やあやあ、さむらいである。
日本全国のらぁ麺店は26,500軒(2020年3月)あると言う。
タウンページ調べでは東京都内だけでも2,700軒程あるらしいのだが、これでもコロナの影響からか3年前と比べると600軒程減っているのだと言う。
とは言え、年間300杯が限度の我輩が、都内全店舗2,700軒を食すのに9年掛かる計算となる。
9年続かないお店もあるし、新たに出店する事を考えたら、どうあがいても都内全店舗制覇は難しい。
せめてある程度、篩いにかけなくてはならず、その指標としているのが、ミシュランガイド東京であったり、TRYラーメン大賞であったり、ラーメンWORKERであったり、食べログ百名店と言った媒体が薦めるお店は行っておこうとなる。
その中で一つ問題があるのだが、食べログは移転などすると、過去の口コミや評価をそのまま移行する事が出来ない問題があるのだ。
だからこそ、点数は低いが美味しい店だったり、過去に百名店に選ばれていたのにも関わらず移転後、百名店であった事が繁栄されていないので、幻と化しているお店もある。
と言う訳で、本日は過去に評価されたお店の
『さむらい流百名店道』
お届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つに分かれて表彰されている。
本日であるが、実は2017年に“百名店”に選出されていたのに、移転と共に幻と化した
『らーめん天神下 大喜』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は田草月も月末の頃。
この日は我輩の生活圏である上野界隈へ伺う用事が有ったので、何処か良い店はないものかと探していると、我輩の連れが未だ行った事がない『らーめん天神下 大喜』に行ってみたいと言うではないか。
我輩は比較的近所と言う事で度々訪れていたが、立地は良いとは言えない場所に有るので、連れを連れて行った事がなかったのであった。
一番の最寄り駅となるのが、日比谷線の仲御徒町駅となるのだが、御徒町駅からも歩いて行ける場所にある。
御徒町駅からのご案内をさせて頂くと、南口改札を出たら右へ進み、昭和通りに出る。
昭和通りを右手に進み、蔵前橋通りとの交差点となる台東一丁目を左へ進むと数百メートル進んだ左手側にお店はある。
この日は平日の13:30頃の到着で、外待ちはなかったがほぼ満席であったので、しばらく待っていると席へ案内されるのであった。
らーめん天神下 大喜
いつもならもう少し遅い時間帯に伺うのだが、なぜ13:30かと言うと、ランチタイムに頂けるランチ肉ごはんを頂く為であった。
普段、14:00過ぎに伺うのだが、大体売切れてしまうので少し早めの訪問であった。
券売機の前に立ち、我輩が買ったのはこのお店の看板メニューである特製とりそば(1000円)とランチ肉ごはん(50円)。
ちなみに連れはつけ麺でも頼もうかと言っていたのに、この日の限定で出ていた特製純とりそば(1150円)を購入するのであった。
席に着き、食券を手渡すと主人がらぁ麺を作り出す。
店はカウンター10席程のお店なのだが、厨房が少し高い位置にあるのか、作っている様子が良く見える。
そもそも、こちらの『らーめん天神下 大喜』と、名前にも入っている“天神下”であるが、移転前は湯島駅を最寄りとする学問の神様として有名な湯島天神の近くに店を構えていたからこそ、付けた店名であった。
現在は湯島天神からは少し離れてしまったが、移転後もその拘りの屋号をそのまま使っているのである。
移転前の2017年に食べログ百名店に選出されたのであるが、移転と共にその栄光と点数と口コミはなくなってしまった。
立地が変われば客の満足度も変わるので、点数が引き継げないのは理解するが、それまで培ってきた歴史があるのだからせめて、過去のお店のページに飛べるリンクを貼ったり出来れば良いのにと思う。
現時点では移転してしまうと食べログのアプリからは、過去のお店の情報に辿り着く事が出来ないのが現状である。
いつか、改善しないかな?とか考えていると、いつの間にか
『ランチタイム肉ごはん』
が到着する。
このボリュームで50円は有り難いw
ランチタイム限定で杯数にも限りがあるので、食べたい方は確実に14:00前には行った方が良いだろう。
続いて運ばれたのは
『特製とりそば』
であった。
黄金色のスープに手前に味玉が鎮座し、鶏チャーシューの上には白髪ネギ、その上には柚子胡椒が。
脇役のようにメンマ、カイワレ、海苔があり、奥には鶏ひき肉、そして細かくみじん切りされたネギがスープに浮いていた。
美味そう以外の何ものでもないが、まずはスープから行くと、鶏が前面に出た香りが鼻を抜け、塩味が口に広がる優しい味わいなのだが、やはり鶏が後からも追ってくる。
こちらのメニューをコンプリートしようと最近は色々な種類を頂いていたのだが、改めて原点回帰させて頂いた気分である。
“あ~、なるほど”と言った妙な納得感のあるスープなのだが、更に
『麺上げ』
を行うと、想像以上の極細麺が顔を出す。
一気に啜り上げるのだが、想像ではパッツンとした少し芯が残った硬めの麺を想像したのだが、意外や意外、弱柔めの歯ごたえでスープの乗りも良い。
実はアンチ硬め派の我輩としては、好みの仕上がりに嬉しくなる。
いくら細くても良いが、ハリガネとか、考えられん。
ましてや食べた事ないお店でも注文時に“麺硬めで”とか言うのは邪道だと思っている程である。
スープ、麺の次は何と、隠れていた
『ワンタン』
を頂いた。
ワンタンは鶏肉のミンチで作られていてこれまた、スープとの相性は抜群。
鶏モモのチャーシューも美味しく、カイワレの歯ごたえを感じながら麺を頂いたりと、夢中になっていた。
挽肉ゾーンに差し掛かるとまた、違った味変を感じ、更に柚子胡椒を溶かした時と言った3段階位の味の変化が楽しめたように思う。
総括
いやはや、久々にこちらの看板であるとりそばを頂いたが、大満足であった。
更に特製のトッピングをしても1,000円とはコスパ良すぎである。
ミシュランガイドにも掲載された経験を持つ、浅草橋の『饗くろ喜』の大将がこちらのとりそばを食べて感動し、らぁ麺屋を志したと言う話は有名な話である。
『饗くろ喜』をご紹介した記事はこちらから
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ちなみに、連れが頼んだ純とりそばは鶏白湯ベースのらぁ麺となっていたのだが、初めての方は通常のとりそばから頂く事をお薦めする。
本日はこれにて御免!
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