やあやあ、さむらいである。
淡麗系や清湯系を好むと言うイメージが強いせいか、それらを薦めると、友人達からはそれ系のらぁ麺をさむらぁ麺と揶揄される。
清湯系が好きな事に違いはないが、我輩は横浜出身と言う事も有って、横浜家系ラーメンも同じように愛して止まない。
基本的に何でも行ける口なのであるが、二郎系は苦手ジャンルである。
食べられない訳ではないが、美味しいと称される店に行っても感想はいつも“麺少なめにして良かった”であるw
ここの二郎系だけは美味しいので通っていると言ったお店は未だになく、出会いたいと思って、懲りずに挑戦し続けているジャンルとなっている。
その内、『さむらい流二郎系道』と言うカテゴリーが誕生する日が来るやも知れぬが、今の所その予定は無さそうであるw
さて、本日であるが、我輩が愛して止まない横浜家系ラーメンを題材とした
『さむらい流家系道』
をお届けしよう!
さむらい流家系道とは?
“さむらい流家系道”とは、『家系総本山 吉村家』の直系を含む、全国数ある“横浜家系”とされる店舗に行き、我輩の感想をここに綴らせて頂くものである。
“横浜家系”と言えば、『〇〇家』と言う屋号が多いが、それだけでなく、インスパイア系のお店も訪問し、ご紹介したいと思っている。
本日はJR常磐線の金町駅を最寄りとする
『ラーメン三浦家』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は睦月も半ばの頃。
この日はまだ、まん延防止等重点措置が発出される前であったので、らぁ麺仲間と“らぁ活”をしようと言う事に。
友人が車を出してくれるので、この日ばかりは軽い遠出も可能となる。
そんな中で我輩が行きたい店があると申し出ると、横浜家系ラーメン好きな友人達と言う事もあって、満場一致で店を決めるのであった。
そのお店と言うのが
『ラーメン三浦家』
なのである。
こちらのお店は『新中野武蔵家』の総大将であられる三浦慶太氏が、地元の金町で2021年8月に創業し、悪天候ながら200人並んだと話題となったお店である。
『新中野武蔵家』の系譜である暖簾分けのお店は、全国で90店舗を超えると言うが、その多くの店がクオリティを守りながら“ごはん無料”を掲げているのである。
我輩も横浜家系ラーメンを食べる時は、基本的にごはんを注文しているし、横浜家系ラーメンはごはんが合うと評判も高いので、無料サービスは大変有難い。
果たして、『ラーメン三浦家』も“ごはん無料”を掲げているのか?
ラーメン三浦家
この日は祝日と言う事もあって、ただでさえ混雑が予想されたが、到着したのはモロお昼時の12:30であった。
地図で確認する限り、お店の場所は金町駅の駅前であったので、近くの駐車場に車を停めて徒歩で向かうと、恐らく『ラーメン三浦家』のお客人であろう行列が見えて来た。
さすがは『ラーメン三浦家』とも思ったが、祝日のお昼時ど真ん中の割には少ないとも思った。
先に券売機で食券を購入してから列に並ぶルールなので、まずは食券を購入する。
左上のボタンにはラーメンが位置し、その金額はなんと650円であった。
次にのり5枚、チャーシュー2枚、味玉、ほうれん草、コマチャとトッピングが豊富になる上ラーメンが隣に位置し、更にトッピングが豊富になるのり8枚、チャーシュー4枚、味玉、ほうれん草、コマチャの特上ラーメンに、チャーシューメン(850円)があった。
原油が上がり、小麦が上がり、食用油が上がり、運送費が上がり、人手不足で人件費も上がり、世界的なインフレが懸念されている昨今で、この価格はどう言う事だろうか?w
慈善事業もしくは、企業努力の賜物以外の言葉が見つからないw
一般的なお店で言う所の特製ラーメンが上ラーメンだと思うが、それが850円となり、更にその上の特上でも1000円と言うのは、コスパが良過ぎではなかろうか?
そして驚く事なかれ、岩手県大船渡産のライスが無料となっているのである!
