やあやあ、さむらいである。
3週間以上前から活動自粛を決め込んでおり、必要最低限の外出に留めて来た。
家ではこうしたブログ記事の執筆活動や、サイトのメンテナンスと言ったテレワークに勤しんでいる。
大好きならぁ麺も我慢し、交通機関を利用せずに済む近所のみで済まして来た。
しかし、“らぁ麺ブログ”を運営していく上でもネタは必要なので、どうしてもと言う時は仕事の一環として“らぁ活”するつもりでいた。
そんな唯一無二のカードをいよいよ、切ったのであるが、そのタイムリーな話題を本日は記事にしたいと思う。
本日はいつもの“さむらい流ミシュラン道”ではなく、純粋に紹介したい店をご紹介させて頂こう。
本日、ご紹介させて頂くのは
『麺処 ほん田』
である。
訪問日
時は卯月も半ば頃。
この日は
『麺処 ほん田』
の営業最終日と言う特別な日であった。
と言うのも、こちらの『麺処 ほん田』であるが、京浜東北線は東十条に店を構えて10年以上が経過したそうなのだが、この度、秋葉原と言う新天地に本店を移店すると言う事になり、こちらの店舗で営業する最終日に訪問したのであった。
実際の本店としての営業は3月30日で終了しており、そこに駆け付けられなかった事を残念に思っていた。
しかし、4月に入ると
『二郎リスペクト』
と言う、“ほん田が作る二郎系”と言う特別営業に突入していた。
過去の実績であるが、水曜定休日を返上して“水曜限定らぁ麺”を提供するようになり、その中でも絶大なる支持を得ていたのが“ほん田が作る二郎系”であった。
過去には何度も“水曜限定らぁ麺”を食してきた我輩であるが、この“ほん田が作る二郎系”は食べた事がなかった。
そもそも、清湯系が好みである我輩にとって、二郎系は苦手なジャンルであった。
二郎系と言えば、『二郎』の直系もそうであるが、数多くのリスペクト系、インスパイヤ系が派生しており、もはや、全てを把握するのは難しい。
こってり系で味濃いめで量が多く、野菜マシ、ニンニクマシ、油マシなどが出来る“あれ”である。
作っている最中に
『ニンニク入れますか?』
と言うコールを受けたらここで自身の好みを言うのがスタイルとなっている。
横浜家系らぁ麺では注文を受ける際に
『お好みはありますか?』
と、問われ、味濃いめ薄め、油多目少な目、麺固め柔らかめと言った好みを受けるのだが、
二郎系ではらぁ麺が仕上がる直前にこの
『ニンニク入れますか?』
と言うコールで好みを伝えるのがルールとなっているのである。
有料なのか、無料なのか、店に寄るのでここでは割愛させて頂くが、野菜マシにするか、ちょいマシにするか、中には野菜マシマシと言う、丼に山盛りとなっても無料の所がある。
知らない方は二郎系ではラーメン小を頼む事をお薦めする。
ラーメン小でも店に寄っては世間一般の普通のらぁ麺よりも多い可能性が有るのだ。
初めての店では大食いに自信が有る方以外は普通にした方が良い。
そんな我輩が苦手とする二郎系であるが、過去を思い返してもここの二郎系ならまた食べたいと、思えた事がないのが苦手とする原因の一つであった。
同じ店に二度行った事がないのである。
ここもダメかと幾度となく挑戦してきた結果であった。
そんな中である。
多くの“ほん田ファン”がいる中、二郎系は苦手な方が
『ほん田の二郎系は美味しい』
と謳っているのである。
嘘か誠か、一度は挑戦したいと考えていたのだが、この“ほん田が作る二郎系”の特別営業をしばらく続けると言うではないか。
普段の特別営業の中でも“ほん田が作る二郎系”の日は混雑している様子であったのだが、連日二郎系と言うのなら混雑が緩和されていそうであった。
さすがに食べに行くにしても、昨今の状況を考えると行列は密になるので避けたい所。
となれば、平日の開店前に行くのが一番ベストであると考えていた。
更に交通機関を利用しない手段として7Km近い道のりを自転車で行くつもりでいたのである。
しかし、天候にも恵まれず、いよいよ最終日の4月13日を迎えてしまう。
この日の天候は土砂降りであったのだが、最終日と言う事で混雑するだろうからと、諦めていた。
しかし、夕刻の店のツイートを見ると待ちがないと言うではないか!
