やあやあ、さむらいである。
そろそろ、梅雨が明けて欲しいと願う今日この頃。
大雨のせいで未だに復旧がままならない状況にも関わらず、コロカ禍と言う理由で他県からのボランティアを受け入れらない事から、更に復旧が思うように進んでいないと言う報道を見た。
我輩個人でも少ないながらも災害支援に寄付させて頂いているが、豪雨被害に遭われた方々へは本当にお見舞い申し上げる。
梅雨明けは8月に入ってからかも?と言う報道もあったが、早い梅雨明けを願うばかりである。
さて、本日も
『さむらい流ミシュラン道』
お届けしよう!
さむらい流ミシュラン道とは?
“さむらい流ミシュラン道”とは、ミシュランガイド東京2020に掲載され、星やビブグルマンを獲得した、名だたる“らぁ麺屋”をさむらいが実食し、独断と偏見ではあるが、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
目標では、年内中に都内近郊の全22店舗を制覇するのはもちろんの事、過去にミシュランガイドに掲載された名店も訪問していき、取り上げていくつもりである。
本日は2015年から5年連続でミシュランビブグルマンに選出された
『麺や 金時』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は文月も半ば頃。
“らぁ麺活動”いわゆる“らぁ活(我輩が作った造語)”に日々、励んでいる訳であるが、どうしても生活圏の近場の店から攻めてしまう傾向に有り、中々行けなかった店があった。
その店と言うのが、西武池袋線は江古田駅を最寄りとする
『麺や 金時』
である。
我輩の勝手なイメージであるが、江古田駅と言えば学生街で安くて美味しいお店が多いイメージ。
こちらは江古田駅の北口を出て目の前の道を右手に進むと日本大学の芸術学部が見えてくるのだが、そのまま道なりに真っ直ぐ、徒歩7分程進むと左手に店は見えてくる。
看板はレトロな雰囲気であるが、中はお洒落な雰囲気を漂わせている。
この日は祝日であったので14:00ラストオーダーが早まるやも知れぬと、13:30着を目指していたのだが、店が見えてくると店員さんが外に出て案内している姿を目にする。
もしや、閉めてしまうやも知れぬと、走って向かうと本当に締め切る所だったのだが、ギリギリ受け入れて貰える事が出来たのであった。
時計を見ると13:30を過ぎた頃だったので、最低でもラストオーダーの30分前には到着しておいた方が良いと思われる。
外待ちは6名程の列で、店内の席もコロナ対策として減らして営業しているようであった。
最後尾の仕事として、『お昼の営業は終了しました』と言う案内を掲げ、我輩の順番を待つのであった。
麺や 金時
お客人が食べ終え出ていくと、中から店員さんが外に出て、順に案内される。
当たり前の光景ではあるのだが、食券を買おうと中に入ると驚いた。
何と、調理から案内、片付けに至るまで全て店主一人で切り盛りしているではないか。
いわゆる“ワンオペ”と言うオペレーションを一人で賄うやつである。
正直、“ワンオペ”だと回転率が著しく下がるイメージであるが、中に入るまで“ワンオペ”を感じさせないスピードで案内されたので驚きである。
食券を購入する際に『最後尾の案内をして下さったお礼に味玉をサービスしますが食べられますか?』と言う有難いお言葉が。
正直、トッピンングするつもりでいたので有難く、頂戴する。
こちらの『麺や金時』の看板メニューは塩らぁ麺(860円)が有り、醤油らぁ麺(880円)に人気の汁なし担々麺(880円)、濃厚汁なし担々麺(930円)、がある。
我輩のイメージであるが、塩らぁ麺に次いで人気なのは汁なし担々麺。
醤油らぁ麺を頼みたい思いをグッと抑え、購入したのは看板メニューの塩ワンタン麺(1080円)。
券売機を見ると、サイドメニューのご飯物はご飯(120円)のみ。
汁なし担々麺の残りにご飯をぶち込んだら美味そうなので、それの為か。
足りないかも知れぬと、麺大盛り(120円)と、お約束の缶ビール(400円)を購入する。
もし、味玉をトッピングしていたら100円のようだが、それがサービスだと言うのだから有難い限り。
やはり、調理場には先程外に出て来て案内してくれた店主しか居ない。
“ワンオペ”なのにこの回転率をキープされている事に凄いとしか言いようがないが、着席すると忘れずに
『スーパードライ』
の350缶を運んでくれた。
お冷はセルフなのであるが、同じコップなのにちゃんと冷やしたコップを沿えて提供してくれた事にビール好きとしては嬉しくなる。
周りを見ると塩らぁ麺と汁なし担々麺が半々と言った感じ。
ビールを頂きながら待っていると思いの外、早めに
『塩ワンタン麺』
が運ばれた。
麺線が整えられた上には豚肩ロースチャーシューに鶏モモチャーシューが載っていて、奥には大粒な肉ワンタンが4個も鎮座している。
穂先メンマに珍しくも、3㎝幅に切った青ネギが中心に添えられていた。
少し、傷が入ったブサイクな味玉であるが、サービスと言う事なので問題ないw
まず気になった
『麺上げ』
を行って、一口で啜り上げる。
余り待たせないで済んでいるのは、この超細麺が故だろうか?
