やあやあ、さむらいである。
中京テレビの『おもウマい店』と言うヒロミ(敬称略)がメインMCの番組をご存知だろうか?
これがめちゃくちゃ良い番組で、ただ美味しいお店を紹介したりするだけのグルメ番組ではないのである。
正式には『ヒューマングルメンタリーおもウマい店』と言う番組名となっていて、お店の紹介だけでなく、店主の人間模様と言った部分も紹介されている。
この値段でこのボリューム?と言ったお店や、何品も小鉢が出て来る定食など、採算ど返しのお店や、インパクトが強いお店の紹介が多い。
多くの店が人情や、お腹一杯になってくれたらと言ったGIVEの精神で営んでいるのが素晴らしいのだ。
そう言った現代人が忘れかけている人情に触れられる番組なのである。
東京では火曜日の19:00から日本テレビで放送されているので、録画してでも毎週見て欲しいと思う。
本日であるが、その『おもウマい店』で紹介されそうな
『さむらい流町中華道』
をお届けしよう!
さむらい流町中華道とは?
らぁ麺のルーツを遡ると、初めて中華麺を食べたのが水戸黄門で有名な水戸光圀公だと言われている。
中華麺と言う事で中国から流れて来た文化なのかも知れないが、現在のらぁ麺は日本の食文化と言っても過言ではないだろう。
様々なご当地らぁ麺が存在する中、中華料理を日本人向けの味にアレンジし、独自に発展していった町中華と言うジャンルが存在する。
町中華とは何ぞや?と言う定義は我輩が決める事ではないが、昔ながら地域に密着し、地元に愛された大衆的な中華料理屋がそれにあたると思っている。
そして、“さむらい流町中華道”とは、そう言った歴史ある町中華に訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
本日は1977年に創業された
『光栄軒』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は神無月も初めの頃。
緊急事態宣言が解除され、10月に入ると酒類の提供が再開され始めた。
酒類の提供が再開されたら絶対に行きたいと思っていた町中華が有ったのである。
そのお店と言うのが、荒川区役所の近くにある
『光栄軒』
であった。
日比谷線の三ノ輪駅と京成線の新三河島駅の間に有り、敢えて一番近い最寄り駅を上げるとすると、都電荒川線の荒川二丁目駅と言う事になる。
コロナの影響か体調不良なのか、一時期休業していた時期もあったが、営業再開もし、10月1日からアルコールの提供再開をするとあったので真っ先に訪問したと言う話。
土日祝日は通し営業となっていて、この日は土曜日の15:00を過ぎていたので、並ぶ事は想定していなかったのだが、何と外には7名もの行列が。
流石は人気の町中華である。
恐らく、『光栄軒』の酒類提供を待ち望んでいたのは我輩だけではなかったと言う事だと昼間から何言ってるんだと思われそうだが本音である。
何をそんなにお酒と言っているのかと言うのは後述するとして、まだ夏のような暑さが残る中、我輩の順番が来るのを待つのであった。
光栄軒
店前に並んでから30分程であろうか、やっと我輩の順番が回って来て、空いてるだろうに呼ばれるまではとしばらく外で待っていた。
しかし、忙しいのか、片付け中なのか、一向に呼ばれる気配はない。
むしろ、我輩の前に並んでいた常連さんと思われる方が空丼を厨房に下げたりしているのだ。
そんなに忙しいならちゃんと待とうと待っていると、外に出て来た恒例の店員さんにやっとこ、案内される。
我輩の後に後続はおらず、どうやら、外待ちは捌けたのだと思われていたらしい。
お陰で常連さんだけが許されるような、カウンター席に座る事が出来た。
カウンターに座るほとんどの客が皆、昼間から酒を注文しているのであるw
我輩も流した汗の分を補充すべく、まずは瓶ビール(600円)を注文する。
アサヒ、キリン、サッポロと聞かれ、普段から飲んでいるアサヒでお願いする。
生ビール(550円)も有ったが、我輩は瓶ビール派。
生ビールを好まれる方は多いが、実際、中身は同じものだと言うのをご存知だろうか?
