やあやあ、さむらいである。
ずっと伺いたいと思っていた町中華で、新富町に『築地 やよい軒』と言うお店があった。
創業40年の歴史があり、看板メニューは野沢菜と豚肉を炒めた具材がのるやよい麺。
その『築地 やよい軒』が一時閉店すると言う知らせがあったのが、5月の話。
我輩が知ったのは閉店してからの事で、結局は伺えず終いであった。
しかし、その『築地 やよい軒』が後継者にお店を譲り、この度7月から『東京築地 やよい麺』と言う名でリニューアルオープンしたそうな。
お店を切り盛りしていたご夫婦もご健在で、配膳として手伝ってくれているようである。
近々時間を作って訪問し、記事にしたいと思っているので、楽しみに待っていてほしい。
さて、本日であるが
『さむらい流町中華道』
をお届けしよう!
さむらい流町中華道とは?
らぁ麺のルーツを遡ると、初めて中華麺を食べたのが水戸黄門で有名な水戸光圀公だと言われている。
中華麺と言う事で中国から流れて来た文化なのかも知れないが、現在のらぁ麺は日本の食文化と言っても過言ではないだろう。
様々なご当地らぁ麺が存在する中、中華料理を日本人向けの味にアレンジし、独自に発展していった町中華と言うジャンルが存在する。
町中華とは何ぞや?と言う定義は我輩が決める事ではないが、昔ながら地域に密着し、地元に愛された大衆的な中華料理屋がそれにあたると思っている。
そして、“さむらい流町中華道”とは、そう言った歴史ある町中華に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は創業25年と歴史のある
『中華 兆徳』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は風待月半ばの頃。
こちらのお店に来る前の近い日の話で、銀座の餃子百名店のお店に伺ったのであるが、これが酷かった。
昔から餃子で有名なお店であったのだが、この日出てきたのは油が皿に溜まってベチャベチャで食べる気も失せるほどの一品だったのである。
もちろん、町中華道として記事に出来ればと思っての訪問であったのだが、ボツとなってしまったので、町中華のリベンジを試みる事に。
それならば確実に美味しくて、記事に出来るお店をと選んだのが
『中華 兆徳』
であった。
こちらのお店で有名なのが、“黄金のチャーハン”で、何度もテレビで取り上げられていて知っていたお店であったが、先日なんと“情熱大陸”でも取り上げられ、こちらの店主の朱さんが出演されていたのである。
果たして、“黄金のチャーハン”とはどんなものなのか?
中華 兆徳
『中華 兆徳』は東京メトロ南北線の本駒込駅を最寄りとしており、1番出口を出て右へ進むとすぐ目の前に見えてくる。
ただでさえ、行列が出来るお店なのであるが、この日は日曜日と言う事で更に並びが出来る可能性が高かった。
我輩の作戦は最初の1組目に入れなければ諦めようと、ダメ元で夜営業開始の30分前に伺ったのだが、外待ち9人と言う状況であったので並ぶ事に。
前情報では、カウンター8席と4人用のテーブル席が3つ有ると言うので、1人客がカウンターではなく、テーブル席を占有しなければギリギリで1組目に入れると予想し、17:30の開店を待つのであった。
我輩が並び始めてから続々と後列は伸びて行き、開店を迎える頃には28人の行列が出来ていた。
先頭から順番に座っていき、我輩達の順番は回って来たが、我輩のすぐ後ろの方は入れず。
何と、ギリギリで最初の1組目に入れたのであった。
カウンターの端の席へ案内されると、皆メニューに釘付けになっていた。
我輩は、まずはビール(580円)と揚げ餃子(600円)を注文し、とりあえずと告げる。
少し焦り過ぎたようで、注文は先頭に並んでいたお客から順番に聞いていた。
2階席も有るようであったが、この日は知り合いの団体客が予約使用している感じであった。