麺は細麺ながらもしっかりと、スープを掬い上げてくれる。
麺は細麺ながらも固過ぎず、柔過ぎず提供時は丁度良いあんばいで素麵に近いイメージ。
透けたの黄金のスープを一口頂くと鶏をベースとした旨味たっぷりの深くて優しい味わいが口に広がっていく。
なるほど、これがミシュランを唸らせたスープであるかと、二口、三口と止まらない。
穂先メンマを頂くが、有りがちな噛み切れずに一口で頂かなくてはならない物とは違い、ちゃんと噛み切る事が出来て、これまた美味である。
続いて、メインとも言える
『ワンタン』
を頂こうと箸で手に取ると、大きめのワンタンを半分に折り曲げたような形状となっていて、噛むと肉の旨味が溢れ、中には肉の餡以外にもサクサクとした長芋のような変わった食感もある。
これは美味い。
色んな店でワンタンを頂く機会があるが、大きさ、食感、味、ボリュームと、どれをとっても高評価である。
続いて、自家製窯焼きだと言う
『肩ロースチャーシュー』
を一口で頂くと、燻製のような燻した香りが口内から鼻に抜け、美味いw
あまり、トッピングを一品一品、撮って解説するのはしつこいかな?と言う思いからあまりしないのだが、ここまでハズレなしなので次の
『鶏モモチャーシュー』
もしっかり、写メっておいたw
こちらはしっかりと火が入っているのに、しっとりとして柔らかくて美味い。
長めに切られた青ネギも辛味はなく、噛むと葱の良い香りが口と鼻をサッパリリセットしてくれて、良いアクセントになっている。
最後に
『サービス味玉』
を頂いたが、好みのトロっと系ではなく、少し硬めの半熟と言った仕上がりであったが、味はしっかり入っていて美味であった。
総括
店主が読んだらあの時の客だと身バレしてしまいそうであるが、ベタ褒めなので問題なかろうw
コロナ禍の現在はカウンター7席を6席に減らして営業しているようである。
最後尾のご案内をした事で味玉サービスしてくれたのだが、これは約束された物ではない事をお断りしておく。
ちょっと、お金を取れない不出来な味玉が有ったので、理由を付けて提供してくれたものと解釈しているが、それでも嬉しいサービスではないか。
ここまでベタ褒めであったが一つ、要望を言うとすると、ラストオーダーが14:00と設定(食べログ調べ)しているのに、13:30に締め切られてしまうような事があると、我輩のように遠方から来ようとする客は足が遠のいてしまう。
“ワンオペ”であれだけ回す事が出来るのだから材料切れと言った状況ではない時は14:00までやるか、早めに閉めた時はTwitterで呟いて欲しい。
頻繁に早閉めしましたと言う呟きが過去に有ったら遠方から来る方は早く行くだろうし、せっかく14:00前に行ったのに食べられなかったと言う事がないと思う。
ともあれ、“ワンオペ”で回しながらも、レベルの高い逸杯を提供されるので大変、お薦めのお店である!
本日はこれにて御免!
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