やあやあ、さむらいである。
2回目となる緊急事態宣言が発出され、もうすぐ2ヶ月が経過しようとしている。
一部の府県では2月いっぱいで緊急事態宣言が解除されたが、首都圏は未だに先行き不透明な状況。
3月7日で解除されるのかと期待していたが、都は延長を打診しているとか。
一番の願いはコロナが収まってくれる事なのであるが。
緊急事態宣言下で、営業時間を短くしたり、休業しているお店が多い中、営業しているか気になったお店があったので、早速行ってきた。
そんな訳で、本日は
『さむらい流百名店道』
お届けしよう!
さむらい流百名店道とは?
“さむらい流百名店道”とは、『食べログ』で“百名店”として選出されたお店を訪問させて頂き、我輩の独断と偏見で感想をここに綴らせて頂くものである。
“百名店”は東京エリア・EASTエリア・WESTエリアの三つに分かれて表彰されている。
本日は2017年に“百名店”に選出されると4年連続で選ばれている
『神名備』
に訪問した時のお話である!
訪問日
時は梅月も半ばの頃。
先にも述べたように緊急事態宣言下でもちゃんと、営業しているのか気になったので伺う事に。
と言うのも『神名備』は元から、平日は11:45~14:00までとなり、土日のみ夜営業をしていて、12:00~14:00、夜は18:00~20:00と限られた営業をしている店なのである。
短い営業時間の中でも確かな実力が認められ、食べログ百名店に4年連続で選出されているお店なのだ。
お店は山手線の西日暮里駅を最寄りとしていて、駅を出たら目の前の大通りを左手に進み、突き当りの不忍通りを右手に曲がると、駅から10分程歩いた所にお店はある。
我輩は自転車で訪問したのであるが、店に到着すると外には4名のお客人が待っているのであった。
神名備
我輩が訪問したのは2回目で、大分前の話ではあるが、前回は待たずに入れた。
この日は平日の13:30着であったが、我輩の後に2人並んだ13:40には店閉まいであったので、訪問する際はご注意を。
緊急事態宣言下で有りながらも営業している事が確認出来、尚且つ繁盛していると言うのなら喜ばしい事である。
営業時間が限られている事もあるが、我輩のイメージでは元からどうにも敷居が高いイメージであった。
その理由が店先に貼られた注意書きである。
そこに書かれているのは、乳幼児(及びベビーカー)ををお連れでの入店はお断りするものや、香水等香りの強い方もご遠慮下さいと言った制限があるのだ。
デリケートな店主なのだろうか?
その理由はわからぬが、そんなデリケートな店ならばコロナ対策はどうしているのか気になる所。
回転率は決して良くはないと思っていたが、店内に入って納得する。
店の中にも待ち椅子が有るのだが、待ち椅子も間隔を空けての配置にしていて、店内の客数が10名を超えないように案内していたのである。
カウンター席は間を空けての案内となり、テーブル席も以前のような向かい合わせではなく、隣り合わせになるよう配置していた。
回転率が悪くなるのも徹底したコロナ対策の為で、納得であった。
他にも湿度は50%を超えていて、食器は熱湯消毒、おしぼりはVBおしぼり(菌・ウイルスを99.99%抑制)したものを使用していると言う、徹底ぶり。
席に案内されたのは14:00を回った頃。
メニューは醬油ラーメン(1320円)と塩ラーメン(1320円)と、ごまの酸辣麺(2090円)が有り、醬油と塩にはチャーシューメン(2090円)があって、大分値段が張っている印象。
サイドメニューには季節の炊き込みおにぎり(165円)が有ったが、この日はごまの酸辣麺と季節の炊き込みおにぎりは既に売切れとの事。
我輩は醬油ラーメンに煮玉子(110円)を注文する。
ビールと行きたい所であるが、現在アルコールの提供はしていないとの事であった。
カウンターには香辛料や漢方っぽいものが並んでいた。
回転率はあまり良くないと思っていたが、着丼は思いの外早く、5分と掛からずに
『醬油ラーメン』
が着丼した。
何とも、インパクトのある見た目に圧倒されるが、スープの上にはうっすら背油が浮いていて、もやしの上には大判のチャーシューが横たわり、煮玉子の脇にはフライドオニオン、手前には白ネギが散りばめられているのに、奥には青ネギゾーンもある。
パッと見は二郎系なのかと思われるかも知れないが、似て非なるもので、無化調を謳うラーメンとなっている。
スープをレンゲですくい、一口頂くと無化調で優しい味わいなのに独特な香辛料や薬膳のような奥深い味が口に広がり、後から醬油のキレを感じ、思わず
『で、あるか!』
が発動してしまった。
『で、あるか!』は滅多に発動する事はなく、我輩にとっては最上級の褒め文句となっている。
次に
『麺上げ』
を行うと、黄色、ウェーブ掛かった中太麺が顔を出す。
硬過ぎず、柔過ぎず丁度良い塩梅。
残念ながら店内の撮影や、食べながらの撮影は禁じられているので写真はここまで。
チャーシューは八角が香る味わいでホロホロしていて、見た目とは裏腹に食べやすく、美味しい。
しゃきしゃきのもやしであるが、水気も多い食材なのでカサ増し感が有り、見た目を二郎系に寄せてる感が否めないのでこれは賛否が分かれそう。
それでも、フライドオニオンのゾーンや、青ネギのゾーンでスープの味わいの変化が有り、最後まで飽きる事なく食べ進め、完飲完食してしまうのであった。
総括
会計はレジでの後払いなのだが、支払いは現金のみであった。
何とも制限が多く、敷居が高いイメージであったが、女将の接客も過剰とも取れる位素晴らしかった。
食材を厳選しているとあらば致し方ない所かも知れないが、やはり、値段が高いのは気になる所。
思えばこちらの『神名備』は早くから“千円の壁”を超えていたお店なので、納得される方だけ来て下されば良いと言うスタンスなのであろう。
それでも、我輩は美味しかったのでまた、来たいと思っているし、次回は塩を頂きたいと思っている。
拘りが強いが故、敷居は高いが、是非とも訪れて欲しいお店の一つである。
本日はこれにて御免!
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