やあやあ、さむらいである。
前回の記事でも登場したが、『渡なべ』の渡辺樹庵氏が運営されているYouTubeチャンネルの『渡辺樹庵のここだけの話』であるが、見た事はあるだろうか?
渡辺樹庵氏は『渡なべ』の他に、『神保町 可以』、池袋の『六坊担担面』、『東京ラーメンショー 極み麺』の計4店舗を運営されており、ラーメン店のオーナーでもあり、コンサルタント業もされているようである。
それでありながらご自身はラヲタとしてラーメンの食べ歩きを続けており、作り手側の視点とラヲタの視点の両方を持っている方なので、かなりマニアックなYouTubeチャンネルとなっているのだ。
バズっているチャンネルと言う訳ではないが、ラヲタのみならず、多くのラーメン店主も注目しているチャンネルとなっていて、我輩としてもとても勉強になっている。
その『渡辺樹庵のここだけの話』に相方として出演されているお一人で、『なるめん』の店主である道理氏がおられるのだが、ずっとお店に行きたいと思っていた。
と言う事で、本日は
『さむらい流推し麺道』
をお届けしよう!
さむらい流推し麺道とは?
“さむらい流推し麺道”とはその名の通り、さむらいが薦める、“推し麺”をここに綴らせて頂くものである。
エリアを厳選し、この地域でお薦めするならここ!とか、都内で醤油らぁ麺を食べるならここ!と言った具合に、テーマに沿って綴らせて頂こうと思う。
お薦めしたいお店は数多くあるのだが、沢山書いても絞れないのでは意味がないので、“1記事3店舗”までと厳選させて頂くので、その中でお好みのお店を選んで頂ければ幸いである。
本日は
『なるめん』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は愛逢月も半ばの頃。
この日は月に一度の実家へ行く日だったので、品川区に近いお店が攻められる日。
最初に伺ったのは、荏原中延の『中華そば 多賀野』であった。
めちゃくちゃ好きなお店の一つで、いつでも食べたいお店なのであるが、最近メディアへの露出が減っていたので落ち着いているのではとチャレンジしてみる事に。
整理券方式になってからは2回目の訪問であるが、あまりに待つようなら他へ行こうと思っていた中、まさかの待ちが1人と言う奇跡に遭遇し、ほとんど待たずに食べる事が出来たのである。
まだ昼時であったのでもう1軒行けると思い、近くのお店を探していたら
『なるめん』
の道理氏がポストで、今日のスープはバッチバチに決まっていると言うので向かってみる事に。
果たして、YouTubeで見ている、爽やかな道理氏にお会い出来るのだろうか?w
なるめん
まずはお店の場所であるが、大岡山駅を最寄りとし、南口を出て左へ進み、大岡山駅東の交差点を右へ入ると少し先の左手にお店は見えてくる。
昭和感あふれる香ばしいクリーニング屋と隣接する、これまた香ばしい店構えとなり、店の看板はテントを吊っているだけの雑なもの。
『なんつっ亭』や『一風堂』での修行経験を経て独立し、元は別の地で『ナルトもメンマもないけれど』と言う屋号でお店を営んでいたが、コロナ禍を機に店を閉め、『なるめん』として店名を改め、今の大岡山に移転されている。
先に一つ注意しておきたいのが、『なるめん』ではデフォルトのラーメンは存在せず、どんなラーメンを用意しているのかは、当日にお店のポストで確認しなくてはならない。
また、スープが不出来であったりすると、臨時休業もやむなしとなるので、ポスト確認は必須事項である。
直近で九州の食べ歩きから帰って来てから間もない頃であったので、テーマは豚骨ラーメンとなり、この日は豚骨ラーメン熊本風と鰹と貝のつけ麺の提供との事。
お店に着いたのは平日の14:20頃で、外待ちはなし。
恐る恐る店内に入ると目の前に券売機があるが、こちらは非稼働で、注文は口頭注文の前払い制となっている。
何故、恐る恐るなのかと言うと、『なるめん』は店主の隠キャなキャラクターのせいで、お店には独特の緊張感が漂っているからであるw
