やあやあ、さむらいである。
新宿大久保公園で10月6日から始まった『大つけ麺博2022』であるが、コロナもそっちのけで大盛況なようで何よりである。
我輩も一度伺ったのであるが、2杯食べて撤収した。
平日のアイドルタイムは、アルコール類がハッピーアワー価格で食べられる上に左程混雑していなかったのでお薦めである。
それと並行して、駒沢オリンピック公園にて10月27日より、『東京ラーメンフェスタ2022』が始まった。
こちらは、11月6日までの11日間の開催となり、ここでしか食べられない限定麺や、コラボ麺なども販売される。
こちらは入場は無料となっているが、ラーメンチケットを事前に購入する必要がある。
会場で当日券を購入する事も出来、各種クレジットカードや楽天PAYも対応との事。
色々なお店のコラボがあるので、店舗数は把握しかねるが、14ブースで第1幕、第2幕と分かれ、28杯のラーメンが楽しめるとの事。
そして、第1幕でも出店している『せたが屋』であるが、本日はその『せたが屋』が新たに横浜家系風ラーメンを出店したと言うので、早速行ってきたのである。
と言う訳で、本日は
『さむらい流家系道』
をお届けしよう!
さむらい流家系道とは?
“さむらい流家系道”とは、『家系総本山 吉村家』の直系を含む、全国数ある“横浜家系”とされる店舗に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
“横浜家系”と言えば、『〇〇家』と言う屋号が多いが、それだけでなく、インスパイア系のお店も訪問し、ご紹介したいと思っている。
本日は東急目黒線の武蔵小山駅を最寄りとする
『ラーメン家 がんくろ』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は長月も初めの頃。
我輩が見ているYoutubeに、“ラーメン侍”と言うチャンネルがある。
長野県を中心に展開しているボンドオブハーツの塚田氏と『せたが屋』の創業者であられる前島氏のお二人で様々なお店のラーメンを食すと言う番組なのであるが、その中で驚きの告知動画を拝見する。
それは、『せたが屋』初となる横浜家系風ラーメンを提供するお店をオープンしたと言う内容。
そこでは、前島氏が作った横浜家系風ラーメンを塚田氏が試食し、絶賛すると言うものであったのだが、少々猜疑心が発動。
なぜかと言うと、塚田氏はこれまでに横浜家系ラーメンを食した場合は、必ずライスもセットで食べていたのであるが、こちらの動画ではライスを食べていなかったのである。
営業時間前だったからかも知れんが、僅かに違和感を覚えた我輩は、自身の舌で確かめようと、オープン間もない日に突撃するのであった。
ラーメン家 がんくろ
9月7日にオープンしたのであるが、我輩が伺ったのはオープンして4日目の日曜日であった。
最近のトレンドなのか、色々なお店が横浜家系風ラーメンを限定で提供したり、専門店を出店している。
それと同時に“ラーメンショップ”のオマージュ店もどんどん出店していて、あの『王道家』ですら、柏に『柏ネギラーメン ラーショ』と言うお店をオープンさせている。
横浜家系ラーメンの創業者であられる『吉村家』の吉村氏は“ラーメンショップ”から現在の横浜家系ラーメンを作ったと語られているので、どちらもブームが来ているのだろう。
単純に美味しいからと言うのもあるだろうが、お店の事情もあると我輩は考えている。
これだけの物価高で原価が上がり、値上がりせねばどうにもならないと言った状況なのはご存知だろうと思う。
そんな中でも何とか手間は掛かるが、原価率を抑えつつも美味しいラーメンを提供しようと考えた時に、横浜家系ラーメンとか“ラーメンショップ”は持って来いのラーメンなのである。
お店の場所であるが、武蔵小山駅の東口を出て、パルムと言う商店街を進むと左手に見えてくる。
店先に着いたのは日曜日の19:00過ぎであったのだが、待ち客はおらず、店内も8割程の埋まり具合。
まずは券売機で食券を購入するのであるが、券売機に目をやると、左上にはラーメン(850円)が位置し、隣にチャーシュー麺(1150円)とあるが、横浜家系ラーメンには珍しい、塩ラーメン(950円)があった。
我輩は初なので、まずは基本をとラーメンを選択し、ライス(100円)とビール(500円)を購入する。
席へ案内され、好みを聞かれるのかと思ったが、聞かれたのは麺の硬さのみ。
横浜家系風ラーメンを謳っているのに、鶏油の値段が上がっているせいか、油の量は指定出来ないらしい。
そして、濃さは卓上のカエシで調整する仕様みたいであるが、薄めはどう対応するんだろう?
まず運ばれたのは
『生ビール』
で、キンキンに冷えたジョッキにはプレミアムモルツと書かれている。
ビールで喉を潤しながら厨房を見てみると、茹で麺機はテボを使って茹でており、1度に多くて3杯づつと言った感じ。
幾らカウンターを長くしても、これでは回転率は上がらない。
『吉村家』を始めとする多くの横浜家系ラーメンは、テボではなく、大鍋や寸胴で大人数分を一気に茹で上げ、平ザルで麺上げを行っている。
そもそも、最初に上げた麺と最後に上げた麺とでは、茹で加減が大きく変わってしまうので、麺の硬さを聞くシステムが出来たのだと言う。
手持ちぶさたがあったので、友人が頼んでいた
『ニラキムチ(150円)』
を撮影する。
辛い物が苦手な我輩が頼む事はまずないが、辛い物好きには、ご飯のお供や、ラーメンの味変アイテムに良いのではなかろうか?
この後食べるラーメンの味に影響が出てしまうので、我輩は食べないw
先に
『ライス』
が運ばれるが、サイズは小ライス位の値段相応。
そして、やっとこメインである
『ラーメン』
が運ばれる。
沈んでしまっているが、チャーシュー2枚にほうれん草、刺し方が手慣れていない感じがするが、海苔3枚と白ネギと言った感じで、王道の家系トッピング。
スープの色を見てわかるが、上品そうな仕上がりで匂いも豚骨臭はなく、一口頂くと濃厚な豚骨スープと、鶏油のコラボレーションが口に広がる。
うん、美味いw
マイルド系の中でも上位の上品系と言った感じで、底を漁っても骨粉みたいなザラザラした食感は皆無で有りながら、旨味は十分に感じられ、丁寧な仕事ぶりが見られる。
続いて
『麺上げ』
を行うと、自家製の中太麺が顔を出す。
いわゆる、酒井製麺製の麺と比べると、短めではあるが、平打ちっぽさもなく、別物と言った印象。
ただ、なしかと問われれば、これはこれで有りかな?と。
次にチャーシューは
『バラチャーシュー』
と
『モモチャーシュー』
の2種類があるのだが、焼き方に拘ったようで、塩麹が何たらと言っていた気がするが、独時の香りがどうにも我輩には合わなかった。
味は美味しいのであるが、何の香りかわからぬこの匂いが苦手で、豚骨醤油には合っていない気がした。
総括
いやはや、美味しかった。
オープンして間もない事もあって、前島氏が厨房に立ったり、並びのお客様を案内していた。
声を掛けると、『何処の家系が好きですか?』などと気さくに話しかけて下さり、最後は店先で一緒に写真を撮ってもらったw
横浜家系ラーメンを謳わないのも、家系での修行経験がないからであって、あくまで横浜家系風ラーメンを謳っているのだそう。
ちなみに、店名の『がんくろ』は、顔黒から来ているのではなく、“頑張って黒字にしよう”と言う思いから付けたそうな。
個人的には家系ではあまり、聞き覚えのない塩ラーメンが気になるので、次回試してみたいと思っている。
本日はこれにて御免!
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