やあやあ、さむらいである。
緊急事態宣言が全国で解除され、幾日かが過ぎた。
一先ずは一安心と言った所であるが、すぐに普段の生活が戻るかと言ったらそうではない。
未だにテイクアウトのみで営業している店も多く、食材の流通の事なども考えたら6月1日から店内飲食を再開すると言う店も。
完全にコロナの脅威がなくなった訳ではないので、これまでと同じようにソーシャルディスタンスや、感染対策を講じた営業を押し進める店がほとんど。
営業時間等もすぐに戻すと言った店ばかりではない為、リアルな情報を案内出来るよう、情報発信していきたいと思っている。
本日であるが、ミシュランには選出されていないが、我輩が都内屈指の銘店であると薦めたい
『神保町 黒須』
をご紹介したいと思う。
訪問日
時は皐月も半ば頃。
緊急事態宣言が関西地域も解除され、残るは首都圏と北海道を残すのみと言った状況下。
そろそろ、首都圏も解除されそうだが、どのようにして経済活動が再開されるのか、再開されたらどのように推し進めるのかと言った感じ。
『さむらい流ミシュラン道』も残す所、最後の1店舗となったが、活動自粛の関係で行けない状況が続いていたので我輩が好きならぁ麺屋を紹介しようと訪れた。
その店と言うのは都営三田線、新宿線、半蔵門線の神保町駅を最寄りとする
『神保町 黒須』
である。
水道橋駅からでも徒歩10分強で行ける距離。
我輩からするとなぜ、『神保町黒須』がミシュランに選出されないのかが不思議な位である。
一番近いのは神保町駅のA1出口から出て左手に進み、大きい交差点を渡った城南信用金庫の裏路地に入ると『神保町黒須』が右手にある。
以前は夜営業も行っていたのであるが、コロナ禍や人員不足の関係で、現在は11:00~15:00の昼営業のみとなっている。
こちらの店主は過去に『有吉ジャポン』と言うテレビ番組の“成り上がりジャポンラーメン編”と言う企画に出て、最終選考まで残った方らしい。
現在、我輩はプチ断食を行っていて、14:00~22:00までの8時間の間しか食事をしていないので、14:00頃到着する。
先客は外待ち1名のみであった。
神保町黒須
外には2名掛けのベンチがあるが、店内にも何人か座って待てる待ち椅子がある。
いつもなら、店員さんから食券を買って中で待つよう案内されるタイミングなのだが、中からお客人が出ても一向に案内される様子がない。
しばらく、待っていると原因がわかった。
配膳をしている店員さんが新人さんであったのだ。
以前、配膳を担当されていた方は厨房に入っていて、店主とらぁ麺を作っていた外国人の店員さんの姿がなかった。
その為、案内がギクシャクしてしまっていたのだ。
食券を購入する際、煮干し系と塩トマトご飯が終了してしまったと言う案内を受ける。
今日来た目的はずっと気になっていたトリュフ香る醤油蕎麦(1250円)であったので、問題はない。
注意すべきは限定麺の頼み方である。
大抵は同じ料金のこちらの食券をお買い下さいと言う案内が壁に貼られており、食券を渡す際に店員さんに限定麺である事を口頭で告げるスタイルとなっている。
正直に言って、こちらのレギュラーメニューである醤油も塩も絶品であるのだが、季節物的な限定らぁ麺があるのだ。
その中でここ最近推していたのがトリュフ香る醤油or塩蕎麦であった。
トリュフ系と言えば『Japanese Soba Noodles 蔦』や、『金色不如帰』と言った、ミシュランで一つ星を獲得しているようなお店が使っているような高級食材である。
レギュラーメニューでさえ、美味しい『神保町黒須』がトリュフを扱ったらどうなるのかずっと、気になっていたのであった。
他に頼んだのはランチでは150円で頼む事が出来る肉飯と限定の和え玉(300円)、お約束のビールである。
中々、ビールが届かないと思っていたが、新人の店員さんは食券機の横の冷蔵庫にビールがある事がわからず、店の外に出て探しに行ってしまうボケっぷりw
思わず、店主が外に呼びに行く様を見てほっこりしてしまったw
お待たせしましたと
『ハートランド小瓶』
が運ばれる。
こちらでも扱っているのは美味しいらぁ麺屋と言えばハートランドと、我輩が勝手に提唱しているが、その例に漏れずハートランドビールであるw
小瓶は450円で中瓶は550円で提供しているので好みの量を選ぶ事が出来る。
こちらの店はらぁ麺の提供スピードが早めなので我輩は小瓶を頼むのであった。
こちらのお店は厨房が奥まった場所に有り、残念ながららぁ麺を作っている姿を見る事が出来ない。
新人さんが頑張っている姿を応援しながら待っていると丁度、ビールが飲み終わった頃に
『トリュフ香る醤油蕎麦』
が運ばれた。
大判のバラチャーシューとレアロースチャーシューが目の前に鎮座し、長い穂先メンマが隠れ、三つ葉が添えられているが、ネギと言った薬味はない。
スープを一口頂くと、まずはトリュフの香りが鼻を抜ける。
これは美味い。
トリュフだけではなく、芳醇でコク深い醤油を感じる事も出来る。
しかし、このトリュフ感をどのように出しているのかはらぁ麺を見ただけでは全く、わからん。
恐らくは香味油にトリュフを使っていると想像するが、兎に角美味いw
しばらく、スープばかり啜ってしまったが
『麺』
を啜るとこれはいつもの物と同じ麺であると思われる。
細めの平打ちとは違うが、四角い食感で少々、柔め。
そして、ランチで来たら注文必須となる
『肉飯』
も運ばれる。
細かく刻まれたチャーシューがこれだけ載っていて150円は安いw
米は麦飯で、プチプチとした食感を楽しむ事が出来る。
らぁ麺を半分以上食したタイミングで和え玉の食券を店員さんに渡す。
この日の和え玉は変わり種で
『ネオクラシックナポリタン』
と言うものであったw
基本的に限定で提供されている和え玉と言うのはらぁ麺に入れる物ではなく、別物と思った方が良い。
もし、らぁ麺の延長で食したい場合は替玉を頼んだ方が良い。
こちらの限定で提供されている和え玉はおまけの油そば的な感覚である。
良く混ぜ、食す。
まさしく、これはナポリタンであり、全く油そばでもないw
ナポリタンとしては美味しかったが、1回食べたら我輩は満足であった。
最後に残ったスープを全て頂き、味玉を頼むの忘れたと後悔しながら、ご馳走様であったと店を後にするのであった。
総括
いやはや、流石は『神保町黒須』である。
『神保町黒須』がトリュフを扱ったらこうなるぞと言うらぁ麺を頂く事が出来たのであった。
しかし、我輩がまず薦めるのはレギュラーメニューの醤油と塩である。
特に醤油好きの我輩が『神保町黒須』の塩蕎麦には一目置いている。
時折、天草大王の鶏と水と言う限定麺をやるのだが、これはとにかく、やばい。
2020年2月29日に頂いて以来見ていないが、年末や特別な時にだけやっているようである。
『これは本当に鶏と水だけで作ったのか?』と言う奥深いらぁ麺と出会う事が出来るであろう。
美味しいらぁ麺はミシュランだけではないと、我輩が胸を張ってお薦め出来るお店である。
本日はこれにて御免!
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