やあやあ、さむらいである。
新型コロナウイルスの影響で、週末は引き篭もり生活を行っている。
稼働は出来ないが、ブログ作業はインドアで出来るので、進められるはずであるが、いつもより頑張った程度。
何より、今優先してやらなければならないのが“確定申告”であるw
新型コロナウイルスの影響により、申請期間が4月15日までに引き延ばされた事で後回しにしていたが、今こそ進めるべきなのである。
と言う事でこの、引き篭もり週末に終わらせるつもりであったが、未だに何も進んでいない現実がw
ブログ更新もそうであるが、追い込まれないと進められないこの性格はどうにかならないものか。
こちらの記事を更新したら重い腰を上げようと思う。
皆様方に置かれましても、まだ期間はあると後回しにせぬよう、早めに終わらせておく事をお薦めする。
さて、本日も恒例の
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京2020に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
目標では、年内中に都内近郊の全22店舗を制覇するのはもちろんの事、過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問して行き、取り上げていくつもりである。
12店舗目となる本日は
『八雲』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は弥生も初めの頃。
この日は週末となる金曜日であったのだが、目的の店は昼営業を15:30まで営業を行っている店であった。
普通の店よりは長く営業しているが、30分前にはラストオーダーかも知れないし、スープ切れで早閉まいする可能性もある為、早過ぎず、遅過ぎない時間帯を攻める。
我輩がこの日目指した店と言うのは、東急田園都市線は池尻大橋を最寄りとする
『八雲』
であった。
ちなみに、読み方は“ヤクモ”と濁らないのでご注意を。
実はこの池尻大橋と言うのは我輩が生まれた街でもある。
神奈川出身であると言うのは育ちがほとんど神奈川であったからで、出生地はここ、池尻大橋であった。
我輩が2歳位の時に2駅先の駒沢大学に引っ越し、7歳位の時に神奈川へ引っ越したのであった。
小学生の高学年の時には英語教室へ通っていたのだが、親の知り合いと言う事でわざわざ、池尻大橋の教室まで通っていた事も有り、我輩にとってはゆかりのある地である。
話が逸れてしまったが、そんなゆかりの地である池尻大橋の駅に着いたのが14:30頃であった。
改札を出て右へ、東口を出たら真後ろにUターンするように進み、道なりに200m程進んだ先の路地を左に入ると、右手に白い建物が見えてくる。
外待ちの椅子は7席あるが、全て埋まっており10名程の行列であった。
やっとこ外待ちの椅子に座れたと喜んで店内に目をやると、店内にも6名程が掛けられる待ちスペースがw
15:00頃には“Close”の看板に切り替えていたので15:00前までには並ぶ事をお薦めする。
土日はもっと、早いと思われるので余裕を持って訪問しよう。
およそ、40分程待ってようやく店内へ案内されるのであった。
八雲
上の画像は退店した後に外観を撮り忘れたと、画像だけ撮りに行った写真である。
店内に入ると券売機があるのだが、食券を購入してから壁沿いのベンチに腰を掛ける。
購入したのは特製ワンタン麺黒だし(1100円)とビール(600円)を購入。
ご飯物と言ったサイドメニューはなく、らぁ麺も大きく分けて白だしか黒だしの2種類のみで、トッピングを選ぶような感じ。
特製ワンタン麺ハーフと言うのがあるが、特製ワンタン麺がワンタン3個づつなのに対し、特製ワンタン麺ハーフは2個づつとなっていて、麺が半分と言う訳ではない。
他のメニューにはつけそばと麺なしのスープワンタンが有り、これらも白だしか黒だしか選ぶ形。
我輩が訪れた日はチャーシュー麺と言ったチャーシュー系のトッピングは売り切れであった。
配置的には白だしが一番の売りのようであるが、我輩は醤油派なので黒だしを選んだのであった。