揚げ餃子は土日祝日の夜限定のメニューのようで、たまたまで有るが頼めて何よりであったw
そして、一番の目的が“黄金のチャーハン”である。
“黄金のチャーハン”と称されているのは、塩味の玉子チャーハン(700円)の事で、焼き餃子や、シューマイが付いたおトクなセットもあったが、揚げ餃子は対象外であったので、それぞれ単品で注文。
そして、もう一つ話題となっていたトマト玉子炒め(800円)と、こちらは一応らぁ麺ブログなので、記事にする為にももやしそば(750円)も注文するのであった。
お冷よりも先に
『スーパードライ中瓶』
が届き、嬉しいザーサイ付き。
お冷は基本的にセルフなのかな?と、我輩は自身で取りに行ったが、お冷を取っていないお客人には後から店員さんが運んでいた。
しばらくして最初に運ばれたのは
『揚げ餃子』
であった。
やはり、先に頼んでおいて良かったw
外はカリカリで中はジュワッと肉汁溢れる揚げ餃子で、酸味のある餡掛けに良く合っている。
基本的に先頭の方の注文から作っている様子であるが、チャーハンなのか、らぁ麺なのかで運ばれる順番は異なるようである。
続いて運ばれたのは
『トマト玉子炒め』
で、トマトと玉子、キクラゲを炒めた物。
これまたシンプルながらもトマトの酸味と玉子の甘みが合わさっており、ビールとの相性が素晴らしい一品w
周りを見渡すと、我輩以外にお酒を飲んでいる方が1組程度と少ないにも関わらず、チャーハン以外にも色々と頼んでいて、回転率は悪そうであった。
そして、我輩の
『もやしそば』
が着丼する。
我輩が町中華を比べる指標としているのがもやしそばなのであるが、『兆徳』のはもやし、人参、キクラゲ、豚肉と言った具材で構成されており、餡掛けタイプ。
この熱々の餡掛けともやし達をハフハフ言いながら食べ進め、スープに餡が溶けていって味変していく感じも好きなのだw
餡掛けではないお店もあるし、餡が緩い店や固めの店があったりと色々あり、お店の特徴を出しているのである。
トマト玉子炒めがしっかり美味しかったので期待していたが、期待を裏切らない安定の美味しさw
もやしはシャキっと系となっていて、味付けは醤油ベースでスープを邪魔しない感じがまた良い。
続いて
『麺上げ』
を行うと、こちらは良くある中華麺と言った感じで、茹で上げは柔らかめ。
こちらは想像通りと言った感じで、可もなく不可もなくと言った感想。
そして、本日のメインである玉子チャーハン、通称
『黄金のチャーハン』
が運ばれる。
これが“黄金のチャーハン”かと見入ってしまうが、具材はシンプルに玉子とご飯のみ。
チャーシューやネギと言ったものも一切入っていない潔さ。
レンゲで一口頂くと、パラパラ系でお米一粒一粒に玉子がコーティングされているような感じで、噛み締めるとフワッと玉子の香りが鼻を抜ける。
あー、なるほど、これは美味しいw
シンプルイズベストと言うのか、無駄な味付けもなく塩味のみであっさり食べられる。
お腹いっぱいになり、満足でお会計をするのであった。
総括
いやはや、美味しかったw
めちゃくちゃ食べているように見えるが、連れとシェアしているので勘違いされぬように。
退店時の18:50時点で外待ち26人程であった。
まとめて入店し、一品料理を出してからメイン料理ともなると、料理提供時間が掛かってしまうので、回転率は恐ろしく悪い。
最初の1組目のお客人が帰ったのも1時間は経過していたように記憶している。
なので、最初の1組目に入れなかった場合はひたすら外で1時間は待たなくてはならないので、お気をつけを。
ただ、いくら外で待っていようと店員さんは煽るような事はなく、厨房も淡々と調理している感じで、お客人もまったりと食事を楽しめたのは良かった。
チャーハン好きの方なら“黄金のチャーハン”は一度は食べておいた方が良いと思うので、頑張って開店前から並ぼう!
本日はこれにて御免!
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