やあやあ、さむらいである。
こちらのらぁ麺ブログを立ち上げて、かれこれ2年以上が経過した。
ミシュランガイドに掲載されたお店を中心に紹介する『ミシュラン道』から始まったのであるが、現在は食べログ百名店を扱った『百名店道』、横浜家系ラーメンを扱った『家系道』、1年以内の新店舗を扱った『新店道』、町中華を扱った『町中華道』、創業してから30年以上暖簾を守っているお店を扱った『老舗道』、兎に角推したいお店を扱った『推し麺道』と言った具合に多岐に渡っている。
一番歴史のある『ミシュラン道』が一番人気かと言えば、否。
一番人気はまさかの『家系道』なのである。
何故、『家系道』が人気なのかは定かではないが、ネット検索から流れて来てくれているようである。
もはや、横浜家系ラーメンを専門に扱った方が流行りそうではあるが、すぐにネタが追いつかない状況に陥りそうなので、今のスタイルを続けたいと思う。
そんな中であるが、『家系総本山 吉村家』が移転したのをご存知だろうか?
と言う訳で、本日は『家系総本山 吉村家』の移転を調査した
『さむらい流家系道』
をお届けしよう!
さむらい流家系道とは?
“さむらい流家系道”とは、『家系総本山 吉村家』の直系を含む、全国数ある“横浜家系”とされる店舗に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
“横浜家系”と言えば、『〇〇家』と言う屋号が多いが、それだけでなく、インスパイア系のお店も訪問し、ご紹介したいと思っている。
本日は、横浜駅を最寄りとし、近所に移転した
『家系総本山 吉村家』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は卯花月も月末の頃。
突如、『家系総本山 吉村家』が、3月10日で閉店を迎えたニュースを目にした。
まさかと思って調べてみると、そう遠く離れていない近所に移転すると言うではないか。
落ち着いた頃合いを見て、訪問を誓う。
そして、移転から1ヶ月が経過した頃合いを見て、訪問を決めるのであった。
混雑状況を調べてみると、2時間待ちなどもザラにあるような口コミを拝見する。
なるべく並びたくないので、昼営業と夜営業の間のアイドルタイムを狙って、14:45頃に伺うと、店頭には10名程の行列が出来ており、これ以降は少し離れた先に行列の最後尾があるので、と店頭にいたお弟子さんから案内を受ける。
新たなお店の場所であるが、以前の店舗を背にし、目の前の通りの岡野と言う交差点を渡って、そのまま正面の路地を入るとすぐ左手に見えてくる。
家系総本山 吉村家
最寄駅は横浜駅の西口で変わりはないが、相鉄本線の平沼橋との丁度中間地点でもある。
これまでは先に食券を購入してから列に並ぶルールであったが、移転に伴い、現在は最後尾に並び、店員の案内を受けてから食券を購入するスタイルに変更されている。
案内を受けた少し離れた場所には平沼高校があり、その外周の歩道に並んでいくようで、既にそこには30人程の行列が出来ていた。
お店の場所が変わっただけで味も変わっていないのに、何故そこまで並んでいるのか理解が出来なかったが、そもそも移転する前もタイミング次第ではそれ位は並んでいたと言う事だろうか。
いつもピークの時間帯は外していたので、多くても20人位であった印象。
それでも回転は入れ替え制で回転率も良いので、これでも1時間程で座れるのではないかと予想したのであるが、実際に席へ案内されたのは並んでから1時間後と、予想通りにw
店頭の10人になると、食券購入する案内され、店内に。
券売機はプラスチックの券が出てくる、以前の店でも使っていたノスタルジックで味のあるものをそのまま持って来ていたw
腹が減っていたので、中盛チャーシューメン(1080円)に味玉(50円)とのり(60円)をトッピングし、ライス(130円)と小ビール(330円)も購入する。
家系ラーメンと言えば、麺の硬さ、味の濃さ、油の量と言った好みを聞き、作ってくれるのであるが、我輩は全て普通でオーダー。
席へ案内されると、すぐに
『グラスビール』
が運ばれ、銘柄はプレミアムモルツであった。
すぐに時間差で
『ライス』
も運ばれ、こちらはお新香付きであったので、おつまみにして着丼を待つ。
カウンターを見回すと、1階席は15席程で、2階席もある模様。
これまでと同じように好みを口頭で聞いて、メモも取らずに覚えて提供しているようであった。
大鍋で麺を一気に茹で上げ、平ザルで湯切りを行うスタイルも変わらず継続。
ここで最初に提供する方と、後に提供する方の麺の茹で加減が明らかに変わってしまう事から、麺硬めの方から配膳する文化が生まれたそうな。
何より、一人一人の好みを聞いてそれを覚えているのが、凄いw
何度も復唱して店員同士で確認し合っていて、ミスが起きないように気を配っている。
前に『王道家』の清水社長が動画でぶっちゃけていたのが、味濃いめの方の丼にはほうれん草を付けておくと言ったようなカンニングをしているのではないか?と聞かれたのに対し、ガチで一人一人の好みとトッピングを覚えるのが習わしだそうな。
先に麺硬めの方から提供され、そろそろかと待っていると
『中盛チャーシューメン味玉海苔』
が運ばれた。
豚骨と醤油、そして鶏油のバランスの取れた良い香りが、鼻を抜ける。
スープが多いせいか、トッピングが沈んでいて見え辛いが、チャーシューが数枚にほうれん草、味玉、のりがどんだけと言う量が入っていた。
スープが少しぬるいのが気になったが、豚骨と鶏油のコクを感じるスープはしっかりとカエシも効いて美味い!
続いて
『麺上げ』
を行うと、家系お得意の短い酒井製麺の中太麺が顔を出し、安定のバランス感。
そして、本店や直系のお店と言えば、燻した
『吊るし焼きチャーシュー』
が売りで、これが我輩は大好きw
『吉村家』のチャーシューはそこまで燻製感は強くないのであるが、この香りがスープに移ると、香ばしさが生まれ味変にもなる。
なので、あそこまで最初から埋まってしまっているのはナンセンスとも言える。
スープがぬるかった事と、チャーシューが埋もれてしまっていた事以外は完璧であったw
総括
まだまだ混雑しているようであるが、回転率は“1時間辺り40人”程であると思われるので、参考までに。
以前よりも若干値上がりしたように思うが、それでもトッピング一つ一つが、安価で有り難い。
また、相変わらずご自由にどうぞと言った野菜のお土産なども有り、この日は三つ葉が置かれていたw
移転のオープン当初は、中華街で有名な豚清の豚まんのお土産を無料で配っていたそうなw
我輩の育った横浜を代表するソウルフードである横浜家系ラーメンの総本山の味を一度はご賞味あれ!
本日はこれにて御免!
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