとそうではなく、チャーハンが人気で行列の絶えないお店として既に有名店であった。
そのお店と言うのが大山にある『中華料理 丸鶴』なのであるが、こちらのお店が12月末で閉店すると言うので、急遽行ってきたのである。
なので、閉店までに一人でも多くの方が食べられるようにと時系列を無視して先にご紹介し、記事を更新させて頂いている。
と言う訳で、本日は
『さむらい流町中華道』
をお届けしよう!
さむらい流町中華道とは?
らぁ麺のルーツを遡ると、初めて中華麺を食べたのが水戸黄門で有名な水戸光圀公だと言われている。
中華麺と言う事で中国から流れて来た文化なのかも知れないが、現在のらぁ麺は日本の食文化と言っても過言ではないだろう。
様々なご当地らぁ麺が存在する中、中華料理を日本人向けの味にアレンジし、独自に発展していった町中華と言うジャンルが存在する。
町中華とは何ぞや?と言う定義は我輩が決める事ではないが、昔ながら地域に密着し、地元に愛された大衆的な中華料理屋がそれにあたると思っている。
そして、“さむらい流町中華道”とは、そう言った歴史ある町中華に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は1966年に創業され、今年で59年となる
『中華料理 丸鶴』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は霜月も半ばの頃。
先日、らぁ友とらぁ麺に行く道中で
『中華料理 丸鶴』
が、年内で閉店すると言う話を聞いて、急遽訪問を決意する。
『中華料理 丸鶴』については前文で述べた通りであるが、我輩としても町中華道で取り上げたいお店の一つであったにも関わらず、ずっと後回しにしてしまっていたので、悔いている。
閉店の一報は地元の方のみならず、テレビメディアにも取り上げられ、連日の行列となっているようであるが、果たして。
中華料理 丸鶴
まずはお店の場所であるが、東武東上線の大山駅を最寄りとし、東口から出たのであるが、まずは改札を出て右へ進み、最初の十字路を真っ直ぐ進むと左斜め方向となるのだが、南口から出た場合だと左へ進み、最初の十字路が同じ交差点となるので、これを右へ。
そのまま真っ直ぐ進むと川越街道にぶつかるので渡り、一つ先の路地を右へ曲がると右手にお店が見えてくる。
我輩が伺ったのは平日の13:40頃であったのだが、行列はお店を折り返し、数えてみると31名の待ち客がw
いつもなら、ここまで並んでいるとなれば他へ行こうと、同じ大山にある『支那そば おさだ』へ向かっていた事だろう。
ただ、今回は事情が事情なので、出直しても混雑回避を免れる事は難しく、むしろ閉店へのカウントダウンが進めば進む程、混雑する事が容易に想像出来るとあって、そのまま並ぶ事に。
客席は46席と言う事で、回転率はそこそこ早いとの事だったが、待つ事55分でテーブル席へ案内される。
60分で30人を回すとなると、“1人当たり2分”となるので、調理時間を考えても相当早い計算になるが、その60分を更に切っているので驚いた。
町中華としてご紹介しているし、間違いはないのであるが、メニューを見ると餃子もなければ炒め物もない。
麺類もラーメン(600円)数種類と、『東池袋大勝軒』の流れをくむ中華もり(750円)数種類となり、炒め物がのるメニューはなく、かなりメニューを絞った営業となるのだが、全てはチャーハン系に重きを置いた故の判断なのかも知れん。
この日はチャーシューメン(800円)のみ売り切れとなっていたが、チャーハン系は全てあり、人気はチャーシューチャーハン(950円)や、とびっこチャーハン(950円)なのだが、お連れ様は海老に目がないので、海老チャーハン(950円)をお願いする。
我輩は、町中華道で頼むのはその店の看板メニューか、もやしそばとしているのであるが、なければデフォのラーメンを頼むようにしているので、今回はラーメンを注文。
そして、メニュー表にはなかったが、壁メニューにビール(700円)があったので、ビールもお願いする。
ここで普通ならビールから運ばれるかと思いきや、真っ先に運ばれたのは
『海老チャーハン』
であったw
注文からわずか30秒の出来事であったw
たっぷりのむき海老はボイルしたものをのっけただけではあるが、ゴロゴロと入ったチャーシューの上なので満足度は高いと思われる。
味は濃いめで、胡椒が良いアクセントとなっていて、しっとり系で美味いw
一通りシェアしたその後に
『スーパードライ大瓶』
が運ばれたのだが、こちらは特におつまみは付かず。
壁メニューを見てもおつまみになりそうなのは半チャーシュー盛り(確か500円)位で、強いて言うならテーブルにチャーハン用と思われる福神漬けが常備されているので、それをアテにしても良いかもしれないw
少し遅れて
『ラーメン』
が運ばれる。
実際は遅れてはいないが、チャーハンが早過ぎてw
鶏ベースと言うよりも節やどんこを感じる和寄りなスープとなっていて、トッピングにはチャーシュー、わかめ、メンマ、なると、ネギに珍しくもきつねがのる。
続いて
『麺上げ』
を行うと、普通の中華麺よりも少し太めな縮れた中細麺が顔を出す。
こちらの
『チャーシュー』
は切り置きと思われ、パサ系のキュッとした歯応えの物であった。
正直、珍しいと思うが
『きつね』
は味付けも甘めの蕎麦に入るそれと思って良い。
スープも和風で良くあっていたので、きつね好きの方はきつねラーメン(700円)もあるので、頼んでみては如何だろうか?
総括
並んでいる最中に、店主である城咲仁氏のお父さんが出てきたのであるが、一服ついでに“もうチャーハン作りたくねえよ、限界だよ”とぼやいていたw
かなりメニューを絞った町中華であるが、チャーハンが美味しいのはお約束出来る。
と言ってもラーメンがダメな訳ではなく、普通に美味しかったw
ノス感もあって良かったのだが、和寄りなので蕎麦屋の中華そば感のが強いかも知れん。
こうなるととびっこチャーハンも気になるし、中華もりも食べてみたい。
閉店は12月28日としているが、とびっこチャーハンは在庫がなくなり次第終了との事。
我輩のように後回しにしていたと言う方は、是非とも閉店前に伺うべし!
本日はこれにて御免!
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