やあやあ、さむらいである。
先日、急な訃報が届いた。
ラーメン店でミシュラン一つ星を初めて獲得した『Japanese Soba Noodles 蔦』の店主であられる大西祐貴氏が、急逝されたのである。
愛猫に噛まれたのが原因であるようなネットニュースもあったが、急性心不全だったそうで。
我輩も同年代と言う事もあって、他人事では済まされない話でもある。
大変悲しい訃報であるが、残されたスタッフの皆様で『Japanese Soba Noodles 蔦』の味を引き続き届けて欲しいと願っている。
謹んでお悔やみを申し上げる。
本日は
『さむらい流家系道』
をお届けしよう。
さむらい流家系道とは?
“さむらい流家系道”とは、『家系総本山 吉村家』の直系を含む、全国数ある“横浜家系”とされる店舗に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
“横浜家系”と言えば、『〇〇家』と言う屋号が多いが、それだけでなく、インスパイア系のお店も訪問し、ご紹介したいと思っている。
本日は神田駅を最寄りとする
『神田ラーメン わいず』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は紅染月も初めの頃。
こちらのらぁ麺ブログを開設して、かれこれ2年と9ヶ月が経過しており、243記事投稿してきた。
横浜育ちと言う事で、愛してやまない家系ラーメンを題材とする“さむらい流家系道”を始めて、22店舗紹介してきたのであるが、大事なお店を紹介していなかった事に気が付いた。
そのお店と言うのが、今回ご紹介する
『神田ラーメン わいず』
である。
最近はそんな事はないとは思っているが、一昔前では神奈川と比べると、東京の家系ラーメンのレベルが低く、美味しい家系ラーメンがないとさえ、思っていたのである。
そんな中でも都内の家系ラーメンを食べ歩き、美味しいと思ったお店を紹介して来たのが、“さむらい流家系道”なのであるが、こちらの『神田ラーメン わいず』を紹介していなかったのである。
先にお断りしておくと、都内で食べた家系ラーメンで、初めて美味しいと思ったのは、日暮里にあった『嵐家』。
その次に感動したのが、『神田ラーメン わいず』だったのである。
なので、紹介していなかった事に自身でも驚いたのであるが、この度何食わぬ顔でご紹介させて頂こうと思うw
値段等も変わっていると思うので、久々に訪れてみるのであった。
神田ラーメン わいず
場所は神田駅の西口を出て、西口商店街を入っていくと左手に見えてくる。
この日訪れたのは18:00前と、混雑する前の時間帯であったせいか、待ちはなく、店内も4組ほどであった。
昔は外待ち必須のイメージであったが、現在は昼時などのピーク時以外は、左程並んでいるイメージはない。
先に券売機で食券を購入するのであるが、我輩は悩む事なく左上の法則に従ってのり玉ラーメン(1090円)を購入し、小ライス(110円)も忘れずにポチり。
メニューは家系ラーメンと台湾まぜそば(900円)の2種類のみで、後はトッピングと言った感じ。
昔はデフォルトのラーメンが700円であったが、現在は850円に値上げしており、のり玉ラーメンも150円値上げしていた。
また、前はビールも有ったのだが、コロナ禍のせいか現在は酒類の提供はしていないようであった。
食券を手渡す際に、コールは全て普通でお願いする。
厨房の作業が見える位置であったので見ていると、スープを炊いているのであるが、その手法は呼び戻しであった。
呼び戻しとは、古いスープに新しいスープを継ぎ足していく手法で、鰻屋の創業から継ぎ足しているタレのイメージと同じ手法である。
こちらの『神田ラーメン わいず』であるが、何処かの有名店で修行したと言う話は聞いた事がなく、インスパイア系であると認識しているが、間違っていたらご指摘下されw
そんなインスパイア系で有りながら、都内で本格的な美味しい家系ラーメンを提供してくれるお店として、重宝していたのである。
昔のイメージであるが、濃厚系ながら雑味はなく、クリアなスープと言った印象で、燻製チャーシューが直系を意識した感じで好きであった。
しかし、少し前に友人と飲んだ帰りに締めのらぁ麺として寄らせて頂いた時の印象は、味が落ちたのか、獣っぽさが前面に出ていたのであるが、閉店間際だから仕方ないと納得させていた。
通し営業ではあるが、スープの調整はしっかり出来ているであろう夜営業前なので、誤魔化しは効かないはず。
はてさて、どうなるものかと待っていると
『小ライス』
が先に運ばれる。
コロチャーシューが添えられているので、嬉しいサービス。
続いて
『のり玉ラーメン』
が着丼する。
スープは少々赤み掛かっていて、トッピングは王道のチャーシュー2枚に、ほうれん草、海苔に、味玉と言った、いかにもな家系ラーメンシンプルなものであるが、海苔は5枚位入っていた。
まずは、スープから頂こうと、レンゲで掬い上げると、骨に付いていたのか血合のような赤み掛かった肉片が浮いている。
濃厚そのものであるが、以前食べた時と同じように獣っぽさが全開で、骨粉が沈む我輩が一番苦手なタイプの家系ラーメンになっていたのであった。
次に
『麺上げ』
を行ってみるが、血合のような赤み掛かった肉片が麺に絡んでしまっているのがお見受け出来るだろう。
麺は『神田ラーメン わいず』の特製麺のようで、麺箱には“神田ラーメンわいず特製麺”と書かれていたが、酒井製麺ではなさそう。
次に
『燻製チャーシュー』
であるが、これはとても燻製感も良く出ていて美味しく、むしろ小ライスのコマチャーだけでご飯がいくらでもいけちゃうやつであった。
海苔をスープに浸して、ご飯を食べようとするも海苔にくっついてくる赤い肉片が気になって仕方がなかった。
総括
燻製チャーシューは変わらず美味しかったが、いつからスープは変わってしまったのだろう?
つい4年位前までは都内で唯一美味しい家系ラーメンと評価していたお店であったが、現在の評価はあまり好きではない。
昔も濃厚路線ではあったが、獣っぽさ全開の骨粉系になってしまったからである。
これは好みの分かれる所なので、我輩のようにマイルド系が好きな方へは進んでお薦めは出来なくなってしまった。
ただ、獣っぽさ全開の濃厚系が好きな方はハマるのではなかろうかと、推察する。
もし、『神田ラーメン わいず』に伺った際は、小ライスもセットで購入する事を推したいと思う。
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
↓らぁ活専用Twitterもフォローすべし!↓