やあやあ、さむらいである。
ミシュランガイド東京2020に掲載された店を全店舗訪問し、過去に掲載された店も調査して行くと意気込んで進めて来たが、そろそろ、コンプリートも見えて来たように思う。
ともなれば、ミシュランガイド東京2019や、ミシュランガイド東京2018と言った年毎のまとめ記事も充実させたいと考えるように。
と言う訳で、閉店してしまった店は叶わないが、過去に掲載された店もその内まとめさせて頂くつもりであるのでお楽しみに。
さて、本日も過去にミシュランに選出された店を訪問する
『さむらい流ミシュラン道』
をお届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京2020に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
目標では、年内中に都内近郊の全22店舗を制覇するのはもちろんの事、過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問していき、取り上げていくつもりである。
本日は2015年から4年連続でミシュランビブグルマンに選出された
『中華そば 多賀野』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は蘭月も半ばの頃。
この日訪れたお店と言うのは伝説の銘店と言っても過言ではない。
以前、テレビで放送された“人気ラーメン店の店主が選ぶ!嫉妬する程美味いラーメンBEST10”と言う番組では5位にランクインした店である。
元は主婦であった女将が、独学でらぁ麺を作り、お店を出して今の地位を築いたというのだから凄過ぎる。
そのお店と言うのは東急池上線は荏原中延駅を最寄りとする
『中華そば 多賀野』
である。
前述の通り、2015年にミシュランビブグルマンに初めて選出されると、4年連続で掲載された銘店。
この日訪れたのは2回目なのだが、前回は行列の中並んでいると看板である中華そばが我輩の直前で売り切れとなってしまい、つけ麺のみの提供と言う事で断念したのであった。
さすがに初めて訪れるお店では基本となる看板メニューから入りたいと言う思いから、日を改める事にしたのだがそんなこんなで新型コロナの猛威が始まってしまい、訪れる機会を失っていた。
聞けば、新型コロナ対策と言う事で整理券制になったと言うので、調査に伺う事にしたのであった。
中華そば 多賀野
お店は改札口を出て駅を出た目の前の道を真っ直ぐ進むとすぐ右側にある。
現在は新型コロナ対策と言う事で、定休日を土日に設定して平日のランチのみの提供となっている。
14:30までとなっているが、スープが終わり次第と言う事なので14:00前のと到着を目指す。
この日訪れたのは平日の13:50頃。
店に訪れると外待ちはなく、店内の待ち席に数名待っている程度。
しかし、店員さんから『現在は整理券制となっていて40分程お待ち頂く事になりますが、よろしいでしょうか?』と尋ねられる。
見ると、“Airウェイト整理券システム”と言う発券機があり、こちらで管理している様子。
とりあえず、消毒をしてから券売機で食券を購入し、整理券を発券する。
発見された整理券を見ると13名待ちとなっていて、整理番号の他にQRコードが記載されており、これを読み取ってくれと言う。
一先ず、どこかで時間を潰せる場所はないかと外に出ると、目の前にはドトールがあるではないか。
コーヒーを飲みながら待つ事にする。
まずはQRコードをスマホで読み取るとメールアドレスかLINEで登録するよう案内されるのだが、LINEなら友達追加するだけで済むようなので、LINEを推奨されていた。
これからの時期は熱中症もあるそし、感染症対策にもなるのでとても良い対応である。
スマホを持っていない人はどうするのかと言う問題もあるが、現在はスマホ普及率が85%近いと聞く。
万が一スマホを持っていない方がいた場合は整理券だけ発券し、おおよその時間を伝えて戻ってくるように伝えれば良い。
行列に並ばずに銘店の味を楽しめるなら最高ではないか。
現在の残り待ち人数などもリアルタイムで確認出来るシステムになっていた。
しばらくすると、30分と待たないタイミングで店にご来店くださいと言う案内が。
店に戻るとまだ、待ち席に人が居るような状況であったが、食券と整理券を店員さんに渡すとしばらく外でお待ち下さいとの事。
結局は店の外で10分程待たされる結果となってしまったのだが、着席出来たのは訪問から50分程経った頃であった。
店内はL字型のカウンターのみとなっていて奥側が調理場で我輩の席からは様子を見る事が出来なかった。
待っていると早速
『ハートランド中瓶』
が運ばれた。
遅れて『良かったらどうぞ』と、女将がつまみをくれた。
ハートランドと言うだけでも少し、テンションが上がってしまうのに中瓶で、しかもおつまみ付(燻製味玉とメンマ)で500円と言うのだからコスパが良過ぎである。
ちなみに、淡麗グリーンラベル缶(300円)もあったのである。
考えてみると、券売機で選んでいる時も安いと思っていた。
基本となる中華そばが750円。
特製トッピングにしても1050円と言うのだから他のミシュラン店と比べても破格の料金設定ではないか。
メニューには粟国の塩そば(800円)や、酸辛担麺(800円)、ごまの辛いそば(880円)、豚鴨つけ麺(800円)、粟国の塩つけそば(880円)、からいつけそば(880円)と言ったラインナップ。
どれも、プラス300円で特製トッピングにする事が出来る。
加えて、サイドメニューのご飯(150円)の他に、店の屋号が付いた多賀野丼(250円)なるものが有ったら頼まずにはおれぬ。
おつまみをアテにビールを頂いていると、先に
『多賀野丼』
が着丼する。
見るからに美味そうであるが、物凄く薄く削られた鰹節の中心には温泉卵が埋まっており、上には海苔が添えられている。
これに一緒に渡された出汁醤油を掛け、良く混ぜて食べるのだが、これが絶品過ぎるw
卵かけご飯にこれでもかと言う、薄く削られた鰹節を掛けたイメージ。
これが上手くない訳がないw
お腹いっぱいでも一膳位はペロっと食べられてしまうw
続けて
『特製醤油そば』
が運ばれた。
見た目はシンプルな中華そばに味玉、バラとロースの2種類のチャーシューが2枚づつ入っていて、メンマに海苔が2枚、小口切りされた白ネギと言ったビジュアルで、表面には少しだけ背脂が浮いているのが食欲をそそられる。
スープを一口頂くと最初の感想は
『ん~、で、あるか!』
となり、2口、3口と進んで行く。
動物系のスープであるが、しっかりと魚介が感じられるのは、追い煮干しを提供する直前にしているとの事。
今度は調理している姿を拝見出来る奥の席をお願いしようと思ったのであった。
続いて麺を上げると
『黒い点々の入った麺』
が特徴的。
全粒粉入りの麺なのかと思いきや、こちらの麺は自家製麺で、麺には海藻を混ぜているのだそう。
チャーシューは
『バラチャーシュー』
と
『ロースチャーシュー』
の2種類が入っていてどちらもしっかりと、味が入っていて美味。
何より、食べ進めて思ったのが兎に角、量が多いw
おつまみのボリュームにも驚いたが、これも女将の心意気なのであろうが、具材もたっぷり入っていた。
先程、おつまみで頂いた燻製たまごとは違い
『味玉』
はしっとり、半熟の仕上がりであった。
よくよく見ると、トッピンングには煮玉子、温泉玉子、くんせい玉子のそれぞれ120円となっていた。
お腹いっぱいになりながらも、最後は完飲完食するのであった。
総括
いやはや、大変美味かったw
ボリュームも価格も味も大満足であった。
現在はご夫婦とお弟子さんで切り盛りされているようであるが、体調不良の時は時折、女将はお休みしているそう。
ご年齢もあるのだろうが、東京オリンピックが開催されるまでは店を続けたいとの事なので、是非ともそれまでに一度は足を運ぶべし!
本日はこれにて御免!
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