ちょっと、何十年前の値段設定ですか?w
今は何処のお店も値上げをしている時期であるが、少なくとも我輩が執筆している2022年2月15日現在の価格となっている。
我輩は特上ラーメン中(1100円)と缶ビール(350円)を購入し、最後尾に着く。
この時点で並び人数を数えたが、外待ち15人であったので、祝日のお昼時のど真ん中の割には少ないと言うのはおわかりだろう。
ただ、この時はタイミングが良かっただけのようで、店前のガードレール沿いに、行列はどんどんと伸びて行くのであった。
駅前の商業ビルの1階とわかり易い場所に有り、隣では『某熱烈中華食堂』が営業している事でわかる通り、立地は申し分なく良いのでひっきりなしに続々と人が列をなしていく。
カウンター11席有るので、回転率はそこそこ回っている印象で、およそ30分強で席へ案内される。
横浜家系ラーメンでは味の濃さ、麺の硬さ、油の量と言ったものを好みで作ってくれるのであるが、食券を渡す際に我輩は全て普通でお願いするのが初めて行くお店の基本としている。
更に“ライスは食べますか?”と尋ねられ、普通盛をお願いする。
すぐに
『スーパードライ350缶』
が嬉しい事に、コマチャとほうれん草のおつまみ付で運ばれた。
既に我輩の心はメロメロであったが、問題は味であるw
ラーメンが運ばれる直前に続々と
『ライス』
が運ばれる。
卓上のカッパのお新香はご自由にどうぞとなっている。
麺硬めで注文した方から続々とラーメンが運ばれていく。
こちらのお店では、ちゃんと大鍋でまとめて茹で上げ、平ザルで麺上げを行うスタイルとなっている。
そして、麺硬めで頼んだ仲間から少し遅れて
『特上ラーメン中』
が着丼する。
絵力が凄いが、表面には鶏油が浮かび、濃度が濃そうなスープに、チャーシュー4枚にコマチャ
、ほうれん草に味玉、少量のネギに、これでもかと言うのり8枚w
いつも通り、表面の油を馴染ませてからスープをレンゲですくい、一口頂くと、髄を感じる程の粘度のある濃厚なスープでありながら臭みはなく、パンチを食らったような衝撃を受けるw
これまで食べてきたどの横浜家系ラーメンとも違っていて、その濃厚さたるや、“醤油じゃなくて味噌なのか?”と錯覚する程であったが、めちゃくちゃ美味いw
まさかではあるが、『吉村家直系』以外の横浜家系ラーメンで
『で、あるか!』
が発動したのであったw
続いて
『麺上げ』
を行うと、酒井製麺お得意の短い中太麺。
これが合わないはずはなく、むっちゃ美味い。
実の所、柔麺派である我輩であるが、こちらの『ラーメン三浦家』では普通でも十分、柔めな仕上がりであった。
これは大鍋でまとめて茹で上げている以上、先人で硬めが多ければ柔くなるし、硬めが少なければ硬めな仕上がりとなり、一概には言えない所なのでどうしても柔めで行きたい方は最初に伝えておくのがベストである。
いっぱい過ぎるのりをスープに浸してごはんをかっ食らい
『チャーシュー』
をワンバウンドさせて、ごはんをかっ食らうw
チャーシューは煮豚かと思いきや、しっかりと燻製感も感じるハイブリッドな仕上げ方でこれまた美味かったw
金町に住む方々が羨ましいと感じながら最後は完飲完食するのであった。
総括
少々、汚く見えるので空丼の写真は控えようとも思ったが、スープの濃厚さが伝わるだろうと思い、載せさせて頂いた。
店内では“ごはんお代わりして下さいね~”と言った声掛けが随時行われており、接客も素晴らしいと感じた。
我輩的には久々の大ヒットであったのだが、一緒に来た友人達の反応は美味しいけどと言うが、今いちパッとしない。
美味しいけど、濃厚過ぎるかな?的な感想だったようなので、この辺は好みが分かれる所かも知れない。
そもそも、美味しいと言うのは主観であり、ここでお伝えしているのも我輩の主観で美味しかったものを薦めているだけなので、合わない方もおられるだろう。
少なくとも、我輩の『さむらい流らぁめん道』を読んで下さっている門下生(読者様)の皆様には、納得して頂ける逸杯であると思うので、是非とも訪れて下され。
本日はこれにて御免!
『食べたくなったぜ!』と言う、門下生(読者様)はさむらいの応援ポチすべし!
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