やあやあ、さむらいである。
大久保公園で執り行われている“日本ご当地ラーメン総選挙”と言うラーメンイベントをご存知だろうか?
東京ラーメンショーと大つけ麺博とのコラボ企画で、2023年度優勝したのは山形県の酒田ラーメンであった。
2024年度は、予選を勝ち抜いた9つのご当地ラーメンと、前回優勝の酒田ラーメンの合計10地方の代表が、7日間しのぎを削ったのであった。
そして、優勝したのは福島県の白河ラーメンを代表して提供されていた『火風鼎』であった。
その時参戦していた『火風鼎』の店主のご子息で、『手打 焔』を営んでいる店主が泣きながら親父さんに優勝報告している動画がバズっていたので、そのXを見た方もいるかも知れない。
『手打 焔』が来ていると聞いて、我輩も大久保公園へ食べに行ったのであるが、『手打 焔』を食べた事がなかった我輩は、栃木県なら佐野ラーメンだろうと勝手に勘違いして、白河ラーメンを食べていなかったのであるw
どうにも我輩と縁がない『手打 焔』なのであるが、その続きは本文にてw
さて、本日は
『さむらい流百名店道』
をお届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“ラーメン百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つの他に、北海道エリア・神奈川エリア・大阪エリアが増設され、六つのエリアに分かれて表彰されている。
本日は2024年に“百名店”に選出された
『手打 焔』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は卯花月も初めの頃。
この日は、母親が喜寿を迎えたお祝いで、家族旅行に出向いた日であった。
親と姉弟家族を含め、総勢9名の大所帯となる旅行であるw
レンタカー2台で行こうかとか色々練ったのであるが、トイレの心配などもあ離、電車で行ける所でと言う流れから那須高原に決まる。
宿がメインとなり、2日目の予定がほとんどなかったので、我輩は単独でらぁ麺巡りを敢行する事に。
那須高原と言えば、過去に行こうとしてフラれたお店があり、そのお店と言うのが
『手打 焔』
だったのである。
数年前に、ラーメン旅行として『とら食堂』へ伺った時があった。
『とら食堂』に伺った時の記事はこちらから
やあやあ、さむらいである。 我輩は東京生まれ、横浜育ちと言う事もあってか、横浜家系ラーメンをこよなく愛している。 今となっては、横浜家系ラーメンも全国区となったご当地ラーメンであると思うが、そう言ったご当地ラーメンは様々な地域に存在する[…]
そして、翌日に行く予定だったのが『手打 焔』であったのだが、その日はバイトの方が飛んだかなんかで、臨時休業となり、結局食べられなかったのである。
前々から計画していたラーメン旅行だっただけにショックではあったが、そんな事もあると諦めた事があった。
更には、“日本ご当地ラーメン総選挙”の失態であるw
フラれた『手打 焔』が、現地へ行かなくても食べられると、意気揚々と行った結果、栃木県と言うだけで全く関係のない佐野ラーメンを食べて満足し、結果的に食べられていなかったと知ったのは、その優勝報告の動画を見た時であったw
地方のラーメンにこれだけフラれ続けるのも中々であるが、今回こそは是が非でも食べたいと向かうのであった。
手打 焔
まずはお店の場所であるが、宇都宮線の黒磯駅を最寄りとするものの、駅からは3.4km離れているので、歩いていくにはしんどい距離。
車がない方は、バスでも本数が少なかったり、停留所からも距離があるので、タクシーかレンタルサイクルと言った交通手段がお薦めとなる。
タクシーなら那須塩原駅からでも左程変わりないので、わざわざ黒磯駅に行く必要はない。
ちなみに、我輩はどうしたのかと言うと、本来ならバスで行くつもりであった。
宿までの送迎バスがないので、バスに無料で乗れるパスが付いていたからである。
それでも停留所から1km程離れていたので、どうしたもんかと悩んでいたのだが、バスの乗り換えで寄った停留所の近くにバターのいとこがあったので気になり調べてみると、黒磯駅の近くでも販売しているお店があるではないか!
