やあやあ、さむらいである。
連れが何かの懸賞で1泊2日の宿を当ててくれたので、栃木の那須方面へ行って来た。
となれば、遠征先で食べたかったらぁ麺屋へ行くしかないと言う事で、1日目は少し遠征して白河へ行き、白河ラーメンの発祥とされている『とら食堂』へ。
2日目は那須塩原の『手打ち 焔』を予定していたのであるが、何ともタイミングの悪い事にまさかの臨時休業に出食わすと言う。
遠征しておきながら目的のお店は1店舗しか堪能出来ずであった。
こちらの様子は近い内に記事にしたいと考えているので、お楽しみに。
さて、本日であるが
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2022年の1月に開店された
『Ramen Break Beats』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は初花月も月末の頃。
この日は月に一度の品川方面へ伺う日と言う事で、気になっていたお店へ。
そのお店と言うのが、祐天寺駅を最寄りとする
『Ramen Break Beats』
であった。
最寄りと言っても祐天寺駅から徒歩13分程に位置しており、場所的には祐天寺駅と武蔵小山の間くらいで、若干祐天寺寄りと言った感じ。
お店は祐天寺駅の東口を出て、駅を背に祐天寺商店会を進むと、左手に目黒税務署が見えてくる。
そのまま突き当たりまで進み、左へ曲がると祐天寺裏と言う五差路の交差点が見えて来るので、交差点を右手に渡り、武蔵小山方面へ。
こんな住宅街にお店があるのかと疑いながら進んで行くと、チラホラお店らしきものが出て来るので、その先の油面地蔵通りを右に入ると大塚湯と言う大衆浴場の建物の一角に『Ramen Break Beats』が見えてくる。
この日は日曜日の13:30過ぎで有ったが、外待ち7人と言う状況であった。
およそ、25分程で店内へ案内され、先に券売機で食券を購入するのであった。
Ramen Break Beats
この時はまだ、“まん防”下であったのだが、酒類の提供はされていて、思わず先にビール(400円)を購入する。
醤油らぁ麺(1000円)と塩らぁ麺(1000円)の二枚看板となっていて、この日は限定でつけ麺(1300円)も有った。
これらにトッピングをしていく形なのだが、我輩は一番豪華そうな特上醤油らぁ麺(1500円)を購入し、サイドメニューに有った炙りマヨチャーシュー丼(350円)も購入する。
カウンターは4席のみで、我輩は角の空いた席へ案内され、他に3名掛けのテーブル席もあった。
次に我輩の後に並んでいたカップルがカウンターの席に案内され、忘れられているのかと心配になった頃に
『エビスビール小瓶』
が運ばれ、一安心した。
厨房には麺上げを行っている方と、トッピングを主に担当している方と、テーブル周りの配膳を担当する方の3人体制であった。
作っている姿を見ながらビールを飲み進めていると
『炙りマヨチャーシュー丼』
が運ばれる。
テボで茹でた麺を一度大鍋へ移し、綺麗に麺線を整えながら箸と平ザルですくい上げると、丼へ。
一杯のらぁ麺が完成間近となり、我輩はコップのビールを飲み干す。
『さぁ、いざご対麺!』かと思いきや、運ばれたのは我輩ではなく、後に案内されたカップルの女性であった。
まぁ、メニューに寄っては順番が前後する事は良く有る事ではあるが、見るからに頼んでいるのは我輩と同じ特上醤油らぁ麺ではないか。
もしかしたら、食べ終わるタイミングを計算しての配慮かも知れん。
しかし、厨房に目をやると、どう見ても一杯分しか麺を茹でていないのである。
続いて、次なる麺を茹で始めたかと思いきや、これまた一杯分であり、まさかとは思ったが、運ばれたのは我輩ではなく、カップルの男子であった。
もしかしたらビールを飲んでいたから気を利かせてくれたのかも知れん。
しかし、我輩はとっくにビールは飲み終えていたので、順番が前後するなら『すぐにお作りしてよろしいですか?』とか、一声掛けてくれるのが良いのではなかろうか?
まさか、炙りマヨチャーシュー丼が運ばれてからここまで時間差が生じるとは思っていなかった。
ましてや、味に影響を及ぼす事間違い無いと思っていたので、一口も手を付けずに待っているのである。
この時間は何なのかとイライラしたが、オープン間もない事も有って、オペレーションがまだ完成していないのだと自分に言い聞かせるのであった。
我輩に運ばれたのは着席して15分程経った頃、やっとこ
『特上醤油らぁ麺』
が運ばれるのであった。
少し濃い目の色合いのスープに整った麺線、トッピングにはワンタン2個に味玉、チャーシューに鶏チャーシュー、エリンギの揚げた物と海苔、真ん中には青ネギが盛られており、ビジュアルは最高潮である。
『柴崎亭』を思わせるビジュアルであるが、そう言えば『柴崎亭』も麺上げを行う際の所作は大鍋から箸でまとめて平ザルですくい上げるスタイルであった。
スープには天草大王や九州地鶏を使用し、羅臼昆布を加えたもので、カエシには厳選した生醤油に火入れを行い、味を整えているとの事。
まずは最初にスープから頂くと、確かに鶏ベースの美味しい清湯スープと言うのは感じるが、そこまでの拘ったものは伝わってこない。
天草大王を主体で取っているスープで思い出すのは『神保町黒須』であるが、圧倒的な差を感じる。
次に
『麺上げ』
を行うと、三河屋製麺の特注麺が顔を出す。
パツっとした中細麺で、スープとも良く合っていて美味しい麺。
続いて
『チャーシュー』
はこちらの岩中ポークの薄切りロースのものと
『鶏チャーシュー』
が有り、どちらもしっとりとした感じで美味しいが、ちと、薄味かな?
後は隠れていた
『炙られたブロック肉』
も見つけ、これまた美味。
エリンギの揚げた物も食感が良く、らぁ麺とも合っていて美味しく
『ワンタン』
は柚子を感じるあっさりとした味わいで美味であった。
それ単品であれば美味しいのだろうけど、炙りマヨチャーシュー丼はらぁ麺とは合わず、最後まで浮いた存在であった。
総括
空丼を見て頂ければお分かりかと思うが、気になったのは海苔が早々からスープに溶け込んでしまったのは残念であった。
あくまで我輩の感想であるが、ビジュアルは100点で文句なしも、拘りと味が追い付いていない印象。
良い意味で、もっと美味しくなるポテンシャルを秘めていると感じた。
一杯づつ作る為、提供スピードも遅い上にオペレーションもまだまだこれからと言った感じであったので、課題を解決していけば厳しい立地ではあるが、十分に戦えるお店ではなかろうか。
偉そうな事ばかりで申し訳ないが、これが初めて行った我輩の正直な感想である。
気になっている方も多いと思うので、是非ともご自身の足で伺って判断して欲しいと思っている。
本日はこれにて御免!
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