席に案内されたのは15:30に近い時間であった。
ビールを待ちながら店内を見回すと、コの字型のカウンターであるが、隣との間隔や空間には十分な余裕が有り、天井も高くシンプルながらお洒落な空間。
奥ばった所にキッチンが有り、らぁ麺を作っている様は遠目にしか見る事が出来ない。
忘れられていないか、心配しながらビールを待っていると忘れられる事なく、運ばれたのはタンブラーに入った
『エビスビール』
の生ビールであった。
正直に言うと、プレミア系のビールはあまり好みではないのだが、これが兎に角美味かった。
運ばれたエビスビールを口元に運ぶと、きめ細かい泡が喉を通る。
何とも、生ビール一つで細かい仕事が見て取れる。
これはきっと、らぁ麺も期待出来ると期待して待っていると、程無くして
『特製ワンタン麺黒だし』
が配膳される。
何とも美しい見た目に目を奪われる。
大ぶりなワンタンが6個も入っており、見た目は中華料理店のような周りが赤いチャーシューとメンマ、海苔、九条ネギのような青ネギと言ったトッピング。
スープをまず、一口啜ると
『で、あるか…』
と思わず唸ってしまう程の深い味わい。
やや強めの魚介出汁が口に広がり、その後に醤油のキレが口に残る。
スープにはガラや骨は使わず、丸鶏や豚肉を使用し、昆布や煮干し、干し海老、鯖節など様々な素材を加えているのだそう。
表面に浮かぶ香味油は鶏油だろうか?
兎に角、美味いw
麺を持ちあげると
『真っ白な麺』
が印象的であった。
麺は細過ぎず、太過ぎないちょうど中間の中細麺と言った感じ。
この手の麺で多いのは低加水のパツパツした食感であるが、こちらの麺は加水率が高めなのか、モチモチした食感でツルツル入る。
次に頂くのは周りが赤いのが気になるチャーシュー。
本格的な中華料理屋のらぁ麺に入っていそうな風貌の肩ロースのチャーシューであるが、一口で頂くと柔らかな食感でありながらしっとりとしながら肉の旨味が感じられ、実に美味。
一体どのような調理法なのだろうか?チャーシュー麺が売り切れなのも納得である。
そして、こちらのお店の主役とも言えるワンタンを頂く。
まずは
『肉ワンタン』
を一口頂くと、トゥルっとした皮に肉がたっぷり入った、肉々しい肉ワンタン。
そして
『海老ワンタン』
も一口頂くと、少し粗目の海老のすり身が入った事でプリプリの食感が楽しめる、こちらの海老ワンタンもまた、美味である。
ビールを頂いた時から一つ一つの仕事が素晴らしいと感じていたが、何を食べても行き届いた仕事ぶりが見受けられ、何を口にしても美味かった。
夢中になって食べ進め、気が付けばアッと言う間に完飲完食であった。
総括
美味いらぁ麺を食べ歩いているつもりであるが、ここ最近食べた中では群を抜いて美味かったのである。
2017年からミシュランビブグルマンに3年連続で選出されている『八雲』であるが、ミシュランの中でも我輩は頭一つ抜きん出ていると感じたのである。
こちらの店主は井の頭線は浜田山を最寄りとする『たんたん亭』のご出身との事で、1999年に中目黒で独立出店し、2005年に池尻大橋に移店後、現在の店舗に移店したのは2017年との事。
気になる白だしであるが、黒だしは濃い口醤油をベースとしたタレに対し、白だしは見た目は塩らぁ麺に見えるが、こちらは塩味ではなく、白醤油を使用しているそう。
どちらも醤油らぁ麺と言う事である。
更には上級者編用とでも言おうか、白だしと黒だしのミックスと言う荒業も出来るようで、食券を渡す際に
『ミックスで』
と頼めば味わえるようである。
我輩とした事が食した後に気付いたのだが、特製ワンタン麺と言う事でてっきり、味玉が入っているものと勘違いしていたが、味玉は入っておらず、別トッピンングとなっている。
別トッピングとは言え、味玉は100円なので、次回は忘れず頼もうと誓うのであった。
白だし、ミックス、つけそば、味玉と宿題が残ってしまった為、近い再訪を誓うのであった。
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!