ちなみに、バターのいとこは那須高原では有名なお土産で、甘い物が好きな方には堪らない一品であるw
バスに揺られながら作戦を練り直す事に。
黒磯駅でレンタルサイクル出来ると食べログに書いてあったので、自転車を借りてバターのいとこを買いつつ、『手打 焔』へ行き、更にはもう一店舗はしごが出来るかも?と思い立つ。
と言う訳で黒磯駅で下車し、食べログに書いてあった『カワッタ家』へ向かうも、見つからないw
ただ、住所付近に“まちなか交流センターくるる”があったので聞いてみると、『カワッタ家』はなくなったが、自転車はこちらで借りられるとの事。
と言う事で、自転車をお借りしたしたのだが、普通自転車が5時間200円となり、ギア付き自転車が300円〜となっていた。
『手打 焔』までは、ほぼ平坦であったので普通自転車でも問題ないと思うが、ギア付き自転車の方をお薦めしておくw
先にバターのいとこを買ってから『手打 焔』へ向かうのであった。
店先に着いたのは13:00頃であったのだが、外待ち4人、中にも2人程が待っている状況。
店内に入ったタイミングで食券を購入するシステムとなり、左上にはチャーシューワンタンメン(1210円)が位置しているが、ラーメンは610円と破格の価格。
他にもみそラーメン(830円)、まぼろしの塩(830円)と言ったラインナップもあり、売り切れではあったが、特製(1100円)やまぜそば中(850円)と言ったようなメニューもあったのだが、サイドメニューはなく、酒類の提供もなかった。
我輩は例に習ってチャーシューワンタンメンを購入し、しばし案内されるのを待つ。
食券を手渡し、カウンターの端の席へ案内されると、厨房も良く見えるベストポジション!
厨房を見ると、自家製の手打ち麺は大鍋で一気に茹で上げ、平ザルで麺上げをされている。
驚いたのは、丼やレンゲを温めるだけ専用の機械があった事。
これは期待出来るぞと着丼を待っていると、
『チャーシューワンタンメン』
が熱々の丼で提供される。
鶏ガラの風味が込み上げる清湯スープに、脇に青菜にメンマ、中心にネギが鎮座し、その周りにたっぷりのチャーシューが敷き詰められ、ワンタンはその下に隠れていた。
まずはスープから頂くと、わかりやすい鶏ガラベースの王道な味わいとなり、美味い。
続いて
『麺上げ』
を行うと、表面がザラザラした手打ち麺が顔を出す。
あまり食べた事がない、ピロピロザラザラと言った面白い食感で、太過ぎず、細過ぎずであったw
お次は
『チャーシュー』
であるが、吊るし焼きされた薫香感を感じる香ばしい仕上がりで美味しいw
最後に
『ワンタン』
なのであるが、溶け出していてほぼ箸で掴めないのでこんな写真になってしまった。
ちょっとでも餡が入っているタイプなのか、入っていないのかも確認出来なかったが、恐らく皮ワンタンなのだろう。
卓上調味料は胡椒のみとなり、途中で味変で使って完食するのであった。
総括
いやはや、美味しかったけど我輩には刺さらなかった。
食感は面白い麺であったが、あれは丁寧に集めて奇跡的に箸上げ出来たものを撮影したもので、実際はブツブツと千切れてしまい、ほとんど啜れなかったのである。
ワンタンも溶けて、後半は細かいのがスープに浮いているような状況となっていた。
それと気になったのが店内の衛生面で、掃除が行き届いている感じはしなかったのである。
丁度食洗機の目の前であったのだが、その食洗機が…。
とまぁ、これ以上は差し控えるが、やっと食べられたと言うハードルの高さがあった反面、残念な気持ちを強く感じてしまったのかも知れん。
我輩は、たまたま仕上がりの悪い日に当たってしまったのかも知れないので、是非ともご自身の目で確かめて下され。
次は『火風鼎』にもチャレンジしたいと思っている。
本日はこれにて御免!
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