恐らく、この土砂降りが影響しての事であるが、夕飯時を外せば並ばずに有り付けるのでは?と考えたら居ても経ってもいられなくなったのであった。
麺処ほん田
こちらの外観は以前撮影したもので当日は土砂降りである。
看板の『21』と言う数字はこの『麺処 ほん田』を開業したのが店主が若干、21歳の時であったからだと言う。
『麺処 ほん田』をご存知ない方に簡単に過去の文献を参考にご紹介させて頂くと、
『麺処 ほん田』を営む本田氏であるが、北池袋の『大勝軒』の流れを組む“麺屋こうじグループ”で修行し、若干21歳でこの東十条の地で『麺処 ほん田』を開業するのだ。
2008年に開店して以来、この地で10年以上営業を続け、多くのファンを取り込んで来た。
我輩は若輩者ながらそのファンになった一人である。
この『麺処 ほん田』も凄いのだが、現在話題となっている店の修行元を見ると
こちらの『麺処 ほん田』で修行したと言う店が出てくる出てくる。
例えば、“2020TRYラーメン大賞”で新人大賞に輝いた『宍道湖シジミ中華蕎麦琥珀』の店主が修行したのもこちらの『麺処 ほん田』であったと言う。
また、要町の『麺処 篠はら』の店主は本田氏の一番弟子であると言う卒業証書を貰い受けている事は有名である。
そんな『麺処 ほん田』が作る二郎系とはどれ程の物なのか?
期待が高まるが、大雨の中、電車を乗り継ぎ向かう。
普段なら帰宅ラッシュに差し掛かろうかと言う時間帯であったが、電車内は空いているイメージ。
人と対面したくないので座る事はせず、距離を置いて扉付近に立っての移動。
店に着くと外には2名の待ち客が。
こちらの店舗では食券を購入してから並ぶのがルールである。
食券を購入し、列に加わり、店員さんに食券を渡すと、程無くして店内に案内される。
席には先付けの如く、ビールが配膳されているのは流石である。
我輩が購入したのはエビスビール(350円)の缶ビール350缶と小らーめん(900円)、味玉(120円)、生卵(50円)、豚カス入り味付きアブラ(50円)であった。
着席すると、すぐさま
『良かったらつまんで下さい』
と豚の端と野菜にカスアブラが乗ったおつまみを頂く。
こちらは酒類を頼むと付けてくれる嬉しいサービスであるのだが、これは秋葉原に移店しても続けて欲しいサービスである。
この頂いたおつまみを食べて決めた。
コールはちょいマシに留めるつもりであったが、全マシにする事を決めたのであったw
配膳を前に
『ニンニク入れますか?』
のコールと共に全マシを伝え、配膳されたのがこちらの
『小ラーメン味玉入り』
である。
スープを飲ませるつもりもないのか、レンゲは付いて来ないw
欲しい方はレンゲを口頭で頼む必要がある。
そして、時間差で
『生卵と豚カスアブラ』
が配膳される。
まずはスープと行きたい所であるが、スープに辿り着けないのでまずは山盛りに盛られた野菜からやっつけていく。
上に乗った味付きのカスアブラを絡めながら野菜をドンドンと食していき、トッピングで頼んだ豚カスアブラを乗せていく。
ここでやっとこ
『麺上げ』
である。
麺は二郎系特有のワシワシした太麺。
生卵の使い方は掛けるのではなく、混ぜてつけ麺のように食すのである。
豚カスアブラも掛けるだけでなく、これにもつけ麺のように
麺を絡めて味変を楽しむのである。
味玉は我輩好みの
『安定のドロっと系』
であったw
最後は豚カスアブラも全部、丼に掛けて完食するのであった。
総括
残念ながら、味が濃すぎてスープを完飲する事は出来なかった。
しかし、活動自粛ながら最後に並ばずに
『ほん田の二郎系』
を食すことが出来て大変、満足であった。
完飲とはならなかったがしっかりと完食した。
二郎系を苦手とする我輩であったが、さすがは『麺処 ほん田』であった。
とは言え、もう一度食べたいか?と、問われると、いつもの“ほん田の特製醤油らーめん”の方が食べたいとなるw
新店舗となる秋葉原の方が近くなるので早い所、移店して欲しいと願うばかりであると書こうと思ったら、4月15日に告知なしでオープンしただと?
これは早急に行かねばならぬと、誓うのであった。
本日はこれにて御免!
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