やあやあ、さむらいである。
本日は、緊急差し込み記事をお届けしようと思う。
我輩は神奈川県横浜育ちと言う事もあり、横浜家系ラーメンが当たり前のようにある地域で育ってきた。
横浜家系ラーメンの発祥は『家系総本山吉村家』であるのだが、家系御三家と言われていたのが『吉村家』、『六角家』、『本牧家』であった。
六角橋にあった『六角家』の本店は既に閉店し、数多くの支店があったが、現在残っているのは『六角家 戸塚店』のみとなっている。
そして、今回訪れたのが
『横浜らーめん 本牧家 本店』
である。
この度、5月7日に閉店する事を決めたと言う事で、急遽訪問したのであった。
と言う訳で、本日は
『さむらい流家系道』
をお届けしよう!
さむらい流家系道とは?
“さむらい流家系道”とは、『家系総本山 吉村家』の直系を含む、全国数ある“横浜家系”とされる店舗に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
“横浜家系”と言えば、『〇〇家』と言う屋号が多いが、それだけでなく、インスパイア系のお店も訪問し、ご紹介したいと思っている。
本日は横浜市営地下鉄ブルーラインの下永谷駅を最寄りとする
『横浜らーめん 本牧家 本店』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は卯月も月末の頃。
5月7日に閉店すると言う情報を聞いて、ずっと伺おうと心に決めていたのであるが、中々遠くて伺えなかった。
しかも、何を勘違いしていたのか、5月末日に閉店するものと記憶していたのである。
フォロワー様の投稿を見て、早々に行かねばならぬと予定を切り詰めての訪問であった。
お店の場所は、国道2号線沿いに位置し、下永谷駅と上永谷駅のの間となっており、駅から徒歩で15分程と言った所。
我輩が過ごしていた地元からも決して近くはなく、現在の住まいからも1時間以上掛かる場所とあって、中々行けるお店ではないのであるが、事情が事情なので家系ラーメンを愛する者として食べ納めておこうと、伺った次第。
閉店間近の混雑状況は、果たして。
横浜らーめん 本牧家 本店
閉店の理由であるが、店主がご高齢と言う事で、閉店を決めたと言う。
記憶があやふやではあるが、お恥ずかしながら家系好きを謳っておきながら『本牧家』は、20代の頃に一度伺った事があるような、ないような、そんな記憶なので初訪問としておく。
『本牧家』ご出身のお店は数多くあり、特に一番のお気に入りは『寿々㐂家』である。
『寿々㐂家』の記事はこちらから
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他にもあるが、そもそもこちらの『本牧家』であるが、『吉村家』の支店として営業していたのだが、色々あって独立し、その時の『本牧家』のオーナーであった方が『六角家』を作った歴史がある。
現在のオーナーはその跡を継いだ方と言う事になるが、創業自体は1986年。
本牧から下永谷に移転し、現在に至る訳であるが、創業38年とあってはご高齢と言うのも頷ける。
我輩は下永谷駅から徒歩で向かったのであるが、出口1を出たら通りを左へ真っ直ぐ進むと、大通りにぶつかるのであるが、それが環状2号線である。
環状2号線を渡り、通りを右手に進むと、直系から外され、直系に返り咲いた『環2家』が見えてくる。
更に進むと、左手に黄色いテントを張った『横浜らーめん 本牧家 本店』が見えてくる。
下永谷駅からおよそ15分程であったが、環状2号線まで出る道が、車通りは多いのに歩道がかなり狭いので、お気をつけ下され。
上永谷駅はほぼ、環状2号線沿いを歩く事になるので、徒歩で行くならそちらの方が安全かも知れん。
店前には10台程の駐車場があるので、お車で伺う方がほとんどであると思うが、徒歩で伺う方の参考になれば幸いである。
我輩が伺ったのは夜営業が始まるであろう前の17:50頃であったのだが、店内には既にお客人が入っている様子。