わかっている範囲でルールを説明させて頂くと、店内は4席のカウンターのみとなり、道理氏のワンオペ営業となっている。
店内で待てるのは3人位までで、それ以上は外に並ぶ。
くれぐれも、店前に自転車を駐車させるような事は禁止で、近くの駐輪場を利用するように。
まず一つ、席が空いても案内されるまでは絶対に着席してはいけない。
道理氏が片付けてどうぞと言われるまでは、そのまま待つように。
案内されたらコップを持って席へ。
調理中は注文を受けられないので、仮に注文が決まっていたとしても、聞かれるまでは現金を用意して待機である。
その日のメニューは、基本的にカウンター上にあるホワイトボードに書いてあり、この日は豚骨ラーメン熊本風(900円)と、鰹と貝のつけ麺(1000円)の2種類で、夏場と言う事でつけ麺の方が出ている様子であった。
酒類の提供はなく、ご飯物も日に寄ってある時もあればと言った感じで、トッピングもラーメンに合わせて異なる。
YouTubeの中で、ノリで始まったペロンチャーシュー(300円)と言う、丼に垂れ掛かったレアチャーシューがあったのだが、熊本ラーメンには合わないと思い、お預けとした。
支払いであるが、恐らく1万円札でも応じてくれるのだろうが、機嫌が悪くなる可能性が高いので、予め細かいお金を用意しておく事をお薦めする。
この時我輩が失敗したのは、小銭の方が喜ばれるであろうと、豚骨ラーメン熊本風を注文時に100円玉9枚で支払ってしまったのである。
数えやすいようにとカウンターの上に並べるように100円玉9枚を置いた所、面倒臭かったのかジャッと勢いよく手で回収した事で、勢い余って数枚が下のシンクに落ちてしまい、ただでさえ緊張感のある空間が更に凍りつき、余計に機嫌が悪くなってしまったのであったw
自らの失態で『YouTube見てます』と言う、伝家の宝刀を抜刀する雰囲気はなくなってしまった。
丼を温め、チャーシューは提供前に切っており、酸化を防ぐ為か乾いたタオルでチャーシューを覆っている。
麺はテボザルの茹で麺機で茹でていたが、麺を上げる際に平ザルに移し替え、湯切りをする拘り。
そして、いよいよ
『豚骨ラーメン熊本風』
とご対麺であるw
博多などの一般的な豚骨ラーメンと比べて、濃いめな色合いのスープとなり、トッピングにはチャーシュー、キクラゲ、九条ネギ、海苔に、たっぷり目のニンニクチップとなっている。
店内はほのかな熟成臭を感じたのにスープからは感じなかったが、バッチバチに決まっていると言うだけあって、美味いw
熊本ラーメンと言えば、ニンニク油の黒いマー油が掛けられたものをイメージしていたのであるが、ニンニクチップの方がオーソドックスなのだろうか?
ニンニクチップは苦いですとポストされていたのだが、確かに苦味が出ていて香ばしさがクセになる。
麺上げの画像を撮っていなかったので、画像がないのは申し訳ないが、通常の豚骨ラーメンよりも太めな中細麺となる。
ラーメンに寄って色々な麺を使っているが、基本的に京都の麺屋棣鄂の麺を使用しているこだわり。
最後に
『チャーシュー』
であるが、この日はロールが緩めのバラロールチャーシューとなり、味付けは控えめであったが美味しかった。
この辺の味付けも、その日のラーメンに合わせて変えているのだろう。
総括
替え玉もあったが、2軒目と言う事もあって控えた。
日替わりとは思えぬ完成度で、とても美味しかった。
日頃食べ歩いているのが良い刺激となっているようで、道理氏のラーメンを樹庵さんも認めておられる様子。
先にやらかしてしまった事で、結局声を掛ける事は出来なかったが、この時の出来事をYouTubeにコメントした所、取り上げてもらう事が出来たので、次回はこの事をネタにお声掛けをさせて頂きたいと思う。
以前には東野幸治氏の『東野VS』と言うYouTubeの番組で紹介された事もあり、最近では佐久間宣行氏のYouTubeで取り上げられ、話題となって混雑しているようなのでお気をつけを。
本日はこれにて御免!
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