生ビールはサーバーを洗浄したり、メンテナンスが必要となる分、扱いが酷い店だととんでもない物が出て来る可能性がある。
だったら、ハズレのない瓶ビールで良いと言う考えなのだが、唯一の難点は冷えていないと言うリスクが有る。
こればかりは通ってお店の癖を知る所から始めなければならないのであるが、こちらの『光栄軒』の瓶ビールは大瓶なのは良いけど、ちとぬるいw
とは言え、これもご愛敬と一口頂くとすぐに
『これお通しね!』
と一品料理が運ばれたのである。
そう、こちらのお店は酒類を頼むと、料理が1品付いてきてしまう、最強コスパのお店なのであるw
適当なものなのかと思われそうであるが、そんな事はなく、この日運ばれたのはナスと豚のから揚げの甘酢炒め的なちゃんとした料理で、しかも味も美味いのであるw
他にもレバニラ炒めや、メニューにはない唐揚げなど、店主の気まぐれで運ばれる。
それだけではなく、こちらのお店はデカ盛りでも有名なお店となっているのだ。
普通のチャーハンでもこんなに?と言う量なのだが、デカ盛りを求めて来る客人は大盛を注文してこれでもかを堪能しているのである。
ビールを飲みながら周りの状況を見ていると噂通りのお店ではないか。
隣の常連さんはおつまみだけでお腹いっぱいなのでは?と言う、2~3品並んでいる状況。
もしかしたら、酒をお代わりする度に1品追加されるのか?w
そうなっては、目的のらぁ麺が食べられなくなるので、先に注文を通しておく事に。
頼んだのはラーメンセット(650円)。
ちなみに、こちらのお店の基本となるラーメンは450円と破格の値段設定となっているw
ビールを飲み切らないよう、店主の動きを見ながら飲む量を調整する。
すると、5分と待たずに
『ラーメンセット』
が配膳された。
ラーメンは良いとして、セットのこちらは
『半チャーハンと生野菜とチキンカツ』
がのっているのであるw
半チャーハンではなく正確には少チャーハンと書いてあったのだが、何処が少(小ではなく少)なのだろうかw
チキンカツも2本あって、野菜もちゃんと食べなさいと言わんばかりの量にお新香まで付いている。
これが、+200円だと言うのだから驚きであるw
改めて、2本目のビールに行かなくて良かったと感じたw
大瓶だったから良かったが、多分、生ビールを頼んでいたらお代わりをして地獄を見ていたかも知れん。
ビールを飲み切ったところで、まずはラーメンから。
香味油はオフなのかと言った感じのスッキリとした表情のスープに、メンマとワカメ、そして
『チャーシュー』
はこの厚さのものが2枚入っていて、なるとも2個、それにネギと言ったトッピング。
これが450円とは到底、思えないw
スープは如何にもな中華屋の鶏ガラスープなのだが、野菜の甘味も感じるしっかりと輪郭が出ているスープ。
続いて
『麺上げ』
を行うと、中細の如何にもな中華麺が顔を出す。
恐らく、自家製麺ではないと思うが、何処の製麺所のだろう?
と言うか、チャーシューも厚切りで、美味しく、チャーハンに入っているチャーシューもゴロゴロとしていて、一切の出し惜しみがないw
それでいて、味もしっかり美味しいとくれば、誰しもが愛す店ではないか。
我輩的にいずれ、『おもウマい店』に紹介されるだろうと予想するお店であるw
総括
これでもかと言う、GIVEの精神に溢れたお店をご紹介したが、如何だったろうか?
後日、連れと再訪した時に知ったのだが、他の種類のラーメンでも+200円でセットに出来るのだと言うw
となれば、もやしそばが良かったと思いつつも、それはまた後日の楽しみに取って置いて先に記事にしようと相なった。
もちろん、ラーメンも良いが、チャーハン、オムライス、カツ丼と言ったメニューも人気なので、是非とも挑戦して欲しいw
テレビなどには度々、取り上げられているお店なので、メディアに紹介されて混雑する前に一度、訪問してみては如何だろうか?
本日はこれにて御免!
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