やあやあ、さむらいである。
我輩は東京生まれ、横浜育ちと言う事もあってか、横浜家系ラーメンをこよなく愛している。
今となっては、横浜家系ラーメンも全国区となったご当地ラーメンであると思うが、そう言ったご当地ラーメンは様々な地域に存在する。
日本三大ラーメンと言えば、博多、札幌、喜多方と言われている。
各地にご当地ラーメンが存在する中で、福島県には喜多方ラーメンの他に、白河ラーメンと言うご当地ラーメンがあるのはご存知だろうか?
今回は本場となる福島県白河を代表するお店に行ってきたので、そちらをお届けしようと思う。
と言う訳で、本日は
『さむらい流百名店道』
をお届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つに分かれて表彰されている。
本日は2017年に“百名店”に選出されると、5年連続で選ばれている
『とら食堂』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は早花咲月も月末の頃。
ちょこちょこと軽く登場している“連れ”であるが、このお連れ様が何処ぞの懸賞で、一泊二日の旅行を当ててくれたのである。
長く続いていたまん防が解除された事もあり、3月末に予約を入れていた。
宿泊先は、栃木県の那須塩原の宿であった。
我輩も招待頂けるとあって、新幹線代は我輩持ちにしたのであるが、折角遠征するならその地域で行きたかったらぁ麺屋に訪問しようと提案する。
言っても、一泊二日の旅行なので、食事の回数は決まっており、夕朝は宿食なので、到着時の昼飯と宿泊後の昼飯しかチャンスはない。
入念な下調べを行うと、宿が送迎してくれる駅の候補に、黒磯駅の他に福島県の新白河駅が有ったのである。
黒磯駅と言えば、『手打 焔』があるではないか!
他にも『ヨコクラストアハウス』など、栃木で行きたい候補はあったのだが、我輩には脚がないのである。
現在はペーパードライバーのようなものではあるが、普通免許は持っており、10年以上前には自家用車も所有していたし、営業マンも時は、社用車が一人一台支給され、出退勤が車であった時代も。
なので、車の運転には自信があるのだが、何よりビールが飲めなくなるのが嫌なので、運転しないのであるw
ましてや、折角旅行に行って、美味しいものを食べに行っているのに、運転があるからとビールを我慢するなど、想像しただけでもテンション駄々下がりである。
と言う訳で、我輩が立てた作戦は、宿の迎えは新白河駅に来てもらい、宿泊後は黒磯駅に送ってもらうと言うプランであった。
1日目は本場白河ラーメンの
『とら食堂』
へ訪問し、翌日は黒磯駅を最寄りとする『手打 焔』に伺うと言う作戦である。
そんな中であったが、地震の影響で東北新幹線の一部区間が運休となるトラブルに出くわすも、何とか当日までに白河駅までは復旧し、行ける事となる。
上野駅で軽めの駅弁を購入し、家からビールを持参して、新幹線へ乗り込む。
わずか、1時間16分の旅路ではあるが、駅弁をつまみにし、また車窓から見える街並みをアテにしながら飲むビールは格別であった。
現地に着いてレンタカーとなれば、この至福の一時を諦めなければならないので、考えただけでもつまらない旅行になってしまう。
それなら、現地ではタクシーで移動して、この至福の一時を堪能してこそが、旅行の醍醐味であると思っている。
新白河駅への新幹線の旅は1時間強と、あっという間であった。
ここで在来線に乗り換えて、一駅だけ移動し、白河駅に降り立つ。
こちらの在来線はおよそ“1時間に1本”と本数が少ないようなので、待たされる可能性もある為、時刻表で調べた方が良いだろう。
白河駅へ到着し、駅からバスと言う選択肢もあったのだが、我輩が伺った時に丁度良い時間帯のバスがなかった。
観光案内所では自転車の無料貸し出しもあるようなので、自転車を借りて伺う事も可能であるが、そもそもビールを飲んでいたので、それも諦める。
と言う事で、選択肢はタクシーのみとなり、駅前のタクシー乗り場からタクシーに乗り込む。
およそ10分強、2200円程で目的の『とら食堂』に到着するのであった。
とら食堂
店先に到着すると、店前のベンチにはコロナ禍のせいかまばらに埋まっていて、店前には人だかりが出来ており、流石の人気店ぶりであった。
外で待っている方だけを数えてみても13人以上が待っていた。
記名式となっており、入り口の案内に名前と人数を記入して待つ。
店前には長めのベンチもあるが、立って待っている方も居れば、記名したら車で待つ方もいるので、正確な待ち人数を把握する事は出来なかった。