確か、営業時間を調べてみたら食べログには掲載されておらず、ラーメンデータベースに火曜定休、昼営業11:00~15:30、夜営業18:00~22:30となっていたからその時間に伺ったのであるが、現在は違うようである。
5月7日の閉店まで休まず営業し、11:00~19:30の通し営業で、売り切れ早閉まいがある模様。
ネットサーフィンしても営業時間が定かではなかったので、我輩のような弱小ブログを読んで下さっている門下生(読者様)の皆様だけの朗報である。
恐らく、中抜け営業をしていると思われているので、アイドルタイムに行けばそこまで混雑していないのではなかろうかと予想する。
実際に我輩が伺った時間帯はカウンターに数名食べているだけで、食券を購入する列が出来ている感じで、左程待つ事なく着席する事が出来たのである。
ただ、最終二日間は、らーめん並を通常800円の所、限定300食、390円で提供されると言うので、早い者勝ちとなるであろう。
我輩は、らーめん並と味付玉子(120円)と海苔(120円)をトッピングし、家系お約束のライス小(150円)に缶ビール(370円)を購入し、コールは全て普通でお願いする。
我輩以降も続々と客足は絶えず、店内には20人以上の待ち客が出来ていた。
先に
『スーパードライ350缶』
を出してくれたが、グラスは割れてしまってないと言うので、缶のまま頂くw
特におつまみも付かないのは、お車での来客が多いからかも知れないが、心配する事なかれ。
卓上にはお酢、ラー油のほか、生姜、ニンニク、辛味、高菜があるではないか。
高菜は辛いやつなのかな?と開けてビックリ、中にはたくあんが入っていたのであるw
一先ず、ライスが来るまで待つ事にする。
厨房の様子を見ると、ご高齢とは言いながらもまだまだ現役でやれそうな店主が麺上げを行っており、お弟子さんと思われる長髪の方が味の好みなどを把握され、配膳役の女将さんと言った3人体制であった。
大鍋での麺を茹で上げる店が多い中、こちらではテボザルを使った茹で麺機で麺上げを行なっていた。
同じタイミングで入店された硬めで頼んだ方のらーめんが運ばれたので、そろそろかと待っていると、先に
『ライス小』
が運ばれたので、ここで初めてたくあんを摘んでみるw
そして、遠路はるばる求めて来た
『海苔玉らーめん』
が着丼する。
スープは見るからに薄い色合いで、少量のネギに、中心には小じんまりしたチャーシュー、ほうれん草、味玉が鎮座し、海苔は10枚位入っていた。
色合いだけで見ると、『寿々㐂家』に近いと感じたが、一口頂くと少し物足りない。
カエシが底に沈んでいるパターンもあるのでかき混ぜてみるも、左程大きな変化はなく、デフォルトで薄い印象であった。
『六角家』はワイルド系である印象が強かったが、『本牧家』はやはり、上品マイルド系な感じで、後味には少しばかりの豚骨臭さも感じた。
続いて
『麺上げ』
を行うと、酒井製麺の短い平打ち中太麺が顔を出す。
普通のコールであったが、茹で上げは若干硬め寄りか。
こちらの
『チャーシュー』
であるが、部位は肩ロースで煮豚でしあげている。
味玉は限りなく完熟寄りの茹で加減であったが、味付けはしっかりとされていた印象であった。
総括
ぶっちゃけ、『寿々㐂家』のが美味しかったのであるが、古き良き時代の横浜家系ラーメンを味わえた気がした。
帰る頃には待ち客は店内から外に溢れ、25人以上の列が出来ていた。
残る営業日は2週間を切り、10日となっている。
最終二日間はゴールデンウィーク下と言う事で、お祭り騒ぎが予想される。
確実に食べたいと言う門下生(読者様)はアイドルタイムを目指して混雑回避して思い出を刻んでみては如何だろうか?
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
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