やあやあ、さむらいである。
2025年度の“TRYラーメン大賞2025”の新店部門で、総合1位に選ばれたのは『奈つやの中華そば』であったのは記憶に新しいと思う。
このTRY新店部門の対象店となる選考定義を把握されている方は、多くはないと思う。
“屋号、店舗所在地、店主、提供されるラーメン”この“4つの内3要件以上”が既存店舗と異なるお店を選考対象としている。
また、上記の内2要件以上が既存店舗と異なるお店は各賞の対象とはするが、TRY新店大賞の対象外とされるのである。
何故このような話題を取り上げているのかと言うと、もし上記の要件を満たしていたらTRY新店大賞で『奈つやの中華そば』と二分するのではないかと評されていたお店があった。
そのお店と言うのが、今回ご紹介する『中華そば 鴨福』である。
と言う訳で、本日は
『さむらい流新店道』
をお届けしよう!
さむらい流新店道とは?
“さむらい流新店道”とは、その名の通り新たに店舗を開店された店に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
中には旧店舗から新天地へ移転した店や、セカンドブランドの店も取り上げていくつもりである。
本日は2024年の5月に開店された
『中華そば 鴨福』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は神楽月も月末の頃。
この日は休日と言う事もあって、以前から伺いたかった宿題店へ遠征する事に。
その遠征先と言うのが八王子で、何かと話題に上がっている
『中華そば 鴨福』
であった。
美味しいのはもちろんの事、前文でも述べたように本当の新店だったらTRY新店大賞も狙えていたのでは?と言う話を聞いていたのである。
そんな中、立地は決して良いとは言えない場所ながら、2時間並んだと言う話も。
更にはラーメンを大幅にリニューアルするなど、話題に事欠かない状況であったので、落ち着いた頃合いを見て行こうと考えていたのである。
リニューアルからもある程度月日が経ち、オペレーションも落ち着いたであろうと思い、お連れ様を説得して何とか早起きをして向かったのであった。
中華そば 鴨福
まずはお店の場所であるが、JR中央線の八王子駅を最寄りとし、我輩は南口から行ったのだが、南口なら出て右、北口なら出て左となる線路沿いを進むと、徒歩15分程で右手側にお店が見えてくる。
八王子と言う都心からも離れ、駅からも若干遠いにも関わらず、行列が絶えないお店とあらば、食べない訳にはいかない。
並ぶ覚悟は出来ているが、ここまで遠出をして売り切れ御免だけは避けたかったので、15:00閉店の所、13:30着を目指していた。
着いたのは平日の13:35頃であったが、店頭の椅子に3人おり、離れたガードレールに4人が並んでいた。
2時間待ちも覚悟していたので、7人待ちはかなりタイミングが良かったようである。
お店のポストの情報では、提供までに“1人辺り大体7分”掛かるとあったので、50分待ちかと考えていたのだが、これがドンピシャであった。
カウンター4席に2名掛けのテーブル席2つあり、テーブル席へ案内される。
券売機ではなく注文票に記入し、代金は先払い制で現金のみ。
メニューは中華そばの醤油と塩、担々麺の3種類で、どちらも特製にすると1800円で、デフォは1600円となる。
サイドメニューに鴨丼(500円)、鴨丼ハーフ(300円)、贅豚ローストポーク丼(500円)、贅豚ローストポーク丼ハーフ(300円)が有り、これだけ鴨の香ばしい匂いを漂わせているのに、酒類の提供はなしであったw
我輩は特製中華そば醤油と鴨丼ハーフにし、お連れ様は特製中華そば塩をオーダーする。
厨房を背にして座っていたので、調理姿を見る事は出来なかったが、テーブルに敷かれた紙にはお店の拘りがこれでもかと記されており、それを読んでいるだけで時間を気にする事なく待つ事が出来た。
先にお連れ様の特製中華そば塩が運ばれ、遅れて我輩の
『特製中華そば醤油』
が運ばれる。
丼にはワンタン、バラチャーシュー、青菜、メンマ、カイワレ、三つ葉とネギが散らばり、別皿には鴨チャーシュー、レアチャーシュー、鶏チャーシューに卵黄が盛られている。
続けて
『鴨丼ハーフ』
が運ばれた。
まずはスープから頂くのだが、丼から鴨の香りが立ち登り、食欲をそそられる。
芳醇な鴨油を感じるスープでめちゃくちゃ美味しく、素材には羅臼昆布、伊吹いりこ、うるめ煮干し、岩手がも、国産丸鶏から取ったスープで、鴨油には岩手がも、マグレカナールを使っているそうな。
お次は見てビックリしたのであるが
『麺上げ』
を行うと、自家製となる平打ちの三層麺が顔を出す。
もっちりとした食感もある、食べた事がない面白い麺w
個人的には普通の麺で良いと思うんだけど、きっと店主の拘りなのだろう。
ちなみに、お連れ様の塩は普通の中太麺だったので、それを食べての感想であるw
続いて
『四元豚バラロースト』
と
『イベリコ豚のワンタン』
は特製トッピングにしか入らず、言わずもがな、どちらも美味しいw
そして、特製トッピングにすると、各種増量となる
『贅豚ローストポーク』
に
『桜姫鶏胸チャーシュー』
と、更に
『マグレカナール』
の鴨チャーシューと言う贅沢三昧w
塩にわさび、味噌にタレ、そして濃紅卵の卵黄と、様々な食べ方を楽しむ事が出来、ラーメンに合わせる事を忘れる位であったw
ぶっちゃけ、200円しか違わないので、絶対に特製トッピングにした方がお得であるw
鴨丼も、マグレカナールと岩手がもがたっぷりしっかり入っての値段なので、絶対頼みたいサイドメニューであったw
総括
いやはや、噂に違わぬ美味しさであった。
上の写真はお連れ様が食べた特製中華そば塩である。
リニューアル直後に提供していたフォアグラも食べてみたかったが、仕込みや原価の関係で見直したみたいである。
1800円は一見高く感じるかも知れないが、食べ終えた感想では、コスパが高いと思った。
そして、確かに新店とは思えぬ完成度であったのだが、過去には『麺処 鴨と軍鶏』と言うお店をやっていて、リニューアルで『鴨福』の屋号で営業していたのだが、交通事故で一時閉店を余儀なくされ、その後も店名を変えて間借りなどで転々としながら、今の場所で『中華そば 鴨福』のオープンとなったそうな。
なので、新店ではなく移転リニューアル扱いとなって、今回のTRY新店部門の対象店にはならなかった模様。
現在でも値段も据え置きで、券売機も導入されているようである。
是非とも話題のお店として行ってみては如何だろうか?
本日はこれにて御免!
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