しかし、思いの外早く名前を呼ばれ、店内の待ちスペースのベンチに案内される。
程なくして、記名してからおよそ25分程で4人掛けのテーブル席へ案内されるのであった。
お店に券売機はなく、口頭で注文し、退店時にお会計する後会計システム。
先にビールだけを注文する。
ビールは生ビール、瓶ビールが有り、瓶ビールも中瓶と大瓶が有った為、瓶ビール大瓶でお願いする。
ビールが到着するまでが、シンキングタイムである。
程なくして
『一番搾り大瓶』
が配膳され、こちらは嬉しい自家製の浅漬けのおつまみ付き。
こちらのタイミングで、我輩はフルコンボとなる焼豚ワンタン麺半熟煮玉子(1350円)と、数量限定の焼豚おにぎり(90円)を注文する。
先に運ばれたのはラップに包まれた
『焼豚おにぎり』
であった。
画像は美味しく写るように、ラップから綺麗に外した図であるw
少し甘めの味付けの焼豚かやくご飯をおにぎりにした感じで、美味いw
調理姿は席から見る事は出来なかったが、『プロフェッショナル』と言うNHKの番組で、密着ドキュメントを見ているので、おおよその様子は予習済み。
ほとんど家族で経営しており、朝イチに麺を打っていて、麺を足で踏んでいる姿が映像に写っていた。
賄いは毎日らぁ麺を食していると言い、これは本当に美味しいらぁ麺でないと、実現出来ないのでは?と期待が高まった。
予定はないが、行き着く先は自分の店を持ってのらぁ麺屋となった場合、毎日自分が作るらぁ麺を食す事になる。
果たして、毎日同じらぁ麺を食べ続ける事が出来るのだろうか?と考えてしまうのである。
今日は何処のらぁ麺を食べようか?と、店を探している現状を考えると、毎日食べ続ける事が出来るらぁ麺と出会えたら、もしかしたら自分の店を持ちたいとなるかも知れん。
ちょっと、話が逸れてしまったが、『とら食堂』の皆様が飽きずに毎日食べられると言う事は、我輩が求めるそれは、白河ラーメンである可能性も有る。
そんな事を思いながらビールを楽しんでいたら、程なくして
『焼豚ワンタン麺半熟煮玉子』
が着丼する。
王道の醤油らぁ麺と言った出立で、トッピングは焼豚3枚に、その下に隠れるようにワンタン、ほうれん草、味玉、メンマ、海苔に、白ネギが散りばめられている。
スープを一口頂くと、キリっと醤油が立ったインパクトで、動物系主体のスープが合わさった感じで優しく、誰もが好きなやつw
ゲンコツと日本各所から取り寄せた4種の地鶏を毎日、70羽分も投じて炊いているそうな。
カエシに使用しているのは、焼豚を煮た醤油をそのまま使っており、他の調味料は一切使っていないらしい。
続いて
『麺上げ』
を行うと、不揃いの自家製手打ち麺が顔を出す。
若干、全粒粉のような粒が混じったつるもちの中太麺で、毎日麺を打っており、それを3日程寝かせ、熟成させているらしく、美味い。
そして
『焼豚』
はしっとりと甘く、燻された香りが鼻を抜ける。
地元の楢木で作った楢炭を使い、40分程吊るし焼きした後に、カエシ用の醤油に漬け込んで煮ているそう。
こちらの
『ワンタン』
も、毎日お店で手作りで仕込んでおり、美味しくない訳が無い。
煮卵はしっかり、半熟に仕上がっていて、これも美味しかった。
最後は丼から直接スープを頂き、ペロっと完飲完食するのであった。
総括
新幹線で駅弁一つ食べていたが、あっさりしているので余裕で平らげる事が出来た。
優しく、あっさりしている誰しもが愛するらぁ麺だからこそ、毎日食べられるのだと痛感したのであった。
帰りもタクシーを呼び、今度は直接、新白河駅へお願いすると、運賃は3300円程であった。
電車を待たされる位なら最初から新白河駅からタクシーで良かったなと思った。
皆に愛され、毎日食べられるらぁ麺は美味しかったが、新幹線で行き、往復で6600円の交通費を掛けてまで食べるべきかと言うと、そこまでは流石にする必要はないかとw
都内でも美味しい白河ラーメンを提供されているお店はある。
我輩がお薦めするのは巣鴨駅を最寄りとする『麺創庵 砂田』である。
やあやあ、さむらいである。 未だにコロナは収束を見せない中、感染者数を見ても当たり前のように聞き流せるようになった気がする今日この頃。 何となく、WITHコロナと言う生活に慣れて来たのだろう。 緊急事態宣言が4月頭に発出され、1ヶ月以[…]
我輩のように、どうしても『とら食堂』で食べたいと言う方の参考にして頂ければ幸いである。
ちなみに、翌日予定していた『手打 焔』であるが、当日にバイトが飛んだ為、臨時休業と言う事故に遭遇し、行けなかったのであったw
本日はこれにて御免!
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