やあやあ、さむらいである。
我輩のブログスタイルだと、一つの店舗を何回もご紹介する事はほとんどないのであるが、好きなお店でも2回取り上げたら多い方である。
そんな中でも過去に一番多く記事にしているお店が、今回取り上げる
『神保町 黒須』
で、過去に4記事ご紹介し、今回で5回目の快挙となる。
それだけ大好きなお店であるのだが、この『神保町 黒須』がこれからと言うこの時期に、4月30日を以って閉店すると言う衝撃のニュースを知ったのが、2月20日に投稿された店主のツイートであった。
未だに『神保町 黒須』を未訪問であると言う門下生(読者様)が居たら是非とも閉店する前に行って欲しいと思い、5回目の記事を投稿する事にしたのである。
と言う訳で、本日は
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
都内近郊の全21店舗はもちろんの事、過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問していき、取り上げていくつもりである。
本日は2020年から3年連続でミシュランビブグルマンに選出されている
『神保町 黒須』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は弥生も半ばの頃。
2月20日に投稿された店主のツイートを当日に確認出来た我輩は、その日に伺うつもりであった。
しかし、どうしても身体が空かずに伺う事叶わず。
翌日以降は話が広まり、きっと混雑するであろうと思ったからであった。
案の定、閉店を惜しむ声と共に連日行列の報告を聞いていた。
伺おうと思いながらも中々タイミングが合わず、気が付けば3月に。
限定の牡蠣蕎麦が食べたいけれど、これを食べるには昼前には確実に行かなければ間に合わないと推測される。
タイミングを測っていたら既に月半ばとなり、このままでは他のらぁ麺も食べる前にお店が閉店してしまうと思い、遅い時間帯で行けるよう調整する。
そんな最中、やっとこ閉店15:00に間に合いそうなタイミングが訪れるのであった。
神保町 黒須
この日は平日の14:45頃と、閉店15分前の到着であったが、外待ち16人と言う行列に驚く。
しかし、売り切れで打ち切りになっていなかったのは有り難いと、後続に並ぶ。
ちなみに、未だに行った事がないと言う方へお店の場所をご説明させて頂くと、神保町駅のA1出口が一番近い出口となっており、出て左手に進んだ大きい交差点にある城南信用金庫の裏路地へ入った所にお店は有る。
今なら路地裏を覗けば行列が出来ていると思うので、迷う事はなさそうに思う。
待っていると、並んでいる順番に食券を購入しているようで、食券を購入したら列に戻り、次の方が食券を購入しに行っている。
特に店員さんから案内を受けた訳ではなかったが、我輩の前の方が食券を購入して戻ったタイミングで、我輩も店内へ。
限定の牡蠣蕎麦が残っていたらと期待したが、流石に残っているはずもなく、塩蕎麦(1150円)を購入する。
残っていたら連食させてもらうつもりであった。
こちらの『神保町 黒須』では連食も可能となっており、あいだにお口直しの炭酸水を出して下さるサービスも。
16人待ちと言う事で、普通のお店なら40~50分は当たり前とお思いだろうが、『神保町 黒須』は回転率も良い。
およそ待つ事30分強で店内へ案内され、着丼まで35分程であった。
ちなみに、閉店時間となる15:00の段階で、外待ち14人で、時間が過ぎても看板はクローズにしておらず、事情が事情なので多少の余裕はあるのかも?
ただ、看板を下げ忘れただけかも知れないので、時間には余裕を持ってちゃんと時間前には到着しておこう。
並んでいる最中に食券を回収され、座ったら数分で
『塩蕎麦』
とご対麺することが出来た。
まず見て欲しいのは、スープの表面を覆う煌びやかな天草大王の鶏油である。
そして、チャーシューが2枚重なりあい、外側に穂先メンマ、中心には白ネギと九条ネギの合わさった白髪ネギが盛られ、黒いペースト状のものが山のソースとなり、薄緑色のペースト状のものが海のソースとなっている。
まずはどちらのペーストからも遠い奥のゾーンからスープを頂くと、天草大王の分厚い鶏ベースのスープが口の中を駆け巡り
『で、あるか!』
が、思わず出てしまったw
醤油派である我輩が、『神保町 黒須』へ行ったらまず進めるのがこちらの塩蕎麦であり、間違いない味わいw
次に
『麺上げ』
を行うと、我輩の気のせいかも知れんが、以前来た時よりも透明感のある細麺が顔を出す。
以前は東京製麺さんの麺などを使用していたが、現在は自家製麺となっていて、とてもシルキィな啜り心地でスープとの相性もバッチリであった。
続いて
『レアチャーシュー』
であるが、こちらは肩ロースと思われるが、もう一方はバラチャーシューであった。
残念ながらバラチャーシューは上手く箸上げが出来ずに写真を諦めたw
以前はレアチャーシュー2枚のトッピングであったので、ここに来て更なるブラッシュアップを図っているとは驚きであった。
チャーシューはどちらも言わずもがな、美味しかったのである。
いつもならここらで終わりそうであるが、まだ終わらないw
忘れてはならないのが、山と海のソースである。
我輩が薦めるのは、先に海のソースから混ぜていく食べ方である。
海のソースは牡蠣などをベースとしたデュクセルソースとなっていて、山のソースはトリュフをベースとしたデュクセルソース。
どうしてもトリュフの香りの方が強いので、先にそちらを混ぜてしまうと、せっかくの海のソースがわからなくなってしまう可能性があるからである。
最初はレンゲの中で混ぜて飲んでみて、徐々に合わせて味変をしていき、何十層ものスープを楽しんで行くと、気が付けば完飲している事だろう。
総括
我輩も例外なく、完飲完食であったw
過去に食べた記憶よりも更に美味くなっていて驚いたのであるが、これが食べられなくなるとは非常に残念でならない。
お店に行っても閉店の理由所か、閉店の案内も出ておらず、求人募集と並び方の案内が出ていた。
むしろ、求人募集をされていると言う事は新天地での営業を期待してしまうが、今後の情報は何も書かれていなかった。
残すはおよそ1ヶ月のみの営業である。
我輩も必ず再訪するが、まだ食べ納めをされてない門下生は忘れずに伺うように!
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
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